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予言に執着することなかれ

(明慧日本)最近、私も含めて一部の同修は、予言に興味を抱き、予言がどのように語っているのかについて非常に執着しています。将来、どの時間にどのようなことが起きるのかなど。一部のことについて、すでに教訓がありましたが、師父も説法の中で次のようにおっしゃいました。「いつも予言に何かが言われていますが、実際どうしてそのようにならなかったのかと執着している人がいます。預言を法と見なしてしまいました。忘れていけないのは、法を正すことが始まってから、法を正す過程そのものも含めて、全ては未来にとって必要かどうかによって決められています。予言は衆生を救い済度するときに便利な方法として使われるしかありません。」(『2005年サンフランシスコでの説法』より)

 予言は、あいまいな方法で語られることがあります。時間、場所、人物はあいまいで、事後になってから初めて予言が、そのことについて言っているのだと気づきます。例えば、1999年7月、ノストラダムスの恐怖の大王に関する予言は、中共が大法を迫害する予言で、事件、時間について予言されました。しかし、人々は最初、地球的な大災害だと理解していて、邪教が大法を迫害する事件だとは認識できませんでした。事後になって初めて、1999年7月に世界規模で起きた事件はこのことだけだと分かりました。予言はあいまいな形で、大法を迫害する恐怖の雰囲気について語っていますが、はっきりとは言っていません。この点についても、ただ世人にこの事が起きるとしか言っていません。たとえ、時間や場所について明確に予言したとしても、それについて知る人は少なく、大きな影響はありません。また、ブラジル人が予言した、東南アジア大津波や、9.11事件についても、ほとんどの人がそれを知りませんでした。知っている人でもそれを信じないし、大規模にわたって宣伝はしていません。最近では、中国のホームページで5月の地震について書かれていました。ただちに削除されました。ブラジル人の予言した7月にフィリピンでマグニチュード8.1の大地震は実際に起きませんでした。また、ブラジル人が予言した、9月13日東南アジアのマグニチュード9の大地震によって起きる津波は、まだ実証できていません。このように見れば、宇宙はすでに大きく変化しています。周易も正しく推測できなくなっています。

 今回、オリンピックに対して、たくさんの人が「今回オリンピックは開催できない。中国共産党はもうおしまいだ」と考えていました。もしオリンピックが開催されると失望してしまいます。同修たちの心があまりにも強く、執着していると思います。心性は目指すべきところまで達しておらず、衆生を救い済度することも、まだ終わっていません。「もし今終わってしまったら、どれだけの衆生が淘汰されることでしょう」。将来、さまざまな大災難は必ずあります。ただ、時間、場所、事件についてはまだ予知できません。人間には、どうして神が何をしようとしているか、いつしようとしているのかを知ることができるでしょうか。常人が天機を知ることは、神に対する侮辱です。古人は常に、天機を漏らしてはいけな、と語ってきました。ですから私は、予言はあまりにもはっきりと書かれてしまった場合、その予言は実現しないと思っています。

 もちろん、一部の予言が正しくなくなったのは、私達修煉者の心があまりにも予言を重視していることが原因だと思います。このような心を持っている同修は、もう一度師父の『大ニューヨーク地区法会での説法と法の解説』を読むことをおすすめします。大法弟子が時間を大切にして、本当に三つのことを実行し、より多くの世人が中共組織から脱退し、大法のすばらしさ、真善忍のすばらしさを認識してもらうことが重要です。どのような災いがあっても、彼らを救うこととは関係なく、これこそ真に衆生を救うことになります。

 2008年8月14日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/8/8/183613.html