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成都市:法輪功修煉者11人に不法有罪判決

(明慧日本)2008年10月10日、四川省成都市武侯裁判所は、法輪功修煉者・鐘芳瓊さんら11人に対し、いわゆる第二次「公開」裁判を開廷した。修煉者の家族は再度法廷に入ることを許されず、傍聴もできなかった。鐘芳瓊さんら9人の法輪功修煉者及び毛坤さんの妹とその夫は、それぞれ強制的に3年から7年の不法判決を言い渡された。また、法輪功修煉者・鐘芳瓊さんは7年、劉嘉さん、毛坤さんは各5年半、蒋宗林さんは5年、祝仁彬さん、丁澤楊さん(四川大学を退職した副教授)、薑洪媛さんは各4年、毛琦さん、秦敏さん、陳世坤さんは各3年の実刑を下された。法輪功修煉者・劉邦成さんは、72歳の高齢でありながら5年の実刑を下されたのである。

 10時半の開始予定であったが、裁判所は9時から前もって選ばれた傍聴人を入廷させた。弁護士が入廷する時、機械で身体検査をしたが、他の「傍聴人」は検査されず入廷した。このような差別行為はただちに法輪功修煉者の家族の叱責を受けた。

 今回の不法裁判は午後3時まで続いた。目撃者によると、法輪功修煉者・祝仁彬さんはひどく迫害された状態のため、ずっと手でお腹を押さえ、体を曲げたままであった。言葉もなく顔色は青白く正常ではない、内臓に傷を負った可能性があることが読み取れた。

 裁判が終わり、数人の法輪功修煉者による「法輪大法はすばらしい!」と大きく叫んだ声は、天地を震撼させるほどだった。警官らは叫んだ法輪功修煉者たちを法廷外に連れ出し、監視カメラを避けて酷く暴行した。階下にいた修煉者の家族はこれを聞き「裁判所は法を犯し、人を殴った!」と大声で抗議した。多くの通行人が事情を聞き注目した。

 当日、法廷の周りはパトカーや警察、武装警官、私服警官らで高昇橋通りから2つの道路の交差点、ローマ広場付近の道路まで溢れていた。法廷周辺の茶楼、休憩所などいたるところに警官がいた。カメラやビデオカメラを抱えている人が通行人や修煉者の家族を撮影し、家族に質問しては、「撮影して何が悪い、何をしているか分かるだろう?」と無責任に言った。ある通行人は法廷の前で、私服警官らに強制的に署名させられ、署名を拒否した人はこの場から隔離された。通行人が原因を追究すると、1人の私服警官が公然と「これは国家の一大事である」と言った。道路清掃の人や周辺の警備人も通行人に対しとても警戒していた。知り得たところでは、当日数社の新聞社とテレビ局の記者は事前にその場所に来て「取材」していた。

 成都市の30人程の法輪功修煉者は、2007年8月から9月にかけて会社や家で拘束され、その中には不法に公開判決を下された鐘芳瓊さん及び他10人がいる。これらの法輪功修煉者は不法に成都市留置場に収監され、想像を絶する残酷な虐待を受けた。

 法輪功修煉者・周慧敏さんは2008年3月13日、成都市留置場の指定病院・青羊区人民病院で迫害により死亡した。

 2008年10月16日


(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/10/12/187564.html