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最大限に常人社会に符合して修煉する

 文/John Nania(ニューヨーク)

 (明慧日本)師父、こんにちは。同修、こんにちは。

 本日、私の発表の題名は「正法時期に最大限に常人社会に符合して修煉する」です。

 法輪功の修煉を始める前、私はいろいろな経歴を持ち、ビジネスも成功しています。私はかつて海外に留学して働いており、米国のいくつかの州に居住して、教育機関、連邦政府、ある大手銀行、販売会社、出版社に各種の職務を担当してきました。1995年、私はコンピュータ・ネットワークの特別プロジェクトを開発して、小規模なコンサルティング業務を始め、比較的に裕福な生活と自由な時間を手に入れ、好きな都市で住宅を購入できました。私にできないこととは、結婚したい人を見つけて家庭を作ることです。これは私の能力範囲を超えたこととも言えます。

 1999年に修煉を始めてから、ある時期に自分の普通の生活を完全に放棄して修煉に没頭しようと思いました。しかし、学法を重ねるに伴って、私達の修煉の道ではない、私達は常人社会で修煉を行っていることを意識しました。私は引き続き取引先に品質が良い商品を提供していましたが、いつまでもこのようなコンピュータの仕事をし続けるのは私の本意ではないと考えていました。

 そして、私はよく全米の各地を旅して真相を伝え、ジュネーブ、アイスランド、タイと南アフリカにも行きました。法輪功を修煉してから、私の健康と性格の好転を友達と家族は見ていますが、私の財務と職業について彼らは心配を抱えるかもしれません。彼らは多くは言っていませんが、私のような中年男性が数年以来お金を殆ど稼がない、旅をしてボランティアに従事するのは、多少異常だと思っているかもしれません。

 私は、2004年初頭に「大紀元時報」の仕事に参与し始め、2004年8月、私達は初めての英文版「大紀元」新聞の出版を準備する時に、ニューヨーク市で真相を伝えるプロジェクトも始まりました。私は、ミネアポリスの住宅を賃貸に出してニューヨークに来て、週7日「大紀元時報」で働いていました。

 時間が経つにつれ、「大紀元時報」は近い将来に、企業として成功する条件がまだ備わっていないことが分かり、私は進捗の遅さにだんだん落ち込んでいました。ある同修は、私の状態が「とても苦しい」と言いました。

 師父は「2004年ニューヨーク国際法会での説法」で、多くの法輪功学習者が必要とされていることをおっしゃいました。「もしこれらのマスコミが良い効果を得るためには、人的と物的の問題を解決しなければならず、人手を増やさなければなりません。ですから、この点から見れば、西洋人の学習者で参加している人は本当に足りないのです」。

 私は最初から自信満々で、「大紀元時報」は現在法輪功学習者が英語圏の主流社会に向けて大規模に真相を伝える最も良いルートと思いました。「どうして多くの同修がこの明るい将来を持つ会社に、もっと多くの力を注がないのか」と、私は喪失感を抱えて自分に問いました。

 どうして、多くの同修が「大紀元時報」にもっと多くの力を注がないのかを、質疑していくうちに、私は自分の考え方の正しくない部分にも気づきました。私は「大紀元時報」が成功でき、正法の中でその使命を果たすことを願っています。勤勉に働きながらずっと外に向かって探しました。もしかしたら「大紀元時報」の管理層になった私自身は、多くの同修が「大紀元時報」に力を注ぐことを妨げた要因になったかもしれないと思いました。

 その間、私はニューヨークで100パーセント「大紀元時報」の仕事に没頭して、交際の時間、ニューヨークの活力あふれる生活を体験する時間がなく、お金を稼ぐ時間さえもありませんでした。一生独身は私の修煉の道であり、私はすべての時間を正法時期大法弟子の「3つの事」、特に「真相を伝えること」に費やすべきだと、このように悟っていました。

 結婚について考え方が変化したその時、私はある女性同修と出会い、2人はすぐ結婚を決めました。多くの家族と古い友人に彼女を紹介した際、彼女はとても良い人だと、みんなが私達の結婚をうれしく思い心から祝福してくれました。結婚を突然決めましたが、二人とも40歳を超え、もう若い子供ではなく、結婚を真剣に考えた結果だとみんなが分かって、心から喜んでくれました。当然、我々2人とも法輪功学習者であることもみんなが知っています。結婚の一つ良いところとは、家族と友人に法輪功に対して良いイメージが深まることです。彼らから見ると、私は法輪功を修煉した後、正常な社会から離れず、かえってもっと常人社会に溶け込んでいるのです。

 修煉しない人たちは、私達修煉者の言動を観察し、その言動で法輪大法に対する評価が決められたのだと、人生の大事な決断をする時に私はそれが分かりました。

 2006年、私達は結婚して、現在妻と1人の息子がいます。妻と息子がカリフォルニア州からニューヨークに引っ越してきました。私は家族を養うためにコンピュータ・ネットワーク—私の熟知の分野で仕事を探し始めました。

 私はこの分野の資格勉強・受験に努力しました。何回もの成功の可能性が高いような面接を受けましたが、全て落ちました。この時、妻は他の同修の経験を私と一緒に分かち合いました。それは、面接を受ける時に真相を伝えなければならないことです。就職のチャンスを得るかどうかに関わらず、面接は面接官が法輪功学習者と顔を合わせる唯一の機会かもしれないので、適切な方法を見つけて彼らに事実の真相を教えるべきです。みんなが真相を待っているはずです。

 そして、とても良い就職のチャンスが現れました。3回の面接とも「大紀元時報」オフィスの近くで行われ、とても便利です。毎回の面接に私は「大紀元時報」を持っていきます。私は彼らに、この新聞の運営を手伝うためにニューヨークまで引っ越してきましたが、十分な給料を得られないため自分の熟知している分野で仕事を探していると説明します。新聞と法輪功に関する話題は良い効果があり、2007年4月、私は現在の会社に採用されました。ニューヨークに来てから2年半経って、はじめて会社に勤め家族を養う生活を始めました。

 最初、取引先に良いサービスを提供するために、真面目に仕事を頑張りました。しかし、仕事の展開につれ上司からもっと大きな権限を任せられないため、私はだんだんやる気を緩めました。一部の同僚に真相を伝えましたし、ある日の昼食時間に4人の同僚を連れて「真・善・忍」美術展も見に行きましたが、自分のやることはまだまだ足りないと感じました。一法輪功学習者として、何百人の衆生の中に身を置いて、彼らにまだ充分に真相を伝えていないと思っています。

 仕事の場は修煉の場です。この会社の全員、及びかつてのビジネス活動に私と出会った全ての人は真相を待っている。私から真相を聞くために彼らは数千年も待ったと、私は分かっています。

 私の上司は9月に突然、解雇され、新しいマネージャーが就任しました。昼食時間に、新しいマネージャーに第1と第2セットの功法を見せましたが、更なる洪法をしていませんでした。妻と一緒に彼ら夫婦を連れて、新唐人クリスマス公演を見に行き、また会社の他の人にメールを出したり、ポスターを貼ったりして新唐人公演を薦めましたが、なかなか何の結果もありませんでした。やはり私の正念正行はまだ足りないからです。

 今年1月、私は会社の全員にメールで新唐人の新年祝賀祭公演の案内を出したため、社内で厳しく怒られました。妻は、私の会社の社長に無料の招待券を送ろうとしたら、私の上司は電話をかけて、とても怒っていたそうです。この衆生を救い済度することについて、何らかの力が私達を妨げているようです。

 もう一つマイナスのことは、私は扉と窓がある広い事務室から、階下の騒がしくて忙しく狭い事務室に移動しなければならないことです。

 2月に、上司は私と話をして、彼がたくさんの仕事を完成するために抱えるプレッシャーに言及しました。その後、私はもっと多くの仕事を振られて、全てが順調に進んでいるかと思っていました。しかし、3月初めのある金曜日、私の上司とさらに上の上司が私を呼び出しました。どんな事が起ったかをわからないのですが、彼らは私の仕事ぶりを怒っているとすぐ分かりました。彼らはとても怒って、多くの説明などせずに、期間内にいくつかのプロジェクトを完成するようと指示しました。その上司とさらに上の上司が「今日の談話を記録に残します」と言いました。このような話は従業員を解雇する前兆です。

 私は大変驚きました。私はずっと自分がとても良い人で、やるべき仕事もちゃんとやっていたと思っていました。

 同修たちの助けで、私は現状がよく分かりました。ある同修は、上司と一緒に自分の仕事ぶりについて話をしてから、やっと普段の仕事に全身全霊で力を注がないといけないことが分かったと、私に教えました。こうして常人社会に対して責任を果たしただけでなく、彼女が「大紀元時報」での仕事のためにもなりました。ここで仕事をしっかりとできたら、どこででもしっかりとできることに等しく、連帯関係があります。真相を伝えることを第一位に考え、昼間の仕事時間に怠けて体力を節約することは、してはいけないことです。と、彼女が言いました。

 この事件に関して妻も私と多く交流しました。彼女の助けで、私は全身全霊で仕事に注いでいなかった。上司は私の助けを必要としていますが、私は心から彼を支えようと思っていない、人のことを優先に考えていないなどに気づきました。時々、我々の修煉の原点を覚えさせるために、このような小さい危機が必要です。会社の仕事をやる時、実は私はいつも「よし、ここで時間を費やしているのは、給料を得るためだけで、一刻も早くここを離れて、本当に重要な事、「大紀元時報」での仕事をしたい」と思っています。給料をもらえるコンピュータ関連の仕事をやっていますが、私の本当の仕事は「大紀元時報」にあると、貴方がよくこう言っていると、妻が教えてくれました。そうですね、いつの間にか私はすべての人に「毎日の会社の仕事は、私の本当の仕事ではない」と言っていました。会社の事務室でも、かつてきっと誇示したことがあったと思います。

 突然の出来事に私は少々驚きましたが、上司が大きなプレッシャーを抱える時期に、私は全力を尽くして残業もし、彼を支えようと決心しました。人に悪いと言われても本当に悪い人とは限らず、人に良いと言われても本当に良い人とは限らない。この言葉をこれからしっかり覚えます。仕事に強大な正念を発します。最も重要なのは、これから外に向けて彼らと言い争いをせずに、内に向けて探して自分の誤りを訂正し、良くできるように今から頑張ろうと思うようになりました。

 翌週の月曜日、上司は私に詳しいプロジェクトを渡し、4週間以内に完成すると指示しました。プロジェクトの討論をする時、彼は怒って私に多くの不満話をしました。私は静聴して、最後に穏やかな態度で「それでは、今から着手します」と言って会話を終えました。その週、上司はまた2007年の仕事評価報告書を私に見せましたが、評価は非常に悪かったのです。報告書を見てから私は無言で彼の机に返したら、彼は何回も「今日中に評価報告書について貴方の感想を書かなければなりません」と言いました。それで私はこの報告書を持って自分の席に戻りました。

 その日、私はある同修と一緒に昼食をし、短期間に大プロジェクトを完成することを手伝うと言ってくれました。昼食後、私はその評価報告書について自分の感想を書いて、メールでその同修に送信しました。彼は、よくできていますが、「真・善・忍」の内容を加えたら、尚更良いと言いました。私は自分の感想に、「『真・善・忍』の原則に従う人間として、これから毎日毎日仕事を頑張り、上司の期待に応えられる、又はそれを上回るような実績を出したい。こうできるように頑張りたいです。」と内容を追加しました。

 上司が私の感想を読んで、「このような受け止め方は良かったです。私の印象に深く残ります。貴方はこの評価のために言い争いをしないことに嬉しく思います。」と言いました。

 それからの何週間、私は仕事を頑張って、内に向けて探し、発正念をして、いかなる可能な方法でもって上司を支えようとしたので、情勢は早く好転しました。4週間目になっていないうちに、上司は私の仕事ぶりに対して頷いて、私は今本当に仕事に心を注いでいると感じました。昔「身は曹営に在りても心は漢に在り」のような姿ではないと言ってくれました。そして彼は、貴方の働く態度に関する論争を忘れて良い、以前貴方に少し偏見を持ちました。これから時間を作ってぜひお話しましょうと言いました。そのときは、私はもっと深く法輪功の話をしようと思いました。

 この4週間に、私は一部の仕事をやり遂げましたが、プロジェクトを完成したわけではありません。これは、真に大切なことは、仕事評価報告書に書かれた内容でなく、私の心だということを教えているのです。今になって、上司とその上の上司が、なぜ私にこんなに怒って感情的になったのか、本当の原因が分かりました。彼らは私が真相を伝えるのをずっと待っているのに、私は何もしていない。そのため、彼らは怒っているのです。今彼らは私の働く態度に文句はないですが、実は彼らはまだ真相を待っています。私がこの会社に勤める本当の意味はここにあります。

 この出来事から、仕事が無くなったら収入も無くなりました。しかし、収入は最も大きな損ではなく、最も大きな損は真相を伝える機会を失うことだと、私は悟りました。私は、家族と友人と将来のボスに、元上司が解雇されて今の上司は、私のことを気に入らないと説明したら、彼らはこのような理由を受け止めるかもしれません。しかし、こうすると私はボス、上司とこの会社の全員に真相を伝える機会が永遠に失うようになります。もし法輪功学習者の私は良い従業員でないと思ったら、彼らが決して私が話す真相に耳を傾けず、そして二度と法輪功学習者と話をする機会がないかも知れません。それでは、これらの衆生は不幸に永遠に真相を知る機会とすれ違って、救い済度されることができなくなります。これは、私が日常仕事の中で、倍以上の努力を払う最も深い最も切実な動機です。これも私の「本当の仕事」です。

 社会でどんな階層に在っても、どんなことをしても良い人でなければならないという修煉者に対する基本的な要求について、私達はたくさん聞きました。もし、私は日常の仕事で良い人でなければ社会に責任を果たしていないことになり、真相を伝えることもよくできるわけがありません。これは私が現実から学んだ良い教訓で、決して忘れたりしません。私を目覚めさせた警鐘に感謝します。

 私は自分の仕事から学んだ多くの経験と教訓を「大紀元時報」の仕事に持ち込みました。私の会社でマネージャー達がどのように会社を管理するかを見て、私は「大紀元時報」で良いマネージャーになることに役立ちます。しかし、私の習った最も大切な、忘れられないことは修煉の原点です。外ではなく内に向けて探して、どんな時でも他人のことを優先に考えて、衆生に慈悲心を持つことです。

 師父が「2007年オーストラリアでの説法」で説かれた商売を営む大法弟子が、他の大法弟子を雇用する内容を覚えていますか。急ぎの仕事がある時、従業員大法弟子はボスに「私がここにいるのは仕事のためでなく、修煉のためなのです」と言う人がいるそうです。

 私自身を例にすると、以前『大紀元時報』で困難に遭った時、上記の従業員大法弟子と同じくらいの良くない思いを私も抱えていました。「私はここで修煉しているではなく、ここで働いているのです。」今の私はまったく違う認識ができて、違う方法で対処できるようになっています。

 全てのことをバランスよくやるのは、本当に難しいです。真相を伝えながら家庭と仕事を両立させるのも難しいのです。どんな事をしても最善の努力を尽くして、どんな時でも修煉を忘れずに、大法の原則に従うことをここ数年のことを経験して、今の私は以前よりもっと分かっています。無数の衆生は、私達を待ち望んでいます。

 法輪大法弟子として、全てのことをやる機会をくださった師父に感謝致します。

 (2008年ニューヨーク法会発表原稿)

 2008年6月8日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/5/28/179271.html

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