自尊心について
(明慧日本)人々はよく「この子は自尊心が強いね。すぐに怒る」などと言うのを聞くことがあります。言い換えれば、すぐに感情的になったり、怒ったりする根源は、自尊心にあるのかもしれません。
自尊心は常人の中でも良いことではありません。自尊心はえてして逆境の中から生まれるものです。それは逆境の中での良くない心理状態であり、困難を乗り越えようとせず、自分の運命が良くないと思い、自分を守り、人に同情されるのを恐れ、人に見下されるのを恐れているために、自分自身を守ろうとして自分を殻の中に封じ込め、そのため他人が自分より良くできているのを恐れ、そして嫉妬するようになります。自尊心は常人の中でも健康的な状態とは言えません。実は情が傷つけられることによってもたらされた私心です。
自尊心に触れると、直ちに被害妄想に陥り、怒ったり、理性的でない行為に出たりする人がいます。さらに生活の自信をなくし、殺人放火などの行為に出る人もいます。自尊心はなんと恐ろしい心でしょう。修煉者にとって、それはきわめて強い執着心であり、魔の表れであり、悪の根源です。「悪い人は嫉妬心の行き着く末に、自分のため、怒りのために、自分のことを不公平だと言います」(『精進要旨』「境界」)。ですから、自尊心は必ず取り除かねばなりません。師父は「これから、人から言われたくない人は、つまり精進していない人です」とおっしゃっていました(『ロサンゼルス市での説法』)。自尊心は修煉における大きな障害であることが分かります。ですから必ずそれをはっきりと認識した上、取り除きましょう。
2008年6月18日
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/6/18/180412.html)
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