日本明慧
■印刷版   

不法な懲役刑で金成山さんは苦しみに耐えている

(明慧日本)ハルビン市呼蘭区の法輪功修煉者・金成山さんは、呼蘭の公安支局の元警察幹部だった。しかし、金さんは交通事故に遭い、対麻痺になってしまった(第1級の後遺障害)。金さんは治療の理由から法輪功の修煉を始めている。修煉後、障害者であった金さんの身体は明らかに回復、ばらばらになりそうな家庭も再び一つにまとまった……。しかし、中国共産党は、なんとこの金さんにまで残虐な迫害を行ったのだ──。

 2006年12月22日のこと。金さんと妻の焦暁華さんは、姜継民や陳兆林らの手によって、ハルビン市・第4留置場に不法連行されている。金さんは5年の懲役刑、焦さんは3年の懲役刑という不法な判決を下されたのだ。2007年4月24日、金さん夫婦は呼蘭の監獄に入れられた──。 

 金さんは、不法な懲役刑を科せられたため、自宅にいたときのような回復のための運動の環境を失ってしまった。それだけではない。妻が同じく不法な懲役刑を科せられたため、金さんは妻の看護までまったく失ってしまったのだ。さらには不適切な看護を行った犯罪者によって、金さんの両股や両側の臀部、腰などの5カ所に床擦れが出来てしまった。ひどいところは骨まで腐り、膿が出て、血が止まらないという、まさに見るに耐えない状態となった。金さんは24時間、毎日ほとんど同じ腹ばいの状態になっているので、支えにしている膝から出て来た血が、思うように止まらないのだ。………金さんが不法な懲役刑に科せられて、すでに1年あまりにもなる。金さんはこの間、ずっと呼蘭の監獄の病院で極度な苦しみに耐えているのだが、監獄での金さんは、何より不動の信念を持ち続けている。しかし、金さんのように“転化”を拒絶する法輪功修煉者に対しては、中共は減刑するつもりもまるでなく、さらには病気を診るための一時保釈すら許してはくれないのだ。

 金さんの身体は、自らの世話さえ完全に出来ないほど、変わり果ててしまった。胸から下は知覚が完全に失われ、用便も失禁状態となっている。通常の1級障害者の事例を挙げると、小便はビニール袋を付けてもらったりする。また大便は看病する人が指を使って排便させたりもする。普通は、これが「生きることを維持出来るレベル」なのだ。しかし、ここではそれすら許されないのだ。金さんの娘と親戚、そして友人は、金さんのことを非常に心配し、何度も監獄へ面会に行っている。しかし、監獄に面会に行くたびに、すべて申し出は拒絶されている。警察の口実は言わば、こういうものだ──。「金は監獄の要求通りに『三書』を書かない。しかも、金は転化もしないのだ。さらには上から言われている規則もある。だから申し出は断ることにする──」。

 時はさかのぼり、2005年3月10日のこと。悪らつな呼蘭区の公安支局、副局長の姜継民と、国保大隊の陳兆林らは、すでに金さん宅の合鍵を作っていた。そして金さん宅に不法にも乱入、金さんと妻の焦さんは、地面に押し付けられ、手錠をかけられた──。悪らつな者どもは、金さん夫婦を不法にも強制連行したのである。さらには1万2千元あまりの夫婦の現金、コンピューター1台、プリンターなど、5万元相当の私有財産が悪らつな者どもに横取りされている。また修煉者が最も大切にしている法輪功の書籍まで没収されているのだ。

 中国共産党は、身体障害者の法輪功修煉者に対してまで、肉体と精神をあまりにもひどく苦しめてきた。こうした「ならず者の野蛮な行為」は、人々をまさに激怒させるものである。全世界のすべての正義の人士や人道的な組織、そして正義感あふれるメディアの方々に是非、この現実に注目していただきたいのである。中共は確かにオリンピックやパラリンピックを開催した。しかし、その裏では障害を持つ法輪功修煉者に対してまで、人間性を完全に喪失した迫害を行っている……これこそ「中共の実態」なのだ。罪悪に満ちあふれた中共の野蛮な行為を、私たちは共に譴責するべきではないだろうか。

 2008年10月9日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/9/29/186820.html