真相を伝える目的とは何なのか
(明慧日本)私はずっと自分の真相を伝える目的の理解がしっかりしていると思っていました。真相を伝える目的は人を救うことであり、つまり人を救っているのであって、自分を正しく認識しているために真相を伝えているのではなく、旧勢力の迫害のため名誉における損失を挽回するために真相を伝えているのではない、ということを、私は最近はっきりと認識することができました。
数年前、私はインターネットで同級生と連絡が取れるようになりました。私は彼らにメールを送って、挨拶をしてから彼らに真相を伝え始めました。今から思えば、当時、真相を伝える中には非常に良くない目的が混ざっていました。その当時の自分は気づきませんでしたが、それは、彼らに真相を知ってもらうことで私が非常に優秀であること、そして私は誰にも負けないことを証明したかったのです。
私は人に真相を伝えるとき、いつも良くないところが一つあります。他の人が大法を誤解しているのを見ると憤りがおさまらなくなり、私のような賢い人をけなすなんて、といつも声が高くなり、口調も激しくなってしまいます。人にこの問題を指摘されたとき、これは非常に正常なことであると思ってしまい、迫害の中で誰が平静に話せようか、と思ってしまいます。人からの指摘はただの間違い探しであり、人々が真相を理解しようとしないのを残念に思っていました。
その後、師父による啓示のもとで、自分が落ち着けなくなる現象を反省しました。私は真相を伝える中で、たくさんの「私」の心が混ざっているがゆえに、たくさんの解けない問題があり、これらの私に苦痛をもたらす根源は、真相を伝えることによってできたものであり、私の執着によってできたのです。このような執着の中でも最も重く現れているのは、名利を求める心です。なぜなら、中国共産党が人を何者でもないと見下げているため、私もそれがゆえに苦しく感じていました。この汚い人心に気づいてから、真相を伝えることについてより深く理解できるようになったと感じました。
真相を伝えるのは、人を救うためであり、誰を救うかというと、他人を救うのです。つまり、このことは全く他人のために行われたのです。自分のためではありません。この視点からして、他人が自分をどう見ようと、どうして関係があろうか、私は心の中からこの法理を悟ったとき、非常に楽になりました。
少し前、私はたくさんのメールを送り、返事の中でたくさん罵られました。少し前の私なら、「おまえを救っているのに、なぜこんなにも分かってくれないのか」と必ず怒っていたでしょう。しかし、今の私は何もマイナスな影響を感じていません。私はその罵った人に返信するとき、相手の角度に立って、自分の伝えたいことを説明しました。その後、その人は、中国共産党を反対するという、本来ならば絶対に書かない内容のメールを送ってきました。私は、彼に真相を伝えるためにやったので、自分は怒るべきではないと思っているからです。もし自分が怒っていたなら、真相を伝える行為の中で、何かを自分のために求め、執着の部分に触れたから、感情的に傷つけられたから怒るのであって、その時はいつも真相を伝えるという口実で自分の執着を隠していました。
2008年7月24日
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/7/9/181711.html)
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