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南京の法輪功修煉者・張雪峰さん一家が7年間にわたり受けた迫害

(明慧日本)南京の法輪功修煉者・張雪峰さんは2001年2月に強制連行され、南京市下関区裁判所で8年6カ月の実刑判決が言い渡された。現在、張さんは蘇州労働教養所に7年間にわたり監禁されている。その間に張さんの家族もさまざまな迫害を受けている。

  張さんの14歳の息子は精神的に大きなプレッシャーをうけ、深く傷ついている。2003年にSARSが流行した際に祖父の張瑞江さんが思想改造施設に連行され、両親も共に労働教養所で迫害を受けていた。わずか9歳の子供が自分で生活をしなければならなかった。今になっても、長期にわたる迫害や何度も家族が強制連行されるのを目の当たりにしたことで、電話やドアノックの音を聞くだけで恐怖感が湧き、緊張してしまう。

 2007年、警察は張さんの妻の強制連行に失敗

  2007年7月25日午前8時過ぎ、南京市下関区の610弁公室の陳冬暁の指示で、610弁公室のメンバー、警察、五所村住民委員会などを含む7、8人が張さんの自宅に不法に侵入し、張さんの妻の劉開梅さんを思想改造施設に強制連行しようとした。

  当時、劉さんの母親は病気のため、娘の家で休養しており、子供も夏休みのため自宅にいた。劉さんは断固として思想改造施設に行くことを拒否した。そこで、警察たちは行かないならずっとそこに居座って出て行かないと言い出した。また、「政府がすでに決めていることだ。行かなければ、後でさらに警察を呼んできて引っ張っていくぞ!」と劉さんを脅した。それでも劉さんが善の心で、彼らに真相を伝え続け、善悪には報いが来る道理を伝えた。

  そして、昼12時10分ごろ、劉さんの母親が部屋から出て来て、警官たちに「娘がもし刑事犯罪をしていたなら、あなたたちが来なくても、警察署まで連れて行きますよ。でも、法輪功を修煉しているだけで、罪も犯していないのに、何年も監禁されてやっと戻って来たと思ったら、また連れて行かれるなんて、あなたたちに良心っていうものはあるのですか? 今日は絶対に行くことは許しません! 生きられないほど追い詰められたら、私はここで自殺するしかありません!」と叫んだ。警察たちは何も言うことができないまま、逃げ出した。そのとき、時計の針はすでに午後1時を指していた。

 2007年、張さんの両親が強制連行された

  2007年11月6日、南京市浦口区警察の陳建寧等3人が張さんの自宅に侵入し、63歳になる張さんの母親の陳金華さんを強制連行した。それと同時に、警官の陳建中がほかの警官と共に張さんの父親の張瑞江さんの自宅の家財を強奪しに行った。

  その後、張さんの親族は何度も浦口警察署に釈放を求め、真相を説明したが、容疑者であるため釈放できないと言った。母親の金華さんが留置場で1カ月監禁され、事情聴取されてから、また思想改造施設へ移送された。家族がまた釈放を求めたが、結局面会すらできなかった。思想改造施設に移送された翌日、金華さんの血圧がいきなり210まで上がり、入院しなければならない状況で、やっと釈放された。金華さんが法輪功の修煉を始めて10年間ずっと健康で、病院に行ったことすらなかったのに、32日間にわたり迫害された結果、病人になって戻って来た。

  張雪峰さんは半年にわたり隔離監禁され、面会できない状況が続く 

  張雪峰さんは現在蘇州労働教養所に監禁されており、7年間自由もなく、迫害され続けている。2006年12月からの1年半、家族は面会もできない状況が続いている。2008年旧暦正月直前に、張さんが再度修煉をやめないことを表明したので隔離されて監禁された。このような状況は約半年も続いている。

  張さんは2005年夏にも不法に約3カ月隔離されて監禁されたことがあった。しかし、法律によれば、その期間は最長で15日間であり、警察はまったく法律を守っておらず、許しがたいことである。

  2008年3月末、張さんの両親と妻が法律に従って、一緒に蘇州まで面会に行ったが、警察に拒否された。隔離されて監禁されているのかと聞いたところ、否認された。 

  張さんに面会することができなかったが、その諦めない姿勢が警察を大いに驚かせたようである。そこで労働教養所、610弁公室、警察、住民委員会は力を合わせて、新たな陰謀を企んだ

 70代の父親・張瑞江さんが2008年に再度強制連行された 

  2008年4月15日、浦口区の警官・陳建寧をはじめとする警官や地区幹部数人が張雪峰さんの父親の張瑞江さんを村の政府オフィスまで呼び出し、強制連行した。家族がそこで釈放を求めたところ、すでに南京市内610弁公室の思想改造施設に移送したと伝えられた。家族がまた市政府敷地内にある610弁公室に行こうとしたが、その敷地に入ることすらできず、電話で問い合わせしてもまともな返答もしてもらえなかった。

 張瑞江さんは元南京市新華小学校の優秀な教師であり、人柄が優しく温厚で、修煉してから持病の肺結核、腰痛、便秘が治り、また終始真・善・忍を基準にさらにいい人になろうと努めていた。

 そんな張瑞江さんはすでに71歳と高齢で、強制連行されてから2カ月も経った今、どこにいるのかも、体調がどうなっているのかも分からないままである。

  南京610弁公室及び思想改造施設の情報があれば、ご一報をください!

  (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2008年6月18日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/6/16/180365.html