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全世界華人ヴァイオリンコンテスト無事終了

—金賞受賞者は世界トップレベルのバイオリニストと高評価

 
トロフィーや賞状を手に、入賞を喜ぶ参加者たち

今後も、参加者だけでなく、全ての関係者、観客の皆さんも伝統文化の復興のために力を尽くしてほしい」と語る新唐人テレビの李琮総裁

ニューヨーク市議員Tony Avella氏が挨拶する

(明慧日本)7月27日、ニューヨークで新唐人テレビ局主催「全世界華人ヴァイオリンコンテスト」の決勝が行われ、アメリカの童顔さんが金賞、カナダの李真喜さんが銀賞、シンガポールの陳佳慧さんが銅賞を獲得した。

 「全世界華人ヴァイオリンコンテスト」は、ニューヨークに本部を置く新唐人テレビ局が主催する、芸術・文化分野の「9大グローバルコンテスト」の一つで、「世界中の華人に、中国と西洋の文化芸術交流の場を提供する」(大会HP)のが主な目的だという。

 ニューヨークのThe Town Hall Foundationを会場に行われた今大会は、25日の予選、26日の本選初戦を経て、最終日の27日には、演奏に高度な技巧を要するといわれるパガニーニのヴァイオリン協奏曲とヴィエニャフスキの華麗なるポロネーズとスケルツォ・タランテラを課題曲に決勝が行われた。

 その結果、アメリカの童顔さんが金賞を獲得し、カナダの李真喜さんが銀賞、シンガポールの陳佳慧さんが銅賞を獲得した。賞金はそれぞれ、1万ドル、3千ドル、1千ドル。 

 このほか、カナダの李元喜さんが、19歳でありながら大きな潜在力を秘めているということから「明日の星(Rising Star)」特別賞を獲得し、審査委員でヴァイオリニストのルイス・レフ氏から、台湾のヴァイオリン製作名手・蘇丁氏が150年余り前の珍木と漆の秘法を用いて作った名器が贈られた。

 また、台湾の劉芳佑さんが、審査委員で著名なヴァイオリニストのシェリー・クロス氏が創設した奨学金を獲得し、クロス音楽学院で1週間レッスンを受けるチャンスを与えられた。

 表彰に当たって、新唐人テレビの李琮総裁は、多くの参加者がコンテストを通して様々なことを学んだという点から、「全ての人が勝者だ」とした上で、「新唐人テレビが9大グローバルコンテストを行う目的は、中国と西洋の伝統文化を広めるということであり、今回のコンテストはその目的を十分に果たした。今後も、参加者だけでなく、全ての関係者、観客の皆さんも伝統文化の復興のために力を尽くしてほしい」と語った。

 また、審査委員の陳汝棠氏は、「今コンテストでは、技巧のすばらしさだけでなく、奥深い趣きの表現力も重んじられた。参加者のレベルは当初の予想を超えていた。華人の細胞には中国の伝統文化が内包されているため、その演奏には西洋人とは異なったすばらしい特徴がある」と感想を述べた。

 金賞を獲得した童顔さんは、「ヴァイオリンの演奏からその人の性格がわかる。『真』こそが自分の性格だ」とし、今コンテストで賞が得られたのもきっと、演奏に込められた『真』が審査委員の心に打ち響いたからだと思うと語った。

 他の8つのコンテストは、声楽、中国舞踊、武術、撮影、ピアノ、中国伝統服デザイン、油絵、中国料理で、今後11月まで順次行われる。声楽と中国舞踊コンテストは、アジア太平洋地区予選が台湾で開催済。

 2008年8月2日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/7/28/182985.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/7/30/99365.html