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中国共産党が自ら臓器摘出の証拠を提示(写真)

 (明慧日本)中国の臓器強制摘出の実態を調査する独立調査団のメンバー、元カナダ国会議員のデービッド・キルガー氏と国際人権派弁護士デービッド・マタス氏はこのほど、生きた法輪功学習者からの臓器狩りを立証する新たな録音・映像証拠を公開した。

 公開された証拠は、海外の移植患者に扮した調査員と国内の医者との電話対話の録音、香港のフェニックス・テレビが製作したドキュメンタリ番組の録画。

フェニックス・テレビの番組で、調査団の電話録音で話したことを認めた医師・芦氏

 電話録音では、2006年5月22日、広西民族医院医師・芦国平氏は、臓器移植を打診する患者に扮した調査員に対し、移植臓器の供給元は法輪功学習者であると繰り返し認め、「一部は法輪功のもの、一部は家族による提供」と話した。

 同医師は、広州中山大学第三付属医院医師・謬氏を推薦した。この病院は臓器が容易に手に入ると話し、「大学の名を使って司法機構と直接接触できる・・・、全国範囲から(法輪功学習者の)臓器を探しできる、週に7、8件の肝臓移植、十数件の腎臓移植を行っている」などと説明し、全国多くの病院がこのような臓器移植を行っていることを示した。

 また、同医師はこの電話録音で、「移植手術前に、医師が自ら臓器供給元となる(監禁中の)法輪功学習者を選べる」と話した。

 カナダ独立調査団が公表したもう一つの証拠は、駐カナダ中国大使館が最近配布し始めている、香港のフェニックス・テレビ製作のドキュメンタリ番組の録画である。

 この番組では、医師・芦国平氏は、カナダ独立調査団の上記の電話録音で話したのは自身であると認めながら、法輪功学習者からの臓器移植を否認した。

 中国問題の専門家は、「中国当局はこの録画を配布する目的は、法輪功学習者からの臓器強制摘出を否認するためだが、その前にことを明かす電話録音が存在、しかも当の医師が自身であると認めた。これほどずさんな、明らかな矛盾は、むしろ疑惑を立証しているようなものだ」と分析。

 カナダ独立調査団のキルガー氏とマタス氏は8月22日、この二つの録音・録画を同時に証拠として公表、中国大使館宛ての書簡にて、「この種の極めて説得力のある、中国政府自身が認めた証拠を前に、(生きた法輪功学習者の臓器を恣意に摘出しているのを)否認するのは無謀である。唯一の選択肢はこの恐ろしい犯罪を即座に止めること」と述べた。

 2006年3月、内部告発により中国の監禁施設で法輪功学習者の臓器が強制摘出され、移植用に売買されているとの疑いが浮上。その翌年初め、キルガー氏とマタス氏は本件に関する独立調査報告書の最新版を発表し、法輪功学習者を対象とした臓器狩りは紛れもない事実であるとの調査結論を出した。

 今回公表された電話録音と録画は下記のサイトに公開されている。 http://organharvestinvestigation.net/Dr.Lu-Voice-Recording

 2008年8月26日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/8/25/184752.html