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ローマ刑事裁判所:中国語新聞の法輪功に対する誹謗中傷に有罪判決

(明慧日本)イタリアのローマ刑事裁判所裁判官・Iannolo氏は2008年6月3日、中国語新聞紙『新華時報』が法輪功に対して名誉毀損したとして、『新華時報』の社長及び名誉毀損の記事を執筆した作者に対して有罪判決を言い渡した。5年にわたり、20回に及ぶ裁判でのやり取りを通して、ローマ刑事裁判所は、『新華時報』の法輪功に対する犯罪行為を認め、判決を60日以内に発表する予定。

 イタリアの法輪大法協会及びイタリアの法輪大法協会会長・Alfredo Fava氏が勝訴した今回の訴訟は、イタリアの法輪大法学会がイタリアにおいて二度目の類似事件での勝訴となる。

 イタリアの法輪大法協会を代弁したRossodivita Giuseppe弁護士は、勝訴を告げられてから、「私たちはまだ判決の具体的な内容を待っていますが、この案件が長い期間を経て、最終的に勝訴したその意義は非常に大きいと思います。特に、今回の裁判が審理される最中に法廷は初めて中国大使館及び領事館で展示された写真等を証拠にしていることや、中国大使館が、これらの写真の事実性を立証できないことから、写真はすべて法輪功に対する名誉毀損であると判断した点が非常に重要だと思います。ローマ刑事裁判所は全面的な判断を経て、検察の求めた罪状以上の判決を言い渡したと思います。被告側は、『新華時報』において判決の結果と言い渡しの内容を公表することで、ローマに住む華人の法輪功への誤解をとき、特に法輪功への名誉毀損を認めることを公表することを求められています」と話した。

 イタリアの法輪大法協会のAlfredo Fava氏は、判決は妥当であり、そしてニューヨーク・フラッシングでおきた法輪功修煉者への襲撃事件及びその他の法輪功を誹謗中傷する記事を書いた記者に対して、イタリアの判決は、まさにこれらの中国共産党の指示の下で、法輪功へ迫害を加えようとする者への警告であると指摘した。

 勝訴事件概要:ローマで出版されている中国語の新聞紙『新華時報』は2001年12月8日と2001年12月4日に中国在ローマ大使館内で展示された法輪功を誹謗中傷する写真展について報道し、報道の中では特に法輪大法及び法輪功の創始者の名誉を毀損した。その後、イタリアの法輪大法協会は『新華時報』を名誉毀損としてローマ刑事裁判所に提訴した。

 2008年6月14日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/6/12/180106.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/6/13/98129.html