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『転法輪』を暗記する過程は心を修める過程でもある


文/石家荘の大法弟子

(明慧日本)『転法輪』という宝物を暗記することはとても難しい事です。しかし、私たちが普段の修煉の過程で各種のことにあまり執着せず、あるいは捨て去ることができるなら、状況はきっと違うでしょう。

 法を暗記する過程で、暗記することを妨害する各種の執着心が必ず出てきます。ある同修たちは一講または半分を暗記したら、途中でやめてしまいます。とても残念なことです。

 暗記しようと思った以上、必ずこの宝物を暗記し終えるべきです。しかし、絶対に執着心をもって覚えてはいけません。必ず心を清め、修めてから覚えるようにしましょう。普段の一つの考え、一つの観念、一つの動作、一つの行いを必ず大法に合わせる必要があります。ただ覚えるだけではいけません。心を修め、身体を修め、修煉することは大法に同化するためです! そしてもっとよく衆生を救い再度するためです。これが、私たちが法を暗記する本当の目的です!

 学歴が高くなく、執着心がさほどない同修が、なぜ逆に早く覚えられるのでしょうか? 学歴が高い知識人は彼らとは比べられません。なぜなら、人心と各種の執着心が私たちの理知、知恵の一面を防いでいるからです。私の場合は国語の教師をしていたころ、教科書の本文を読む見本を見せていました。良い文章を暗記し、早く読むだけでなく一字も間違えずに読んで、生徒に聞かせました。生徒は凄く感心していました。私は文系であり、長年の勉強で「暗記する功」を鍛えてきました。理屈からいえばこの基礎は『転法輪』を暗記するときにも優位で難しくないはずです。しかし、それは逆でした。ちょっと前に間違った悟りをしたために、現在は目を閉じるとすぐ寝てしまいます。正念を発しているけれども、効果は大きくありません。自分の心に問題が生じた時、内へ向かって探し、しっかりと心を修めるべきであることが分かりました。法を暗記する前に心を修め、法を暗記することが目的ではなく、心を修めることが重要なのです。

 以上は自分の浅い悟りで、間違っているところがあれば指摘してください。

 2008年10月18日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/10/15/187701.html