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世界中国舞踊コンテストが終了、純粋な古典舞踊を表現(写真)

(明慧日本)3日間の素晴らしい競技を経て、新唐人第2回「世界中国舞踊コンテスト」の決勝戦が2008年8月24日に終了した。当日夜、マンハッタンセンター劇場で神韻芸術団の公演後に授賞式が行われた。
少年男子組チャンピオン、李博健さんの「満江紅」
青年男子組チャンピオン、呉巡天さんの「筆をとりて心情を記す」
青年男子組第3位、趙亮さんの「扇は剣の如く舞う」
少年女子組チャンピオン、蔡翹楚さんの「飛天」
少年女子組第2位、陳超慧さんの「小龍女」
少年女子組第3位、劉心怡さんの「潔心浄蓮」
青年女子組第2位、蘇仙姿さんの「浄花語」


 世界に純粋な中国古典舞踊を見せた

 審査委員の郭秀さんはこのように語った。「中国古典舞踊は悠久の歴史を持っていますが、中国と海外の舞踊界では中国古典舞踊に対する認識に大きなギャップがあります。たとえば、真の古典舞踊の身韻、身法とは何なのか、芝居の動作と兵器や道具の用い方はバランスが取れているか、武術と技能のバランスは取れているのか、などです。今回のコンテストを通じて、観客の皆様方は中国舞踊に対して直観的、感性的な認識を持っていただけたものと思います。今回のコンテストはご来場のすべての皆様方に純粋な中国古典舞踊を見せてくれました。これはとても喜ぶべきスタートラインに立ったことを意味しております」 

 青年女子組決勝戦の参戦選手、黄テイケツさんは次のように語っている。「今回のコンテストの選手は皆さんとてもレベルが高いですね。中国舞踊の身韻、身法をうまく用いて、正確かつきめ細かく人物の感情を表現できています。また古典舞踊の内包をうまく演じています。私はさらに多くの人々に中国舞踊と中華文化を理解していただきたいと思っています」

 審査委員の曹逸さんはこう述べている。「今回のコンテストの選手は全体的にハイレベルでした。中国古典舞踊の内包はとても豊かで、人物描写、物語の表現の面で奥深い、多種多様な表現手法があります。その点でも選手は比較的恵まれていたものと思われます。去年のコンテストに比べて、今回は随分と成長したようです。将来、中国古典舞踊は、より大きな発展を遂げられるものと感じております」

 純粋な善と美の境地に復帰

 審査委員の李維娜さんは次のように語った。「今回のコンテストの評定は、選手が中国舞踊の技巧を用いて。どのような内包を表現したのかに重点を置いています。私たちは選手それぞれの風格や素質、精神的なものをコンテストから見ることが出来ました。彼らには技巧を濫用することがありません。退廃的な芸術ではなく、希望や積極的精神、伝統文化を表現しているのです。コンテストを行う目的は、芸術を純粋な善と美の境地に復帰させることにあります。コンテストの場も借りて、私たちは一歩一歩その方向に向って努力をしているわけです。将来、これはきっと世界の新しい文化の潮流を築くものと思います」

 今回のコンテストの曲目の多くは、中国の歴史的な人物のストーリーにまつわるものだった。例えば、宋の岳飛と楊門の女将たち、戦国時代の荊柯、漢の蘇武、項羽、神話伝説の小龍女と天女散花などなど。

 ネットテレビ番組の製作会社:「中国舞踊コンテスト」はニューヨーク固定の文化的景観になる

 ネットテレビ番組「トゥモロー ウィル ビィ テレヴァイズド」の製作会社のサイモン・アポバムさんはこう述べている。「今年で『世界中国舞踊コンテスト』を観賞するのは2回目です。中国舞踊はとても美しいものですが、今回のコンテストの舞踊はさらに美しく感じています。今年の舞踊は音楽、技巧、人物の個性を引き出す点で、去年よりも優れていました。『世界中国舞踊コンテスト』は伝統文化を広める上で、とても良いコンテストです。これは次第にニューヨーク固定の文化的景観になるものと思いますよ」

 中国舞踊愛好者が語る……「受賞者は実力で名誉を獲得した」

 中国舞踊の愛好者、カリフォルニア州の呉さんは、青年女子組のチャンピオンが欠員したこと以外は、すべて受賞者をピタリと当てたと言う。呉さんはとても興奮したように、記者にそう伝えてくれた。以下の評論は、呉さんが3名のチャンピオンに対して行ったものである。

 「少年女子組チャンピオン、蔡翹楚さんの出演した曲目『飛天』は、歩き方はとても柔らかく、絹のリボンが腕の間でひっくり返って回転する様は、まるで彩雲が舞っているようでした。最後にゆっくりと動作が静まったとき、まるで敦煌の壁画のように感じられました。

 次に、少年男子組チャンピオンの李博健さんの出演した曲目『満江紅』です。李さんは、岳飛という歴史上の人物の勇壮さを舞踊の中に存分に盛り込んでいました。背を見せるときでも、観客はその勇壮な雰囲気を感じることが出来ます。李さんの動作は簡潔で整然としています。また技巧は完璧で、技巧のために技巧を用いるといった痕跡も見えません。

 最後に呉巡天さんの出演した曲目『筆をとりて心情を記す』です。呉さんは道具として筆を用いています。舞台で効果を出すためには、とても大きな筆を使うしかありません。うまく使えなければ、かえって面倒な道具になりますが、呉さんは筆を体の一部のように動かしています。とても難易度の高い表現力と技巧が必要で、呉さんがチャンピオンの座を得たことは、まさにご自身の実力によるものだと思います」

第2回中国舞踊コンテスト授賞式

 当日夜、神韻芸術団はマンハッタンセンター劇場で公演を行った。公演後、第2回「世界中国舞踊コンテスト」の結果が発表され、盛大な授賞式が行われた。

 少年女子組受賞者:

 チャンピオン:10番 蔡翹楚選手
 第2位:11番 陳超慧選手
 第3位:15番 劉心怡選手、ならびに9番 アンジェリア・ワン選手

 少年女子組優秀出演賞:

 1番 李茜ヤ選手
 3番 周暁選手
 6番 梁詩華選手
 7番 王君竹選手

 少年男子組受賞者:

 チャンピオン:29番 李博健選手
 第2位:22番 陳俊丞選手
 第3位:20番 廖若山選手、ならびに23番 薛心壇選手

 少年男子組優秀出演賞:

 24番 林柏宏選手
 31番 劉キン選手
 38番 劉浩賢選手
 39番 ウィリアム・リ選手

 青年女子組受賞者:

 チャンピオン:欠員
 第2位:52番 蘇仙姿選手
 第3位:45番 黄テイケツ選手、ならびに46番 英子選手

 青年女子組優秀出演賞:

 40番 陳美容選手
 42番 シャロン・ガオ選手
 54番 蘇舞ゼン選手
 58番 董美セイ選手

 青年男子組受賞者:

 チャンピオン:61番 呉巡天選手
 第2位:79番 石真選手
 第3位:76番 趙亮選手、ならびに71番 スティーヴン・ワン選手

 青年男子組優秀出演賞:

 66番 聶昊選手
 68番 車星ハォ選手
 80番 於佳冬選手

 2008年8月29日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/8/25/184760.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/8/26/100148.html