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延吉市:法輪功修煉者・鄭宝華さんの迫害状況

(明慧日本) 延吉市法輪功修煉者・鄭宝華さんは2008年9月10日、和龍市頭道交番と「610弁公室」の警官により、強制連行され、拘束中に拷問された。鄭さんは絶食で抗議したが、警官に食物を無理やり注ぎ込まれた。家族の正念で救出され、気息奄々としている鄭さんは釈放された。

 鄭さんが拘束されていた間に、家族はずっと救出のため動いていた。鄭さんが迫害で気息奄奄となっている情報を知った家族は焦ったが、10月1日は連休中のため、収容所の関係責任者との面会もできなかった。10月3日、受付の警官は「鄭さんは病気にかかった。詳しい事情は連休明け6日になったら相談できる」と話した。その話を聞いた家族は延吉市に戻った。自宅に着いたとたん、和龍市の事件関係者から「相談することがある」という電話があった。家族は4日、和龍市公安局国保弁公室にやってきた。警官・張国華は鄭さんが深刻な糖尿病にかかっていると話し、収容所の監督の話によると、鄭さんは胃炎、頚椎病、腎臓病、肝臓病などの病気にもかかっているそうだ。張国華は家族に鄭さんの保証人を立ててもらえればすぐ釈放できると話した。家族側は「鄭は強制連行された時は元気で、まだ24日間しか経っていないのに何故今のように命が危険な状態になったのか?」と責めた。張国華は「俺とは関係ない」と返事した。その後、双方は口喧嘩し、釈放の手続きもしなかった。家族たちが直接病院に行くと、鄭さんに面会できた。鄭さんは気息奄々になっていて、鄭さんを監視する警官が3人いた。家族は鄭さんの全身が腫れている状態を目にし、悲しくて言葉も出なかった。釈放された鄭さんは2日間、法輪大法の勉強によって全身の腫れが消え、痩せている状態に戻った。

 鄭さんの話によると、9月10日10時ごろ、中共政権関係者に強制連行された。家にあるパソコン、プリンター、法輪大法の書籍や師父の写真などが強奪された。和龍市西城交番に一時拘束された。最初の尋問は返事をしなかった。李という副所長は「今は昼であり、夜になったら、お前を片付ける」と脅かした。夜になると、李副所長など数人が3グループに分かれて鄭さんを拷問した。夜半までに李副所長ともう一人の警官は鄭さんの顎や肋骨などを握りこぶしで殴ったり、手のひらで鄭さんの鼻、上唇などを殴った。次のグループは李副所長に引き続いて鄭さんに対して夜明けまで迫害した。強制連行された日に鄭さんはなにも食べなかった。警官は鄭さんに塩水を無理やり注ぎ込んだ。これまでに「老虎椅」、「両手を背中へ回し手錠をする」、「煙で燻す」などの刑罰を受けていた。2日間の刑罰を受けてから収容所に入れられた。収容所では一食を食べてから絶食を始めた。

 絶食して4日後に再び尋問された。尋問中に警官は鄭さんに無理やり塩水を注ぎ込んだ。またブドウ糖を注射した。絶食の期間中に警官は「鄭さんの家族がミルクを送ってきた」と言って、黄という警官は女性受刑者を利用して鄭さんにミルクを無理やり注ぎ込んだ。病院に運ばれた時には意識がはっきりしていなかった。病室で国保大隊の張国華は医者に「命が3日間延びてここで死ななければ俺たちとは関係ない」という話をした。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年10月24日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/10/14/187657.html