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成都裁判所:法輪功修煉者の家族の傍聴を拒む

(明慧日本)2008年9月27日午前、四川省成都市武侯区裁判所は、弁護士や法輪功修煉者の家族の強い要求で、法輪功修煉者・鐘芳キョさん、劉嘉さん、将宗林さん、祝仁彬さん、丁澤揚さん(入院中)、毛坤さんなど9人に対して、公開裁判を開廷することを決めた。しかし、法輪功修煉者の家族は傍聴証を持っていなかったという理由で、法廷に入場させなかった。他の傍聴者は身分証さえ持っていれば傍聴できた。

 裁判の前に、法輪功修煉者の家族は傍聴証の申請をずっと行っていたが、裁判長の雷星、税長氷などは「前例がない、決して公開しない」と言った。ところが、中国の法律によると、未成年または国家秘密に関わる訴訟事件は公開裁判をしないと決められているが、法輪功訴訟はこの範疇のものではない。裁判所は法輪功修煉者の家族に傍聴証を発行せず、また傍聴証を持ってないという理由で法輪功修煉者の家族の傍聴を拒んだことは、まさに中共政権の無頼の本性を現している。

 怒った家族は裁判所の最高責任者に面会することを申請したが、だれも受けなかった。裁判の数日前から、税長氷などの数人の裁判所関係者の電話はずっと通じなかった。裁判所玄関の警備員は無表情で法輪功修煉者の家族を中に入れることを阻止するだけであった。家族は警備員に「君たちを養っているのは納税者だ、中国共産党ではない。納税者のために働くべきだ、中国共産党のためではない」と言ったが、警備員は依然として無表情のままであった。裁判の日は多くの私服警官が回りで監視活動を行っていた。

 「公開裁判」は「秘密裁判」となっており、傍聴していたのは中共政権の官僚たちと「610弁公室」のメンバーであった。彼らの前での裁判は形式だけで、世の人を騙しており、「公平、公正」というものでは全くなく、法律を汚す行為である。それは、中共が不法な官僚を利用して、法律の実行を妨害し、善良な民衆を迫害していることである。法律で制裁されるべきは中共政権の裁判所にいて良心に背いて裁判を行う人たちである。

 裁判の日が9月27日に決められたことも武侯区裁判所の悪い下心と考えられる。連休を直前にして、法輪功修煉者の家族の金と、北京から来た弁護士の精力を消耗させるためであった。

 成都市の30数人の法輪功修煉者たちは、2007年8月から9月の間に、自宅また仕事先で強制連行され、想像もできない刑罰を受けていた。周慧敏さんは2008年3月13日、成都市収容所の定点病院「青羊区人民病院」で迫害により死亡した。鐘芳キョさんなどは強制連行されてから「園園大酒店」に拘束され、非人道的な迫害を受けた。

  2008年9月25日の朝、四川大学副教授の丁澤揚さんの家族が収容所に面会に行ったが、本人とは会えなかった。午後になって収容所の警官は、丁さんは数日前に病院に運ばれたと教えた。どの病院に運ばれたかと聞いても教えなかったが、調査によると、丁さんは成都青羊区万和路の病院に拘束されている。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年10月6日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/9/30/186868.html