日本明慧
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オリンピックに対する執着を取り除こう


文/山東省シ博市大法弟子

(明慧日本)オリンピックの開催日がだんだん近づき、最近中国共産党は一連の邪悪な手段で、特に法輪功修煉者に対して更なる迫害を加えています。これは絶滅直前の中国共産党の必死のあがきです。そのため、私達は正念を強めて、中国共産党がオリンピックを口実にした迫害を解体させ、その末日のあがきさえも認めず、大法弟子がするべき「三つの事」をしっかり実行すべきだと思います。

 しかし、近頃、同修と交流する時、多くの同修(私自身も含めて)は、中国共産党の寿命が長くてもオリンピックまでに終わると思って、ひいては師父が修煉者の質問に回答する時の話を引用してそう思い込む同修もいて、つまりオリンピックに対する執着心を抱えていることに気づきました。このオリンピックに対する執着心は言い換えれば時間に対する執着心だと思います。それは私達の修煉の道を遮る強い執着であり、常人の心ではありませんか。もしこの執着心を取り除かないと、修煉が本当に終わる時、自分は円満成就できるのですか?

 修煉は神聖かつ厳粛な事で、常人社会のいかなる事よりも厳粛で、常人社会のレベルを超えるものです。どのような常人の心も、どのような執着もきっと旧勢力に利用されるのです。オリンピックに対する執着は、根本から言うと、修煉と中国共産党の迫害が早く終わってほしくて、自分が苦から早く逃れたいと待ち望み、衆生に対する慈悲が足りないのです。

 師父は2002年の『北米巡回説法』にこう講じておられます。「将来、この時期を振り返ると、ただの一瞬で、何でもありません。皆さんが当初、この迫害の中で一日が一年のように感じていましたが、今のこの時期にも、『いつ終わるのでしょうか? この迫害の終わりがいつなのでしょうか?』と考える修煉者はたくさんいます。ですから、師父が詩の中で春がもうすぐやって来ると書いたから、春で終わるのではと考える人がいます。以前私が詩の中で秋をも書いたから、きっと秋に終わると思う修煉者もいます。秋が過ぎましたが、終わっていないから、がっかりしたような気持ちです。皆さん考えてみてください、これは常人の心でこの全てに対処しているのではありませんか」。

 そして、師父はまた1999年「4・25」の時、多くの修煉者が当時の首相の力に執着していたため、旧勢力にやられた例もおっしゃいました。そのため私達は大きな損をしました。迫害初期のことなので、我々も経験が足りず、許される余地があると言えますが、今、私達は法を実証して衆生を救う道を9年間歩んできた時、その時より成長していて、冷静になれるはずです。また同じ失敗を繰り返すわけにはいきません。

 同修よ、たとえ中国共産党が本当にオリンピック前後に解体したとしても、私達は時間を競って衆生を救い済度をすべきではありませんか。「終わる」ことに執着すべきではありません。最後になればなるほど、私達に対する試練ももっと厳しくなります。すべての常人の心を取り除き、旧勢力と「人命」を取り合って、千金万金に値するこの時期に、我々の衆生を救って、「正法時期の大法弟子」の光栄ある称号に相応しい行動をして、偉大な師父を安心をさせましょう。

 2008年7月23日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/7/9/181707.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/7/19/99095.html