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小弟子の教育を慎重に

(明慧日本)私は小弟子の教育問題について、同修とずっと交流を図りたいと思っていました。しかし、自分には不足ばかりが目立っていたのです。ですから、私は心のどこかで交流を遠ざけていました。最近、私は明慧ネットに掲載されていた、ある文章を読みました。「中国の法輪功修煉者の子供の教育問題について」という文章です。この文章に影響を受けた私は、自らの体験談と教育に関する考えを、意を決して皆さんに話してみようと思ったのです。

  今、会社の同僚たちの間で、最も話題になっていること──。それは「子供が言うことを聞かず、勉強嫌いで、遊んでばかりいる」ということです。それに比べて、法輪功の修煉を行っている人の子供は、みなとても利口でした。 

  わが家の息子は今年14才、中学2年になります。息子は3才の時から、法輪功の修煉を始めました。祖母と父と私も、そして叔母も、みな法輪功の修煉者なのです。また、祖母と叔母は教師をしています。こうした環境で育った息子は、利口で心やさしい子だったのですが……。

 息子が中学3年になったとき、私は私立の学校に2年間、息子を通わせることにしました。しかし、この2年間で、息子の人格はまったく変わってしまったのです。最初は人間性のある正しい心を持つ息子でした。しかし、息子はみるみるうちに暴力を振るうようになったのです。しかも、汚い言葉ばかりを使う息子になりました。以前の長所も、すべて失ってしまったのです。以前の優しくて利口な息子は、一体どこへ行ったのでしょう?

 「このままではいけない……」。私はそう思いました。そこで、再び息子を公立の学校に戻したのです。しばらくすると、息子の悪習はすべてかき消えてしまいました。再び息子は、以前の姿に戻ったのです。「大法(ダーファ)の力はすべてを変える──」。今、息子も私も、実際このように感じています。

 以下は、息子に対する学校の先生の

 評価です。「……礼儀正しく、先生を尊敬しており、しかも人間性もとても素晴らしく思います」。息子は大きく生まれ変わったのです。

  息子の教育については、いつも師父の教えに従っています。師父の書かれた『轉法輪(ヅァンファルン)』の書中には、次のように記された箇所があります──。「子供をしつける時にも、ひどく怒り、かんかんになる人がいますが、しつけはそこまでしなくてもいいはずで、本気で怒ったりせず、理性的に教育して、はじめて本当に良い子供を育てることができます」。今、私はどんなことでも、まず因果関係について息子と冷静に話をすることにしています。私はまさに大法(ダーファ)の理をもって、息子の教育をしているのです。

  息子は友人の気持ちになって考えることが出来ます。何よりもまず、友人の本心を聴き出すようにしているのです。また息子は常に友人の悩みを解決するべく、友人を手助けしています。今、息子はどんなことでも家族に話してくれるのです。前述の『轉法輪(ヅァンファルン)』にも記されていることですが、「内に向かって探す」ことも息子はよく理解しています。また、トラブルに遭ったときは、忍ずることもよく承知しているのです。息子は夜になると家族と共に法を学び、煉功もしています。 

 今の中国の学校教育は、何よりもまず「成績」を重視しています。今年は息子の学年進級の成績が良くないので、祖母と父はとても焦っていました。息子の将来を案じる父は、息子を私立中学に行かせようとしました。私はこのことで、父と何度も交流をしたのです。祖母と父は、相変わらず息子を私立に行かせようとしています。息子が家族のそばで大法(ダーファ)を修煉出来ること……。そして勉強もきちんと出来ること……。私はこれらが「両立」出来ることを望んでいるのです。しかし、今では息子の態度も良くありません。息子は法も学ばなくなったのです……。

 すでにお話したように、祖母と叔母は2人とも教師をしています。ですから、「成績の順位」を相当重視しているのです。しかし、息子はもともと頭が良く、勉強も出来る方なのです。ただ、ゲームをする習慣は直りません。特に今年の夏休みは、ゲームの世界から抜け出せず、視力も落ちています。私たちは息子に『轉法輪(ヅァンファルン)』の「肉食問題について」の内容を学ばせました。息子はすぐ内容を理解して、ゲームをやめたのです。しかし、しばらくすると再びゲームを始めるようになりました。2日前のこと。私は同じ修煉者の方が書いた文章を息子に読ませました。「青少年の皆さんへ、ネットゲームを止めましょう」という文章です。この文章を読んだ息子は、はっと悟り、すぐにゲームをやめました。息子は家族にも謝ったのです。 

 家庭で修煉する環境をひとたび離れた小弟子は、あっという間に社会の悪習に染まってしまいます。今、学校では生徒の道徳レベルも低下しており、良くないものが生徒たちの心を蝕(むしば)んでいます。私は子供が未成熟な時は、なるべくそばにおいておくことが大切だと感じています。将来、子供が成熟して、大法(ダーファ)が本当にしっかりと身につけば、悪いものにまったく汚染されなくなる──。私はこのように考えているのです。

 2008年10月12日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/8/22/184518.html