張雲さん、再び思想改造施設に収監される
(明慧日本)河北石家荘の法輪功修煉者・張雲さん(53歳女性)は、もと河北省鹿泉刑務所の第一級の警官であった。2008年8月24日、張さんは二年間に渡る不法な労働教養を終了した。ところが、中共当局は北京パラリンピックの開催を口実にして、極度に衰弱した張さんを元の労働教養所から直接、河北省の思想改造施設へと不法に護送し、迫害を続行した。
中共政権が法輪功を迫害した後でも、張さんは「真・善・忍」の不動の信念を持ち、法輪功をゆるぎなく修煉して、これらのよこしまな存在には決して妥協しなかった。しかし、中共政権の数々の虐待と非人道的な侮辱、連行、殴打、強制的な洗脳、労働教養、拷問により、張さんはまさに生死の境をさまようことになったのである。
中共は1999年7.20に迫害を開始した。江沢民集団の操作で、もと第一級の警官であり、法輪功修煉者でもある張さんは、本人が勤務していた河北省鹿泉刑務所のでっち上げによる罪で、自由を剥奪されてしまった。仕事の行き帰りだけではなく、在宅中まで張さんを監視する人がいた。張さんは、その後も不法に石家市留置場に収監された。
2001年4月、張さんは家から現地の派出所にさらわれ、一年間の不法な労働教養を科された。しかし、張さんは不動の信念を持ち、決して妥協などはしなかった。張さんはその後、不法にも再び邪悪の巣窟である唐山開平労働教養所に送られた。この労働教養所で、張さんは強制的な洗脳を拒絶した。このことで張さんは残酷な虐待を数多く受けた。冬には寒さにさらされ、夏には強烈な太陽に照らされた。スタンガンでショックを加えられたり、縄で縛ったりするだけではなく、幾たびも幾たびも殴打され、失神したことすらあった。
2002年4月、不法な労働教養の期限が切れ、張さんは心身共に自由を回復するはずだった。張さんは、唯一の家族である中学生の娘と再び再会した。ところが、張さんは再び悪らつな者に歯科泉市洗脳班まで不法に連行され、さらには4か月間も迫害され続けた。張さんはゆるぎない信念を持ち、よこしまで悪らつな者に対しては決してへつらうことなどしなかった。
8月8日、張さんは再び河北省会洗脳センターに送られ、いっそう人道に反するような、むごたらしい方法で虐待された。悪らつな者は、張さんを6日間まるまる寝かさない状態で迫害した。この精神がもうろうとした状況で、悪らつな者は張さんに無理やり相撲を取らせた。このことで張さんは前歯が一つ欠損し、両腕も強くつねられて青く腫れ上がってしまった。一度に四、五人の悪らつな男たち……いわゆる「ユダ」が、張さんに約2合の酒を強引に飲ませた。悪らつな中共の輩(やから)はあらゆる手口を使い、修煉をやめるなどなどの意思表示、「四書」を張さんに書かせようとした。しかし、張さんは断固としてこれを拒絶した。
2006年8月25日、鹿泉市の「610弁公室」は、十数人の悪らつな者たちを派遣して、張さんの仕事場に不法侵入し、張さんを連れ去った。その後、張さんは再度、河北省石家莊の労働教養所に送られ、五大隊で不法にも二年間の労働教養に科せられた。
張さんが断食で迫害に反対して一か月、身体は極度に虚弱し、ベッドから降りることすらできなくなった。張さんは無罪釈放を要求すると共に、一切道理に合わないことには協力しないことや、囚人服を着ないこと、短髪にさせないことを要求した。張さんの不動の発正念のもと、悪らつな者たちは「転向」をあきらめざるを得なくなった。悪らつな者たちは張さんに「我々はあなたを転向できない」と言った。
2007年5月1日、張さんは再度、断食して迫害に抗議した。5月15日から16日にかけて、悪らつな者は彼女を河北省病院に送り、「検査」を行った。帰ってきたときには強制的に点滴を打たれ、それも「栄養剤をたくさん注入しておいたぞ」という。結果、点滴から一日目、張さんの足は腫れ上がり、嘔吐をしても強制的に5日間「点滴」を打たれ続けた。張さんの身体は日々悪化し、頭もふらふらとし始め、呼吸困難に陥った。おまけに足も膨れ上がり、靴も履けなくなった。もとから点滴の中には心臓病の薬が入っていたため、足が膨れ上がり、心拍も加速して、重い心臓病を起こしたのである。張さんには心臓病などなかったが、労働教養所に人を派遣し、強制的に張さんを病院に送った。こうして張さんは三度(うち二回は省病院、一回は第二病院で)「検査」を受けることになった。当然、張さんは心臓の検査すらしてもらえなかった。労働教養所は「点滴」を借りて、張さんの迫害を行った。その後も労働教養所は、「張さんに大病は発症していない」との理由をもって、釈放を拒絶した。
2008年8月24日、二年間の不法労働教養の終了期限が訪れた。ところが、中共当局は北京パラリンピックの開催を言い訳にして、極度に衰弱した張さんに対し、以前不法に捕われていた労働教養所から直接、河北省思想改造施設へと護送して迫害をなおも続行したのだ。
情報によると、いまだ石家莊市や周辺地区の法輪功修煉者が、河北省の思想改造施設に収監されており、「パラリンピックが終了すれば釈放する」と公言しているという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
2008年9月7日
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/9/3/185229.html)
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