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黒竜江省:牡丹江師範学院の教師・金宥峰さんが迫害された事実関係

(明慧日本)金宥峰さんは、黒竜江省牡丹江師範学院の体育学科の教師であり、中国国内の民主派(元国民党党員)である。1999年の9月、法輪功のために上京し真相を訴えたという理由で職を奪われ、3年間労働教養させられた。その間労働教養所の大隊長・張俊栄の残虐な暴行を受けた。

 2003年10月22日の夜、悪質な警察によって連行された。2004年3月末牡丹江刑務所の集中訓練隊に入れられ監禁された。その間牢屋に入れられ手錠と足枷を強制され、吊り上げられて喉から胃に至るまでパイプで水を注入された。こうした迫害は1年2カ月も続けられた。

 2005年5月26日、第7刑区一中隊で生産工場の作業現場で隊長・ラン玉に手錠をかけられ窓から吊り上げられた。 長期にわたる非人道的な迫害を受けて、金宥峰さんは肺結核病、聴力障害などにかかって、命が危篤状態にまで陥った。牡丹江刑務所病院はこのような危篤状態に陥った人を治療せず、放置していた。

 2007年8月、治療のために保釈を申請したが、いわゆる中共の「三書」(法輪功を陥れる陰謀の三書)を強制して、それを拒否すると再び命が危険状態の金宥峰さんを牡丹江刑務所に監禁し引き続き迫害した。その後ずっと10カ月迫害され、今年の5月保釈されて現在も治療中である。

 1.上京し真相を訴えて労働教養され、悪質な警察・張俊栄の残虐な暴行を受けた

 金宥峰さんは、1999年9月上京し真相を訴えたら、いきなり職を失った。さらに不法に3年間労働教養された。妻・姜春梅さんも牡丹江師範学院の外国語担当の講師だったが、数回不法に連行され、監禁された。自宅には7歳の息子・金祿易ちゃんが残され、一人ぼっちになった。

 金宥峰さんが何の理由もなしに悪質な張俊栄の残虐な暴行を受け続けた。張俊栄は法輪功修煉者・金宥峰さんと宋岩さんを打った後、暫くの間手が動けなくなっていた。それでも悪は悪の報いがあるにもかかわらず、引き続き暴力を止めなかった。

 2.姜春梅さんは、連行され、自宅には2歳の息子と10歳の息子だけが残された

 2003年10月22日の夜、悪質な中共の警察は金宥峰さんの自宅に侵入し、金宥峰さん夫婦を連行し、強制的に家宅捜索を行い、真相資料、パソコン、現金、通張など個人財産を奪った。監禁中、残虐な迫害を強制した。夜は睡眠をとらせない、吊り上げ、銃で頭を叩く、頭にビニール袋を被せ、窒息させるなど想像もつかないほどの様々な拷問を10日間も強制した。

 姜春梅さんの末っ子・金ヘンヘンちゃんは生まれて14カ月まだ哺乳が必要だった。しかし、その時も邪悪の警察は非常に非人道的であり、姜春梅さんを連行し牡丹江第二留置場に入れて監禁した。自宅に75歳の母親が一人で幼い孫2人の面倒をみなければいけなくなった。

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 生まれて14カ月の金ヘンヘンちゃん、母が中共に連行されて一人ぼっちになった

 3.金宥峰さんは集中訓練隊で喉からものを注入(灌食)され、手錠をかけられ吊り上げられた

 金宥峰さんは、2004年3月末、連行され牡丹江刑務所の集中訓練隊に入れられ監禁された。ここで数え切れないほど残虐な虐待と拷問を受けた。昼間に過酷な労働を強制し、夜は「飛行機を飛ばす」という拷問を受ける。「飛行機を飛ばす」という拷問は両足を両側に開き、腰を前へ倒して、両手を後ろへ引っ張り苦しめる。普通の人は10分も持たず、非常に痛くて耐えられない。

 引き続き、牢屋に入れて睡眠をとらせない。いわゆる「転向」(法輪功への信仰を放棄させるため)するために精神的、肉体的に苦しめる。牢屋では足に19キロの重い足かせをかけ、手に手錠と棒をつけて、鉄のチェーンで手と足を結び全く動かない様にして15日間いわゆる「定位」にする。金宥峰さんは、こうした残虐な拷問に抗議して、絶食を取ると、今度は喉から太いパイプを胃に至るまで刺し込み、唐辛子とトウモロコシの粉を注入(灌食)した。これによって、金宥峰さんは多量な血を吐いた。

 4.命が危篤状態に陥ったにもかかわらず、「三書」を強制する

 金宥峰さんは、牡丹江刑務所に監禁され、様々な非人道的迫害を受けて、肺結核病にかかり、咳が止まらない。聴力も急に落ちてほとんど聞こえなくなった。しかし、刑務所の医院側は適切な治療もしてくれないで放置した。2007年8月、病気治療のために保釈すると言われ、祥倫公安出張所の警察がやって来て金宥峰さんを警察の車両に押し入れて連れて帰った。悪質な警察は金宥峰さんが危篤状態に陥ったにもかかわらず、法輪功への信仰を放棄するのを目的にした「三書」にサインするように強制したが、金宥峰さんに固く拒否された。すると、警察は命が危険状態である金宥峰さんを牡丹江刑務所に入れて引き続き迫害した。

 こうして10カ月後の今年の5月に保釈された。現在病気治療中である。

 確実な資料によると、金宥峰さんが保釈されるまで、牡丹江刑務所で迫害され殺された法輪功修煉者には、潘興福さん(31歳、かつては双鴨山市電信局交換センター副主任兼友誼電信局副局長の職にいた)、魏暁東さん(34歳、元黒竜江省八一農墾大学工程学院講師である)、寧軍さん(50歳、牡丹江市西安区に在住)、汪継国さん(40歳、牡丹江師範学院職員)、李儒清さん(66歳、双鴨山鉱山事務局電気工場職員)、杜世良さん(50歳、海林市在住)、淤軍修さん(浙江省出身)、張洪権さん(元大慶油田管理局測井会社コンピューターエンジニア)、孔祥柱さん(39歳、双鴨山市尖山区の住民)、及び呉月慶さん(30歳、双鴨山の住民)がいる。

 国際社会の良心がある人々に呼び掛けます。中国で起こっている集団殺人事件を強く非難し停止させるようにお願いします。9年に至る法輪功に対する非人道的な迫害を阻止しましょう。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年6月21日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/6/17/180435.html