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程艷雙さん、幼な子を連れて流浪

 (明慧日本) 2008年7月29日夜10時半頃のことである。村の共産党の書記・嚴賀宝は、河北省遵化市の610弁公室と新店子の政府の者を10人ほど率いていた。そして尹各莊村の法輪功修煉者・程艷雙さん(39歳女性)の家に不法にも突入した。悪らつな者どもは、無実無根の程さんに対し、大きな門と部屋のドアをこじ開けて自宅内部を探し回り、財産を奪い取ったのである。当時、程さんの夫や息子は家にはいなかったが、悪らつな警官らは程さんと4歳になる娘さんを不法に強制連行した。そして悪らつな警官は、現金約1000元と900元の新しい携帯電話を奪い取ったのである。

 程さんと娘さんは、思想改造施設に連れて行かれた。しかし、30日の朝、程さんは娘を抱えて逃走した。とは言え、程さんは安心して落ち着く場所すらなかった。悪らつな警官は、程さんの家に行き、夫に程さんを差し出すよう要求した。夫は悪らつな警官にこう言った……。「程は昨日、夜中の12時に家に帰ったが、あなたたちが妻を連行したというのに、またしても私に妻を差し出せだなんて……。あまりにも非常識過ぎる」。

 程さんは、河北省遵化市の新店子県尹各莊村の人である。程さんは1998年に法輪功の修煉を始めている。法輪功が迫害を受けてから、程さんは2回に渡って北京に行き、「法輪功は正しい」ということを公衆の面前で伝えた(注:ご存知のように中共独裁下では、真実を伝えるにも言論の自由がまるでない。程さんは危険をかえりみることなく、真相を伝えたのである)。まず1回目に北京に行ったのは、1999年10月のことだ。程さんは、不法逮捕後に遵化市の留置場に収監、年末に釈放されて自宅に戻っている。2回目の北京行きは2000年10月のことで、翌11月には遵化市の610弁公室が、程さんを開平労働教養所へ送り付けているのだ。程さんは3年の労働教養を課され、2002年の旧正月の大晦日に何とか自宅に戻ることが出来ている。

 2005年8月13日、遵化市の610弁公室は、新店子の派出所の者と共に、程さんの家に不法に突入した。悪らつな警官は、程さんが手元に持っていた真相を伝えるための資料と印刷機を押収、妊娠8カ月の程さんを無理やり車に押し込んだ。さらに悪らつな警官は、程さんを新店子の派出所に送って、書類に拇印を押すよう強要した。また悪らつな警官は3000元を脅して奪おうとした(実際に取られた金額は800元である)。このようにして程さんは、自宅まで戻されている。

 現在、程さんは4歳になる娘さんと共に家を離れて、やむなく流浪している。程さんには落ち着いていられる場所すらないのだ。程さんの夫も同様である。程さんの夫は、安心して仕事すら出来ない状態にあるというのだ……。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年10月4日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/10/1/186903.html