河北省石家荘市:黄偉さん夫妻、弁護士らによって救出
(明慧日本)河北省石家荘市の法輪功修煉者・黄偉さん、カク秋燕さん夫妻は不法に12日間拘禁されたが、北京の弁護士4人によって救出され、7月22日夜、自宅に帰った。
黄偉さんは血圧が高く、カク秋燕さんの身体は痩せて衰弱しているため、現在は静養中である。一緒に断食で抗議していた他の法輪功修煉者は引き続き拘禁され、生命の危機に瀕しており、彼らの救出を国際社会に呼びかける。
中共はオリンピック開催にあたって、人権状況を改善するとの承諾を裏切り、公然とオリンピック精神に背き、赤裸々に国家暴力団の役割を演じた。オリンピックを迎えるという口実で市民の私有家屋を強制的に取り壊し、直訴する者及び法輪功修煉者を逮捕した。河北省石家荘市医薬会社のマネージャーである黄偉さん夫妻はその一例である。
2008年7月4日朝、黄偉さんが外出した際、待ち伏せていた私服警官によって逮捕された。そして6、7人の警官が黄さんの家に突入して捜索し、妻・カク秋艶さんを連行した。黄偉さん夫妻は15日間の行政拘留を科され、石家荘市留置所に拘禁された。家族に知らせず、弁護士との接見も許可せず、家族が持ってきた衣服さえ渡すことなく、二人に対して秘密裏に強制労働教養を決裁した。黄さん夫妻は7月11日から断食抗議をはじめた。
北京の弁護士である李勁松さん、李和平さん、程さんおよび唐さんの4人は前後して黄さん夫妻の訴訟代理人として石家荘市に行ったが、留置所、派出所の警官に拒まれ、黄偉さん夫妻とずっと接見できなかった。黄偉さん夫妻は行政拘留期限が過ぎても釈放されず、「洗脳クラス」に監禁され、監禁場所も家族には教えられなかった。河東派出所の指導員・曲建波は、ほんの少しの口実でも見つかれば黄偉さんを釈放しない(長期拘禁にする)と言いふらした。河東街道管理委員会、及び長安区「安定弁公室」(610弁公室のこと)に行った弁護士は、そこで乱暴な扱いをされた。
石家荘市の公安局、及び政府役人が法律と人権を無視する行為に対して、4人の弁護士は、石家荘市政府、検察院、紀律検査委員会など関連部門に5回も告訴の手紙を出し、石家荘市公安局留置所の崔所長、河東派出所の蘇文興所長、警官・曲健波、河東街道管理委員会の焦要強、長安区「610弁公室」の某女子スタッフらの違法行為を訴えた。以下は手紙のあらすじである。
我が国の法律法規によって、法輪功を信仰することは違法や犯罪行為ではない、2人のいかなる違法事実を把握する前に家宅を捜査し、行政処罰を下したことは、深刻に法律に背いた。 信仰は公民の自由であり、法輪功を修煉することは無罪で、法輪功修煉者を「洗脳クラス」に拘禁するのは違法行為だ。それに参与した全員が刑法の不法拘禁罪に触れたことになる。
石家荘市の一部政府部門がオリンピックを迎える口実で、市民の私有家屋を強制的に取り壊し、罪のない公民80人以上を捕まえて、深刻に法律に違反した。オリンピック精神に背いて、調和がとれた社会を築く道とも背馳した。黄偉さん、カク秋燕さん夫妻の事例は、このような違法行為の氷山の一角に過ぎない。
2008年8月28日
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/7/27/182879.html)
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/8/12/99742.html)
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