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欧州議会副議長が、拷問を受けている法輪功修煉者に関心を寄せる(写真)

(明慧日本)2008年6月26日、「拷問の犠牲者を支援する国際デー」が再び到来したのに際して、アムネスティ・インターナショナル主催の「拷問はすなわちテロリズムである」をテーマとする活動の中で、欧州議会副議長のエドワード・マックミラン・スコット氏は招待に応じて、「欧州連合(EU)が拷問に反対する声明を発表したことは実に喜ばしいことです。皆さんご存知のように、中国では拷問が広く行われています。必ず制止しなければなりません」と語った。

欧州議会副議長のエドワード・マックミラン・スコット氏

 スコット氏は、「今日、私がここに立っているのは、二年前に北京で、中国の人権活動家や良心の囚人に会ったことに起因します。これらの人々は、中国北京当局に身柄を拘束され、少なくとも三名は拷問を受けていました。特に、曹東さんという若者は、今もなお、中国北方にある監獄の中で拘禁され、残虐な拷問を受けています。これは誰によって行われているのか、私達はすべて知っています。ですから、アムネスティ・インターナショナルはこの活動を通して、これらの拷問を受けている被害者達に関心を寄せていただきたいと思います」と語った。

 また、スコット氏は、「本日、私はかつて北京で会った牛進平さん、およびその妻の張連英さんを思い出しました。彼らは、拷問を受けていました。また、有名な人権弁護士であり、キリスト教徒である高智晟弁護士も今年、44日間拷問を受けていました。オリンピックが間近になった今でも、なお700万人以上の中国人が、中国で監禁され、労働教養所で拷問を受けています。拷問はすなわちテロリズムであり、中国共産党はテロリズムの政権なのです」と語った。

 スコット氏は取材で、「北京で法輪功修煉者・曹東さんと牛進平さんに会ったのは、彼らがただ信仰しているがゆえに迫害を受けているからです。牛さんとその妻の張さんはいずれも拷問を受けていました。特に、曹さんの話によれば、彼が監獄の中で迫害を受けていると同時に、ある法輪功修煉者、つまり彼の友人が、ある日の夜、突然監獄から消えていなくなったのを発端に、次に会ったのは、病院の監獄の中で、すべての臓器が取り除かれた後の遺体となっている友人であった」と語った。

 スコット氏は、続けて語った。「私は、すでにこの証言を、国際連盟および宗教信仰自由組織のメンバーに渡しています。だからこそ、この議案を訴えることの重要性を知っています。なぜなら、中国でオリンピックが開催されます。ですから、EUが拷問に反対する声明を発表することは非常に意義があることだと思います」。

 スコット氏は、欧州議会で最も信頼されている議員の一人であり、中国共産党政権を解体することや、全世界の人権および民主化の促進に力を注いできた。特に、法輪功修煉者の受けている迫害に関心を寄せ、絶えず中国共産党による弾圧を譴責し、中国共産党による拷問を止めさせるよう呼びかけ続けてきた。

 2008年7月5日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/6/29/181140.html