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インドの王国が法輪功と出会うとき(写真)

(明慧日本)2008年10月。佛教の再興を楽しく祝おうと、全世界の数十万の佛教徒が、同月の6日から10日にかけて、こぞってインドに集結していた。また法輪功アジア太平洋の天国楽団も9日、ナグプール佛陀宝塔の露台に招待されることになったのである(注:露台とは、建築物の外に張り出した、屋根のない床のこと)。──天国楽団が広場にいた数万もの群衆に向けて、熱情を込めながら演奏を行った。すると群衆から割れんばかりの歓声が湧き上がったのだ。群衆の中からは「法輪大法好」(ファルンダーファハオと読む。「法輪大法は素晴らしい」の意味)と大きな声で叫ぶ人もおり、群衆の喜びの声は、止むことなく続いたのである。その後、参加した人々は感動した面持ちで、天国楽団の演奏の余韻にひたっていた。現地メディアも、この演奏に大いに惹き付けられたのだ。



国内外のメディアは、インドでの天国楽団の出演を報道
国内外のメディアは、インドでの天国楽団の出演を報道
国内外のメディアは、インドでの天国楽団の出演を報道

 10月7日、佛教の復興を祝うため、インドの王国は、世界各地の数十万の佛教徒とラマ僧を迎えた。マイソールとナグプール地区の大通りは、佛教徒とラマ僧でぎっしりと埋め尽くされたのだ。演奏の妨害を避けるため、親切な民衆は手をつないで人の壁を作り、天国楽団を護衛した。素朴なインドの庶民は、天国楽団の登場を心から喜んでいたのである。迫力があって喜ばしい音楽の響きに、群衆は大いに陶酔していたのだ……。

 のどかな8日の日、日光があまねく大地を照らしていた。この日はインドの佛教徒が、佛教の復興儀式を行う日である。加えてアジア太平洋の天国楽団と現地の腰鼓隊も、開会式に参加するよう国王から招待を受けた。当日は楽団の演奏だけではなく、法輪功の功法の実演も行なうことになったのである。

 アジア太平洋の天国楽団の団員は6日、インド・バンガロールに向った。当日は土砂降りの雨で、寒気流が上空でぐるぐると渦巻き、寒さで人々は凍えそうになっていた。ある楽団の団員が言った……。「こんな気候で、どうやって出演するのでしょう……」 楽団の責任者は、何も考えずに話した。「気候が団員の意志を揺り動かすことなどありませんよ。今は土砂降りの雨でも、少しして演奏をする時になれば、太陽はまた出て来ます。心配しなくてもいいんですよ」と。

 学校の経営は「真・善・忍」に従う

 今回の活動の主催者側の1つ、バンガロールの近くにあるジュシ国際学校の校長は、次のように語っている……。「学校教育を健全に営むには、『真・善・忍』に従うことが、まさに肝心なことなのです」。

 調査によると同校の校長は、かつて相前後して80あまりの学校の校長と学生を率いて、皆で法輪大法を学ぶことにしたという。聞くところによると、校長はすでに英語版の「論語」を学生の教材に用いているとのこと。また校長は、体育の授業を法輪功の功法に変えることにしたという。さらには学生が『轉法輪(ヅァンファルン)』を読めるよう、2つの教室を解放しているのである。校長が創立するインド初の明慧学校は、来年竣工の予定だ。校長は次のように語っている。「法輪功を学ぶことで、学生が生涯に渡って多くのメリットが得られるよう期待しています……。明慧学校では、『真・善・忍』の精神を人々に広く伝えることを特に希望しているのです」。

 元部長夫人、夢の啓示で天国楽団を招く

  アジア太平洋の天国楽団がインドにやって来るまでには、様々な紆余曲折があった。中でも、有力な人士との調停に協力する必要があったという。聞くところによると、今回の活動を推進している人物は、国家級の元部長夫人である。この元部長夫人は、佛教の祝典の調停者でもあるのだ。今度の天国楽団のインド出演の申請について、元部長夫人自身は最初は判も押さず、あまり乗り気ではなかったという。しかしある日、夢の中で啓示を受けた元部長夫人は、はっと悟り、積極的にあちこちで天国楽団の来訪を助けるようになったのである。

 80人から構成されるアジア太平洋の天国楽団の団員は、それぞれ台湾やシンガポール、マレーシアから来ている。楽団は創立からまだ3周年ほどだが、世界各国から公演に招かれた回数はすでに数えきれないほどである。天国楽団は、今回最も盛大な歓迎を受けることになった。7日夕方、楽団は灯りのきらめく古い造りのマイソール王宮の前にやって来た──。そして楽団が演奏した最初の曲目『法輪大法好(ファルンダーファハオ)』は、人々から絶大なる称賛を浴びたのである。その夜、インド政府の国防部長も会場に臨み、マイソール市長と共に天国楽団の公演を心行くまで鑑賞していたのだった……。

 注:ナグプール はインド中部にある有名な都市で、人口は3百万を上回り、南北・東西の交通要路の合流地点に位置している。またナグプール は、インドの地理学上の中心地でもある。

 2008年10月19日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/10/14/187725.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/10/18/101559.html