上海:姉は迫害され死亡、妹は不法に強制連行(写真)
(明慧日本)上海の法輪功修煉者・顧建敏さんは、2008年3月1日、中国共産党の警官により強制連行され、同月13日、迫害により死亡した。4カ月後の同年7月、妹の顧継紅さんも連行され、現在すでに不法に2カ月拘禁されている。普陀検察院は顧継紅さんを逮捕し、近く不法に開廷するという。顧建敏さん、継紅さん姉妹は法輪功を修煉しているために、9年来、何度も中国共産党により迫害された。 | 亡くなった法輪功修煉者・顧建敏さん
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一、顧建敏さんは13日間迫害されて亡くなった
顧建敏さん(53)は、浦東グウ山道400番地小路13号601室在住。2007年6月、不法に1年の労働再教育を科された後自宅に帰ったが、わずか数カ月しか経っていない2008年3月1日、浦東洋ケイ派出所の警官に連行され、浦東留置場に拘禁された。そして、僅か10数日間後、中国共産党は健康な修煉者を無残にも迫害により死亡させた。
3月13日、顧建敏さんが不法に拘禁されて12日目、顧建敏さんの夫は「610弁公室」から電話をもらい、顧建敏さが重病のため、服役中一時出所をさせるがどこの病院に送るかと聞かれた。顧建敏さんの夫をだますために、街道弁事所は一時出所の手続きをし、同時に身分のわからない人が、家族に顧建敏さんの逮捕状に署名させた。一時出所の手続きは12時半から午後3時までかかった。病院に着いた後、まず家族に逮捕状に署名させた。夫が顧さんを見つけた時、顧さんはすでに目が見開いた状態で瞳孔が開いており、周囲には誰も手当出来るものはいなかった。その時、夫はひざまずき医師に緊急措置をとるように頼んだが、医師は緊急措置を取ったふりをして顧さんの死亡を告げた。
当時、病院で、30人前後の「610弁公室」の人員と私服警官は家族を囲み、死体をすぐ霊安室に入れようとした。家族は非常に怒って、殺人の主犯を探そうとすると、責任を負うことを恐れ、ほとんどの警官が逃げた。ただ何人かの私服警官だけが残った人の中で、顧さん家族の動向を探った。医師の話によると、顧建敏さんが病院に着いた時はすでに手遅れだった。病院から出す危篤の知らせは、もともと家族が署名しなければならないが、誰かが代筆してしまった。
証拠を残さないように早く死体を処理し、「610弁公室」の人員は、一方で上訴を許さず家族を脅して妹の顧継紅さんを追跡し、他方ではお金で顧建敏さんの夫を誘惑して顧継紅さんの情報を得ると同時に、直ちに死体を火葬することに同意するよう家族に強要した。
法輪功修煉者は不法に拘禁された時、いつも迫害を排斥する方法として、煉功、発正念、断食をした。上海地区で、留置場は法輪功修煉者に煉功させないように手錠をかけ、また「圧縮帯」という刑具を使う。「圧縮帯」は0.5センチの厚さの牛皮からなり、高さ20センチぐらいで、2つの固定した皮の手錠があり、両手にはめるのである。この刑具は煉功を阻止し、また灌食する時にも使う。「圧縮帯」を付けられると、肋骨が痛くなり、時間が経てばだんだん呼吸ができなくなる。
| 牛皮で作られた刑具「圧縮帯」 |
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法輪功修煉者が一定期間絶食した後、そのままいくと命が危険になると留置場が判断したら、上海刑務所総院で強制的に灌食される。刑務所総院に送られたら、まず全身を検査し採血される。それからベッドに大の字に縛られる。法輪功修煉者は5枚のズック製の5センチ幅の長い布で縛られる。警官は、初めはあやすようにするが、ダメだと分かるとゴム管を挿入する。ゴム管は太さが大小2種類あり、15日に一度交換する。法輪功修煉者は強制的に灌食され、大小便を禁じられる。もし体やベッドに尿でも付けようものなら、酷く罵られる。依然として断食を止めないなら、2度と大小便及びその他のいかなる事をも面倒を見なくなる。排泄はどうするのか? 刑務所総院の警官はベッドに穴をあけ、そこに排泄をさせる。時には便秘で、小便も出ない。小便の出ない時は導尿管を挿入され、また鼻にゴム管を入れて全身をフィルターのようにするなど思うままに扱われる。
顧建敏さんはすでにこの世を去り、遺体も火葬され、一体どのように苦しめられて亡くなったかは分からない。最後には顔に残されていた「目が見開き、口元に血が流れ出ていた」痕跡は、犯人が遺体を火葬しても残った証拠である。
二、顧継紅さんは不法な審判に直面している
顧継紅さん(52)は法輪功を修煉して11年になる。以前は深刻な心臓病をわずらっていたが、修煉してから病気が無くなり、「真・善・忍」に基づいて、性格が明るくなり、他人には親切に接してきた。
1999年7月、中国共産党が法輪功を誹謗した後、顧継紅さんは法輪功の真相を伝え、2000年に真相資料を郵送したことで3年の刑罰を下され、2003年に出所した。
2005年6月14日、顧継紅さんは真相資料を配布中、人に告発され、普陀区の警官によって強制連行され、不法に1年の労働再教育を科された。労働再教育期間中、強制的な洗脳を拒否し、大声で「法輪大法はすばらしい!」と叫んだため、労働再教育局は労働再教育の期間延長を許可した。また、顧継紅さんは、禁足室に入れられ拘禁された。禁足室は、3㎡で窓もなく、四方の壁がすべてゴムで作られている。
2008年7月26日午前、普陀区「610弁公室」の人員は職場の名をかたり、顧継紅さんの夫を騙し、家のドアを開けるように脅迫し、その場で顧継紅さんを強制連行し、衛星受信のアンテナやコンピュータ、プリンタ、法輪功の資料などの私有物を奪い去った。これは顧継紅さんに対する3回目の強制連行だった。
現在、顧継紅さんは依然として不法に上海普陀区留置場に拘禁され、普陀検察院は近く、不法に開廷しようとしている事が分かった。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
2008年9月28日
(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/9/19/186183.html)
明慧ネット:jp.minghui.org
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