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吉林省延吉市:法輪功修煉者・黄硅熙さんは迫害により死亡

(明慧日本)吉林省延吉市の法輪功修煉者・黄硅熙さん(69)は、度重なる中共関係者から迫害を受け、不法に留置所や労働教養所などに連行されたが、2008年9月25日午前、他界した。

 2005年5月13日、黄硅熙さんと妻の池英淑さんは、延吉市北山派出所の警官に強制連行され、延吉市留置所に38日間拘留された後、不法に1年の労働教養を科された。黄硅熙さんは九台飲馬河労働教養所に移送され、そこで残酷な迫害を受けた。

 黄硅熙さんは労働教養所で各種の拷問を受けた。労働教養所に着いたとたん、警官は決裂書を書くよう強要したが、黄さんは書かなかったため、7、8人の警官が黄さんの両腕を後ろで縛って倒し、踏みつけて蹴った。黄さんは大声で「私はもう66歳の老人なのに、こんな仕打ちは間違っています。江沢民に従っていたら、きっといい事はないです。誰か道理が分かる人がいたら、私と一緒に是非を判断してください」と叫んだ。しかし、理性を失った警官らは、黄さんをさらに苦しめた。黄さんは6日間も眠らされず、1日にわずかなウオトウ(トウモロコシなどの粉で作るふかしパンのようなもの)と水しか与えられなかった。このような悪条件の中、数人の法輪功修煉者が腹を下した。警官はこれを口実に強制的に毒物を注射した。

 九台労働教養所で警官は、黄さんを強制的に1日18時間(朝4時から夜10時まで)も床に座らせたままにし、少しでも動けばすぐ決裂書を書くよう強要し、さもなければ死ぬほど殴った。黄さんはこのように6か月間も強制的に座らされたため、臀部は腐って膿汁が出てズボンを脱ぐことさえもできなくなった。さらに、タバコの火でやけどさせられた。九台労働教養所はよく法輪功修煉者を殴り、残酷な拷問を行った。2004年11月初め、ある法輪功修煉者は点滴瓶を投げつけられ、しばらく音信が途絶えていたが、数日後、この王連夫さんという法輪功修煉者は亡くなった。また、ある法輪功修煉者は顔をひどく殴られたため、包帯を巻くしかなかった。法輪功修煉者・王さんは厳管隊で断水断食したため、排泄を許されずズボンの中でするほかなかった。

 2006年4月20日、黄さんは釈放されたが、体重は70キロから25キロになっていた。

 家に帰っても、黄さんの体はかなり衰弱しており、子供たちは心配して上海の大きな病院で検査しようとした。しかし、上海に行く前日の2006年5月11日午後5時頃、黄さんと妻の池英淑さんは再び延吉市朝陽派出所に強制連行された。朝陽派出所は戸籍調査を口実に黄さんの自宅に侵入し、法輪功の創始者の肖像を見つけ、黄さん夫婦を連行し、不法にテレビやVCD、プリンタなどを奪った。不法に40日あまり拘留した後、釈放した。

 その後、当地の派出所と街道弁事処はいわゆる「敏感日」の期間中、度々黄さん夫婦の生活を侵害したため、黄さんの健康は悪化し、2008年9月25日午前、黄さんは延辺病院で他界した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年10月19日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/10/19/188037.html