日本明慧
■印刷版   

ジャムス郊外の裁判所:法輪功修煉者に不法判決を下す

 (明慧日本)2008年5月23日、黒龍江省ジャムス(ジャムス)郊外にある永紅裁判所は、ジャムス在住の法輪功修煉者・馬多さん(26歳女性)の裁判を開いたが、馬さんが不法な審理に抵抗した為、早々に休廷し終了した。馬さんは現在ジャムス留置場に拘束され、既に5ヶ月になる。

手錠と足かせをされた法輪功修煉者・馬多さん

 5月23日午前10時頃、法輪功修煉者・馬多さんは手錠と足かせをされたまま、ジャムス留置場から郊外の永紅裁判所へ送られた。裁判長・汝興徳が網羅した偽の「証拠」を並べ、所謂「法律手続き」を規定どおりに行った後、最後に「『邪教』を利用し、『法律』実施を破壊」といった無実の罪で馬さんを裁こうとした。それについて、馬さんは「信仰には何の罪もない。法輪功の『真・善・忍』に従ってよい人になることには何の罪もない。中共政権が法輪功修煉者に無理やり罪名を捏造するのは違法な行為である」と自ら無罪の弁護をした。裁判所は早々に休廷し審判を中止した。不法な審判は1時間もかかり、3名の偽の「証人」が証言したが、その中の一人は「李春明」という。

 2007年12月13日朝6時50分頃、ジャムス郊外公安局長虹派出所の副所長・滕岩は、3人の警察官を連れて馬さんの家に押し入り、馬さんの母親邱玉霞さんを強制連行した。しかもパソコン、プリンター、DVDレコーダー、VCDプレイヤー、約2000元(3万円相当)の現金、3万元(50万円相当)の通帳、身分証明書及び給料カード、PDA、MP3プレイヤー、携帯2台などの家財が巻き上げられた。当日10時頃、馬さんは休みを取って会社(ジャムス移動通信会社光復営業所)を出たとたん、長虹派出所の警察が彼女の会社に行き、彼女を戻らせるように上司と交渉した。結局、馬さんは上司の「会社に用事がある」という嘘に騙され、会社に戻ったところを強制連行され、ジャムス留置場で拘束され今に至っている。

 馬さんの母親・邱玉霞さんは留置場で迫害され危篤状態になった為、17日後、派出所に1000元を巻き上げられ釈放された。現在、家に帰れず路頭に迷う生活を余儀なくされている。

  (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年6月12日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/6/6/179810.html