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大洪水の前後:天目で見た光景

(明慧日本)師父の経文『衆生からのご挨拶に感謝』を繰り返し読んで涙を流しました。師父の偉大さと慈悲をよりいっそう感じ、法を正すすべてを含んだ洪大な勢いが到来する際、慈悲なる師父は依然、衆生のことを気にかけておられ、衆生の覚醒とその良知の蘇生を期待し、心の底から衆生が救われることを望まれていることがわかりました。同時に、大法弟子が衆生を救い済度するために行ったすべてが神聖であることを悟り、時間が差し迫っていることをますます感じました。

 ソプラノの白雪さんが歌う『大法』、歌曲『真相を見つける』の歌詞を聞きました。あの美しい旋律を忘れられません、歌詞の中に「貧しい人も富める人も、大難を避けるすべはない。ただ慈悲の救いあるのみ、早く真相を探そう」というフレーズは世人に呼びかけています。「時間は待ってくれません、神の誓約は果たされ、佛法は慈悲と威厳を持ち、決して邪悪が迫害し続けることを許しません。正義を広め、中共邪党の迫害を終結する日もじきにやってきます」。

 最近、静功を煉った時に、天目で二つの光景が見えました、一.大洪水がきた悲惨な場面。二.災難後、大法が未来の人にもたらした輝きの場面。

 あれは十数日前のことでした。正念を発して、静功を煉り始めました、20分経った時に体がほんわりとぽかぽかして、非常に心地よく素晴らしい気持ちになり、嬉しくなりましたが、如何なる歓喜心も生じてはいけないと気付きました。修煉して得たものは全て師父が与えて下さったものです。心を鎮めると、非常に静かになり、更に静けさが深まり、中国大陸の草原、森林、たくさんの村落、たくさんの都市が目の前に現れました。

 その草原の殆どは砂漠化し、家畜は群れて食料を求め、清潔な水飲み場がなく、やきもきした放牧民が辺りを見回しています。風に吹かれ、飛び散った黄砂が舞い上がって空気中に充満し、古いパオは今にも風に吹き倒れそうです。数多くの荒涼とした大草原が一面に広がって、むごたらしく、森林の大部分も枯れ果てていました。

 大陸にあるすべての村落が開発のため耕地がなくなり、開拓した地域に邪党の赤い旗が立っていました。農村の市場は一見にぎやかですが、ある市場は流砂のそばにあり、ある市場は村落の真ん中に、またある市場は山坂の下にありました。商人たちは呼びかけ、村民たちはものを買っていました。至る所に買い物に集まってきた人の群れと取引用の家畜がいました。

 大、中、小の都市のあちらこちらには邪党の赤い旗と赤い横断幕、色とりどりの看板、低級で下品なナイト・クラブがあり、林立する高層ビル、車、電車は都市の中をひっきりなしに通り、高速道路はいくつもの都市を繋ぎ、人の流れが激しく、男女は入り混じって騒がしく酒色に溺れていました。人々は公園でぶらぶらしたり、お金を稼いだり、冠婚葬祭は依然とし繰り返されていました。

 そのときです! 晴れていた空が暗くなり始め、突然何処かから非常に恐ろしい、心を震わせるような不思議な金切り声に驚いて、皆は申し合わせたかのように、空を見上げ、何の声かを探していました。そのとき、泰山よりも何百倍も高い大洪水がごうごうと咆哮しながら、急速に西から東へ、天からどっと落ちてきました。その水は普通の海洋や河川のものではなく、まるで天上から落ちてきたかのような勢いでした。

 一面の建物が倒れ、高波の咆哮は人の胆を潰すほど恐ろしいものでした。高波が現れる前に、洪水から生じた衝撃波のような気流が流れ、威力はこの上なく、至るところは直ちに廃墟となり、数百メートルの高い山が削られ、巨石を遠くまで吹き飛ばし、飛ばされる瞬間に巨石は粉々になっていました! 大法弟子を拘禁する闇の刑務所、何メートルの厚さもある二層壁をもつコンクリートの建物も、豆腐のように気流に吹きとばされ、切り裂かれ姿を消しました。警官の頭はポップコーンのようにぱんぱんと音を立てながら爆裂し、気流は人体を持ち上げ、瞬間に引きちぎられ、車と電車は卵の殻のように粉々になり、大型タンク、大砲は気流にぶつけられ、土塊になり、瞬間に砕かれました。

 全ての無線システムは停止し、飛行機が落下し、地面に接触する前に急流に吹き飛ばされ、次から次へと爆裂しました。最も凄まじいのは人体で、橋に、ビルに、樹木にたたきつけられ、折れた肢体はまた衝撃波で粉々に吹き飛ばされ、無傷な死体は一体もありませんでした。気流はすぎ去りましたが、地上のほとんどの都市は廃墟となり、人びとは猛烈な勢いの天上の洪水の中に消え去りました。

 気流が過ぎ去り、天地を覆い隠すような高波が咆哮しながら攻めかかり、大陸は見渡す限り水に覆われ、徐々に水面が静まり茫茫として、あたり一面白く光り、鳥さえ飛んでいませんでした。

 たくさんの大法弟子が空中に漂い、蓮花に座ったり、瑞雲に立ったりして、皆、地上で起きたすべてを見下ろしていました。段々、その光景がぼやけて来て、最後に消えました。

 数秒後、二つ目の光景を見ました。たくさんの村落と都市を神は庇護し、慈悲をもって大法弟子に接した生存者たちに大法は未来の輝きを与えました。

 中国大陸は荒野と砂漠がなくなり、あたりの草原は一面連なり、牛や、羊がそこで悠々と過ごし、青草は食べきれないほど生えていました。驚いたのは、家畜に食べられた草は瞬く間に、若葉が生えて、青々となりました。寒い季節がなくなり、遊牧民は鞭を高く上げ、高らかに歌っていました。色とりどりのモンゴルパオが煙を立てていて、遊牧民の家に師父の肖像が祀られて、人々は歌い踊りながら小躍りして祝っていました。

 何故か分かりませんが、森林がなく、代わりにいろんな種類の樹木がありました。すべての木に実があり、例えば、柳の木には柳果、槐の木には槐果がありました。槐果は芳しい香りが漂い、程よい甘さで食べやすく、柳果の色は黄色の指ぐらいの太さで、蜜のような濃厚な甘みを持っています。様々な色の鳥はあちらこちらへと飛び回って、果実を腹いっぱい食べ、白と黒の鳥は滅多にいませんでした。

 村落が再び現れました。中国江南地域の古代建築のような、非常に凝っていて、上品な建物です。蝿、蚊、猫がおらず、空気は澄んで、地面に埃もありません。粟の穂は半メートルも高く茶碗のように太く、倉には食べきれない食料が詰まっていて、鶏はガチョウのように大きく、家の周りに果樹が植えてありました。草花の色は鮮やかで、すべての山は緑の絨毯に包まれているようで、山水は村落に流れ、水の純度が高く、甘くておいしいのです。牛や、羊の毛には土はつかず、飼い主はこれらの家畜に果実を与え、全ての家は仏堂を設けて、師父の肖像を祭り、人々は法輪大法がもたらした幸福と輝きを語り合います。

 都市には高層ビルがなく、全部古代の建築を真似た建物で、とても奥ゆかしく、如何なるところにも赤い旗と幕がなく、公告や看板もありません。川の水は底が見えるほど澄んでいて、魚が自由に泳いでいます。環境は至る所優雅で趣があり、学校の校舎は街と隣り合わせで、先生は端然と座り、大法が人類にもたらした輝きを講義しています。教室の真ん前に師父の肖像が安置され、特製の木のフレームの白板の上に黒い篆書が書かれており、生徒たちも篆書を使って字を書いています。店にいる商人たちはとても礼儀正しく、真心から客に奉仕しています。人々は皆、眉目秀麗で、顔色は艶やかです。全ての店と家庭に仏堂が設けられ、師父の肖像を祀っています。全ての人は師父に感謝し、師父が衆生に与えた幸福と輝きを讃えています。

 世人は中国の近代服(邪党の服ではない)、清朝末期のような平服を身に纏い、少数の人は古代の服装、また一部の人はスーツを着ています。人々は会う時に、まず3、5メートル先で会釈してお辞儀をし、そばにきてから、抱拳(礼法の一つ)して、ご挨拶を交わします。別れる時に、年輩のほうが先にその場から離れます。男女が顔を合わせする時は、3、5メートル先で会釈し、1メートルの距離を置き、お辞儀をして挨拶をします。別れるときは女性が合図してから男性はその場を離れます。女性は皆長いスカートを穿き、長い裾が地面に着き、埃がないため、白のスカートでも汚れないのです。

 長江、黄河の橋には橋脚がなく、全部アーチ型の橋で、橋の上に車馬の往来が南北を貫通していて、江河の上にあるすべての船舶は商船か遊覧船で、軍艦はありません。船は鋼と木でできた古代船です。

 優雅で穏やかです。大法の音楽と古典音楽が流れて、騒がしい音は一切聞こえません。

 2008年10月21日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/1/26/147649.html