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法輪功書籍の専門店2号店がオープン(写真)

(明慧日本)2008年8月31日、天気予報では雨だったトロントは、日光が美しく、秋空が高くすがすがしい日となった。法輪功の著作、録音、映像資料を提供する「天梯書店」トロント支店が、にぎやかな中区のチャイナタウンで盛大で厳かに開店した。「天梯書店」第一号が2007年4月にアメリカ・ニュージャージーにオープンして以来、二店舗目の法輪大法の書籍専門店となる。

トロント「天梯書店」の開店セレモニー

真剣に書籍を読む人

トロントで行なわれた「天梯書店」開店の祝賀活動

 「天梯書店」の中国語と英語で書かれた大型の看板が、階上の窓から往来が盛んな階下に降ろされ、青地に金色文字の大きい看板は、古色漂う店舗の中で非常に人目を引いた。簡素な本屋の中で、ずらりと並んだ明るく清潔な本棚の上で、創始者である 李洪志先生の異なる言語の原著や、録音、映像などの品が陳列された。店内とお店の前にも賓客がどっと集まり、皆が法輪功の修煉から得られた健康と高尚な生活の体験を分かち合った。

 店主:法輪功の書籍の販売は、金儲けするつもりはない

 かつて中国大陸の外資企業で働いていたケリー(Kerry)さんは、法輪功の書籍の専門店の開店について感無量だった。「1999年7月に中国共産党が法輪功を迫害する前、大小を問わず中国のすべての本屋や露店で法輪功の書籍を買うことができ、全国で『轉法輪』を読んだことのある人は1億を超えていました。1996年1月、『轉法輪』は『北京青年報』で10大ベストセラーに入りました」。

 「私自身も多くの『轉法輪』を買って身内や友達および取引先に贈呈することにしました。ある日、本を買うために大学の近くにある露店の本屋へ行きました。店主は一人の老人で、この露店で一家の生活を維持することは決して裕福ではありません。私は本についている定価の代金を渡したところ、この老人はいくらかを返してくれました。私の固い決意を見て、老人は、自分はまだ修煉していないが、しかし『轉法輪』を読んだことがあり、これは人に良い人になり、良いことをすると教える一冊の本当にすばらしい本ですから、一人でも多く『轉法輪』を読み、法輪功を修煉すれば、この世の中は良い人がますます多くなります。ですから、法輪功の書籍を販売して金儲けするつもりはなく、利益なしの価格で顧客に売っているのです」と語った。

 ケリーさんは、「この 一冊の貴重な本が、人々の心身に健康と善良、誠実と寛容をもたらし、至る所で他人のために考えさせるようになりました。法輪功の効果を感じ取った人々は口から口へ、そして心から心へと、この尊い法輪功の本を自分の親戚や友人に紹介していきました。このようにして、法輪大法の『真・善・忍』が社会の隅々まで広がっているのです」と話した。また、ケリーさんは、「今日、この法輪功書籍の専門店の第二号店がカナダで開店しました。これは、まさにカナダ人の恵みであり、さらにトロントの華人の恵みでもあります」と語った。

 仏教居士:きらめく金色の光、回転する七色の星の輪

 かつて沿海の工場の支配人で、中国大陸から来たランシーさんも皆と家族の経歴を分かち合った。

 「中国共産党が法輪功を弾圧してから、大陸ですでに正式出版された『轉法輪』を買うことができなくなり、縁がある人の切実な需要を満たすため、私たちはその当時、自分で本を印刷することにしました。 手製の『轉法輪』を縁のある人に贈呈し、いつも供給が需要に追いつきませんでした」。

 「2002年の正月、弟は友達の集まりに参加しましたが、そこの主人は王さんという人で、芸能界の有名人です。彼の妻は小さいときから天目が開いたままで、不思議な光景を見ることができるそうです。この一家は仏教を信奉して、しかもとても敬虔で、王さんの言葉でいうと、『30年来、私たちの収入の40%はお寺に寄付しています』とのほどです」。

 「除夜のごちそうを食べる時、弟は王さんの一人の信者仲間に法輪功について世間話をし始め、とても気が合いました。弟は手元にあった手製の『轉法輪』を持ち出すと、客は受け取ってまじめに読み始めました」。

 「この時、奥さんはテーブルを片付けに出て来て、客の手に持った本を見て、『あなたは何の本を読んでいるのですか』と叫びました。『轉法輪』と答えると、奥さんは一瞬ぼうっとして、突然、炊事場に走って行って手を洗いました。それから、両手で客の読んでいる本を取り、頭のてっぺんに捧げて、『天書、天書です。きらめく金色の光で、七色の星の輪がめぐって回転しています』と言いました」。

 「客は聞くとすぐ、負けずに『私が先です、あなたはこのように奪うなんて、私が見終わってからではだめですか』と言いました。『出会いはすべて縁です、私は明日もう一冊を持ってきますから、大丈夫です』と弟は仲裁に入り、客は嬉しく謝意を表し、『私は明日ここであなたを待ちます。私はやっと数ページ読んで、すっかり惹きつけられました。王の話しを聞いてからそういったのではありません』と説明していました」。

 ランシーさんは、「一冊の手製の『轉法輪』を、縁のある人が頭の上に高く差し上げたことは、彼女はこれが天書であると見えたからです。今日、法輪功の書店がここに開き、皆が法輪功の本を手に入れることが便利になり、私はここの民衆の代わりに心から喜びを伝えます」と話した。

 2008年9月8日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/9/4/185317.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/9/5/100387.html