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ハルビン市長、デンマークで抗議に遭う(下)(写真)

(明慧日本)2008年7月6日、黒竜江省ハルビン市長の張効廉が率いる8人は、デンマーク第二の都市オールフスの市政府を訪問した時、これまでハルビン当局が法輪功を迫害し続けたために、デンマークの人々の抗議に遭遇した。

オーフス・シュティフツティダンド(Aarhus Stiftstidende)紙で7月7日に報道された記事

 午後4時30分、ハルビンの官吏8人は横断幕の前を慌ただしく通り、市政府に入って行った。市政府の中で政府が会見を行っている時、同時に外でも抗議集会を開催した。

 迫害体験者が中国共産党の邪悪集団による残酷な迫害を告発

 上海から来た鮑学珍さんは、法輪功を修煉したために、かつて3年半、刑務所に拘禁されたことがある。鮑さんは入所中に受けた拷問や洗脳、奴隷のような過酷な強制労働などの体験を人々に話した。「体罰や長時間の強制労働の他、最も残酷なのは我々法輪功修煉者に対する精神的な迫害です。このような迫害は肉体的なものよりずっと苦痛で、甚だ堪え難いものです。毎日10時間絶え間なく、法輪功と師父を中傷する録画や資料を強制的に見せられ、法輪功修煉者を洗脳します。それに大型スピーカーで繰り返し放送して、転向を強いるのです。言われる通りに従わなければ、一層迫害を強めます」と鮑さんは語った。

 元ハルビン市の住民で、雑誌『前哨』の記者・楊光さんも体験者の一人である。彼はわざわざ首都のコベンハーゲンから駆けつけて抗議活動に参加した。彼は記者に向って、自分は文化大革命の時に理不尽に迫害され、12年間刑務所に拘禁された苦痛の体験を話した。彼は、「中国共産党の刑務所の中は、拷問や、精神的、肉体的体罰は日常茶飯事である。多くの人は耐え切れず生命を失い、また多くの人は出所する時に身体障害者にもなった」と言った。

 彼は引き続き、「近年、(中国)共産党のどこが進歩したのですか、 ハルビンのどこが進歩したのですか? どこにも見当たりません。私の学友が私に教えてくれた事は、彼ら法輪功修煉者は不法に連行されて、臓器を取られ、金持ちに売りさばかれ、それから家族にも知らされずに火葬場に送り届けられた。だから家族は法輪功修煉者が行方不明になったと思っているが、実際は中国共産党に殺されたのです」、「長期にわたる中国共産党の迫害で死亡したのは8千万人を上回り、しかも、未だに迫害し続けています。だから、一人の中国人として、中国共産党の独裁専制政権を一日も早くなくしてほしいと思っている」と述べた。

 オールフスの人々は反迫害に声援

 多くのオールフスの人々は集会の現場を通りかかった際、思わず足を止めて、中国で発生しているとても悲惨な話を真剣に聞き、中には現場周辺に座り込んでゆっくりと聞く人も少なくなかった。ノールウェからの一組の夫婦は法輪功の修煉者に、法輪功はなんですか、どうして中国共産党が法輪功を迫害するのですか、と真剣に詳しく尋ねた。ある年配の婦人は真相を知ってから、自発的に「全世界反迫害100万人署名簿」に署名した。また多くの現地の住民は真相を理解した後、この種の深刻な人権迫害はひどすぎる事だと相次いで表明し、迫害を制止するために自分たちには何ができるのか? と聞いた。

 当日、オールフス大手のメディア、新聞、テレビ局などはすべて反迫害を支持する報道をした。オーフス・シュティフツティダンド紙の報道によると、現地の記者がハルビンの人権侵害について言及した時、張効廉市長は返答を拒んだという。

 2008年7月14日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/7/9/181751.html