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スウェーデン:ユーテルサット社の放送中断事件を批判する声(写真)

(明慧日本)新唐人テレビ局スウェーデン支部および国境なき記者クラブは、2008年7月18日午前10時、スウェーデン首都にある貿易センター(World Trade Center )において、ユーテルサット社が技術的な理由を口実に新唐人テレビのアジア放送を中断した事件について、記者会見を行った。

人民党議員・ビルギッタ氏

スウェーデン国会議員・アンドレアス氏

スウェーデン国会議員・セシリア氏

スウェーデン駐ヨーロッパ理事委員代表団団長、ヨーロッパ理事委員会(PACE)副主席・リンドブラート氏

 6月16日、「電力供給異常」を口実に新唐人テレビ局の中国向けW5衛星発信器を中断したユーテルサット社に対して当局発言人は国境無き記者クラブと国際調査組織による最新調査報告を公表した。中国共産党に屈して自己利益を考えたユーテルサット社の行為を是正せよとマスコミや各界の社会団体などに呼びかけた。 

 アンドレアス氏とセシリア氏はユーテルサット社の総裁に手紙を送った。「新唐人は唯一、中国共産党に牽制されていない中国向け放送テレビ局だった。チベット人権や信仰の自由などといった深刻な問題が含まれる報道はヨーロッパ議会に重要視される。ヨーロッパを含める国際的な協議に従って差別主義をやめ、機会の平等と情報伝達の自由化原則を尊重するうえでも、新唐人の放送を復活させてほしい」。

 ビルギッタ氏はスウェーデン国家テレビ局とユーテルサット社との連携を中止せよと手紙で文化部長に要求した。「報道の自由を制限し経済利益と交換する会社をわれわれスウェーデン国民は支持しない。報道の自由を潰す独裁者に従う会社は儲からない。スウェーデンは報道の自由を牽制する会社とは合流しない」。

 スウェーデン駐ヨーロッパ理事委員代表団団長、ヨーロッパ理事委員会(PACE)副主席・リンドブラート氏の手紙でスウェーデン外交部長・カールビルト氏は、中国人の自由な視聴権利のために措置を取ることを声明した。ユーテルサット社はヨーロッパ各国の共同協議と法規に背くと同時に自社の憲章まで裏切ったと指摘され、ヨーロッパ理会外交部長委員会はユーテルサット社が早期に協議に沿ってアジア放送を回復するように要求された。

 セシリア氏は手紙で記者会見を支持する意を表した。ビルギッタ氏は会見に秘書を参席させ支持した。スウェーデンTTなどの大型マスコミも会見に駆けつけて取材した。スウェーデン最大の「毎日新聞」は記者会見の記事を掲載した。

 2008年7月23日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/7/19/182381.html