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四川大学の副教授・丁澤揚さんは不法に強制連行され、未だに拘禁されている

(明慧日本)2007年9月13日、四川大学高分子学院を退職した副教授・丁澤揚さんは、法輪功を修煉しているというだけで不法に家財を差し押さえられ、強制連行された。丁さんは授成都市新津蔡湾の洗脳班などを転々と移され、未だに成都市の留置場に拘禁されている。2008年9月27日、成都市の武候区裁判所は丁さんとその他の法輪功修煉者数人に対して不法に開廷した。元々健康だった丁副教授は、最近、成都士青羊人民病院に入れられて迫害されている。

 丁澤揚さんは、四川大学高分子学院を退職した副教授で、教学の教師を30年余りしていた。仕事に対してとてもまじめで、苦労をいとわず、国のため、社会のために無数の優れた人材を育てあげ、教え子も国中至る所にいるほどこつこつと職責を果たした。仕事中は教師であるべきことを謹んで守り、人望の高い学者で、同輩と学生たちも公認の良い人である。

 彼は法輪功を修煉し、「真、善、忍」を信奉とし、高い道徳基準で自分を律した。薬もやめられなかったタバコもやめ、酒も飲まなくなり、気性は穏やかになって、心も広くなり、世事に対して超然としており、他人に対して優しく、自分には厳しかった。

 しかし、2007年9月13日、この善良な丁澤揚さんが法輪功を修煉しているというだけで、不法に家財を差し押さえられて強制連行され、転々と成都市新津蔡湾の洗脳班と成都市の留置場に拘禁されて今日に至る。拘禁されている間、心身及び経済面とも様々な迫害を受けている。新津洗脳班では、ある8平方メートルの牢屋に拘禁されて、2人の見張り役に昼夜監視されていたが、2カ月間の監視費用はなんと1万元(約1万5千円)以上にも達した。

 1年あまり拘禁された後、成都市武候区裁判所は丁さんの家族の強烈な抗議を無視して、2008年9月27日、丁さんとその他の法輪功修煉者・鐘芳瓊さん、劉嘉さん、蒋宗林さん、劉邦成さん、祝仁彬さん、毛坤さん、陳世坤さん、姜洪媛さん、および法輪功修煉者の家族・毛綺さん、秦敏さんに対して、開廷を強行した。裁判所職員は、この情報を知って裁判所にやって来た法輪功修煉者の家族たちを外へ追いやり、傍聴させなかった。

 目撃者の話によると、夕方、審判が終わってから丁さんは警察にパトカーに乗せられた。このことにより、皆は丁さんの身体状況を非常に心配した。

 丁さんの健康状態は平素から良くて、9月11日、弁護士が留置場で彼と面会した時には、普通に会話して何の異常もなかったが、9月25日、弁護士が再度留置場へ面会に行った時には、丁さんに会えなかった。事後、丁さんは入院したと告知された。

 いろいろと尋ねたところ、丁さんは成都市青羊区人民病院(青羊区新華社衛生サービスセンター)に送り込まれていた。この病院は留置場と結託して、法輪功修煉者を酷く残虐に迫害している場所であり、すでに迫害されて死亡した法輪功修煉者たちがたくさんいる。丁さんと一緒に強制連行された周慧敏さんは、ここで迫害により死亡したうちの一人である。四川大学外語学院教師・房慧さんは、迫害されて身体障害者になった。房さんは言語能力がほとんど喪失し、中風で寝たきりになり、すでに5年近くになるという。

 成都の法輪功修煉者たちは、丁さんとその他、拘禁されて迫害されている法輪功修煉者たちを大変心配している。

 2008年10月10日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/10/3/187054.html