スウェーデン文化部長:ヨーロッパ衛星放送の新唐人放送中断事件を非難
(明慧日本)ヨーロッパ衛星放送機構は中国共産党の圧力に迫られ、新唐人テレビ局の中国大陸向けの放送信号を断ち切ってすでに1カ月経った。これは、スウェーデン各界に激しい反響を起こした上、人々の新唐人テレビ局に対する興味を大きく誘発した。
2008年8月1日、スウェーデン文化部長・レナ・リルジョス(Lena Adelsohn Liljeroth)氏はスウェーデン議会のウェブサイトで、国会議員のビルギタ・オルソン(Birgitta Ohlsson)氏が2週間前に出した、ヨーロッパ衛星放送機構の新唐人信号切断事件の書面での問いただしに対して、公に返答を発表した。
レナ・リルジョス氏は返答の中で、「 Birgitta Ohlsson氏は私に、スウェーデン公衆会社(スウェーデン国家テレビ)は、中国の自由のメディアが中国に向けた放送を阻止する会社と協力すべきではない、と問いただした。彼女の質問は1通の国境なき記者団の報告に基づいたものであり、ヨーロッパ衛星放送機構(Eutelsat)は中国共産党当局の圧力に迫られ、一つの独立した中国語テレビ局---新唐人テレビ局の通信を閉鎖した。これは非常に人を心配させることであります」と述べた。
「一つのヨーロッパの通信サポーターとして、関係者がただ放送の内容が特定の要求に服従しないことで、圧力に屈して、この独立テレビ局の放送を中断させました。EUの共通の基礎は人権に対する尊重で、それは言論の自由と独立のメディアの運営を含みます。これらの問題はすべてEUとスウェーデン政府と中国政府のそれぞれの代表との対話の一部です。それに、EUはまた中国と人権に関する対話を行い、言論の自由と自由のメディアの開放を含めて-----もし自由なメディアが閉鎖された原因が、あなたが私に教えた通りであれば、圧力を加える側、圧力に屈服する側に関わらず、すべてが非難されるべきです」と引き続き陳述した。
国会議員のビルギタ・オルソン氏はスウェーデン国家テレビ局と新唐人テレビ局のインタビューで、ヨーロッパ諸国からヨーロッパ衛星放送機構に圧力を加えて、できるだけ新唐人の中国大陸向けの放送を早く回復するように希望します。同氏は、基本的人権と言えば、言論と情報の自由については、中国は世界で最も悪い国の一つです。ヨーロッパ衛星放送事件は中国(共産党)政府を批判する勇気のない多くの西側諸国の典型的な例でもあります。私はEUとヨーロッパ諸国の政府、および世界それぞれの国の政治家たちが、この事件に対して厳しい態度を採るように希望します。中国は独立のメディアを必要としています、と述べた。
オリンピックが近づくにつれて、スウェーデンの主なメディアや政治要員は、北京当局がオリンピックを利用した人権侵害にますます関心を持つようになった。スウェーデン国家テレビ局は8月1日夜のゴールデンタイムに、北京当局がオリンピックの前に、片方は承諾に背いて、法輪功とチベットに関連するインターネットを封鎖し、片方で法輪功のような独立のメディアの大陸への放送を恐れている、と指摘した。
2008年8月6日
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/8/3/183336.html)
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