事故を起こしてから
(明慧日本)去年の夏、江西省のある池に、私営企業の支配人の阿福さんとその友人が魚釣りに来た。大法弟子の陳さんは阿福さんに彼女が法輪大法によって心身とも健やかになり受益したことを話し、大法が中国で被っている不当な迫害についても話した。そして「三退」(訳者注:中国共産党少年先鋒隊、青年団、党員から脱退すること)することによって命が助かることを教え、彼にも三退を勧めた。陳さんが少し話すと阿福さんはすんなりと受け入れ、一緒に来た友人にも三退を勧めた。
阿福さんは少し前に経験したことを話し始めた。少し前のある日、彼は自家用車で走行中に不注意でバイクに乗っている若い女性の阿誠さんにぶつけてしまった。彼女のバイクは即座に壊れ、それを目の当たりにした阿福さんは慌てて自分から賠償金の話を持ち出した。しかし阿誠さんはお金を受け取ろうとしなかった。ひょっとして千元では足りないのかと思い、どうしたら和解できるかと尋ねた。すると彼女は非常に誠意を持って「私は法輪功修煉者なので、常日頃どこでも良い人でいることを心かけています。他人から金品をゆするわけにはいきません。私のバイクは帰ってから自分で修理に出せます。今日の事故には私も責任があります。お金の弁償はいいです」と言った。彼女はまた彼に自分の夫も法輪功修煉者だったが、迫害によって亡くなったので、今は自分ひとりで子供を育てていることを告げた。
阿福さんはとても感動し、どうしてもバイク修理代として200元を出すと言った。仕方なく彼女は阿福さんに電話番号を伝え、修理して残ったお金は必ず全額返すと約束した。数日後、彼女は修理して残った100元余りを阿福さんに返した。
阿福さんは、今時彼女のように道徳心の高い人はなかなかいないという。他人のお金をゆすろうとする人はいても、くれるお金を拒む人間なんてどこにいるだろうか。自身の実体験を通じて阿福さんは大法弟子が徳を重んじ善を成す行為が常人にもたらした良い影響を目の当たりにし、このことによって大法弟子が勧める三退も快く受け入れたのである。
2008年6月18日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/6/16/180335.html)
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