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河北省:史民さん家族が受けた迫害

(明慧日本)2008年6月12日の午後4時ごろ、河北廊坊地区、および覇州市610弁公室の幹部は、現地郷と村の幹部らの案内の下、覇州市岔河集郷の農民・史民さんの自宅にかけつけ、史さんを強制連行した。史民さんは現在「廊坊地区拘留所」、すなわち「廊坊地区法制教育センター」(洗脳クラス)に拘禁されている。現在、家族が衣服を持って行っても、面会させてくれない状況にある。

 史民さん(55)と妻の王徳軒さんは1997年下半期から法輪功を修煉し始めた。そもそも王徳軒さんは全身病気だらけで、頭痛、腰痛、足の痛み、高血圧などを患っていたが、法輪功を修煉してから、全身の病気はいつのまにかなくなった。

 2000年12月15日、史民さんは北京へ真相を伝えに行った際、警官に強制連行され、北京留置場に拘禁された。当日の午後、覇州市刑事警官大隊の大隊長・陳連成に覇州市留置場へと移送された。

 史民さんの6歳の息子と90歳過ぎた妻の父・王玉湖さんは、史民さん夫婦が不法に監禁されたため、突然面倒をみてくれる人がいなくなった。その翌日警官は王徳軒さんを覇州市留置場へ転送した。覇州市留置場へ転送される前、王徳軒さんは老人に食料を買うために現金100数元をポケットに持っていたが、警官によって何の手続きもなく持っていかれた。王徳軒さんが履いていた革靴と皮のベルトも没収された。不法に監禁されている間、家族は毎日関連部門を訪れ、王さんを釈放するように求め、知り合いに頼んで、関連する幹部らに贈り物をした。その中の覇州市刑事警官大隊の大隊長・陳連成は2000元を受け取った。

 監禁されている間、王徳軒さんは迫害により心身とも深刻に傷付けられた。50日間監禁された後、2001年1月9日(旧暦)にやっと家に戻ってきた。罰金3000元を脅し取られたため、経済的な出所がない貧しいこの家庭には重い経済的負担となった。長期に亘り、不法に警官らに生活を掻き乱され、真相を知らない人から差別され、かつ数々の圧力を受ける中、王徳軒さんは精神的に耐えられなくなり、2006年7月、この世を去った。わずか48歳の若さだった。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年7月24日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/7/23/182580.html