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ヨーロッパ議員:欧州連合に新唐人の放送再開に対する尽力を促す(写真)

(明慧日本)3人のヨーロッパ議員と新唐人テレビ局は2008年10月22日、フランス・ストラスブール (Strasbourg)にある欧州議会総本部で共同記者会見を開き、欧州連合と議長およびフランスのサルコジ大統領に対して、ユーテルサット社ができるだけ早く新唐人テレビ局の中国向け放送の再開を促すよう呼びかけた。
共同記者会見を開く欧州議会の議員と新唐人テレビ局


  新唐人は中国人にとって極めて重要

  ドイツ緑党のHelga Trupel議員は、「新唐人テレビ局の放送再開は中国人にとって極めて重要で、それは、新唐人が中国の民衆に真実の情報を伝えているからである。最近メディアに暴露された有毒粉ミルク事件は、一つの例として取り上げることができる」と発言している。

  同議員は、欧州連合と、特にサルコジ大統領に対して、ユーテルサット社に新唐人の放送再開を促す責任があると指摘した。「なぜかというと、私たちが得たすべての情報によれば、これは技術の問題ではなく、新唐人の放送信号がオリンピックの直前に中断されたのは、中共政府の圧力がもたらしたものだからです」。

  報道の自由と人権は普遍的価値で、ヨーロッパの議員はこれを守る責任がある

  Trupel議員は、報道の自由と人権は普遍的価値で、ヨーロッパの議員はこれを守る責任がある、と強調した。

 イタリアのMarco Cappato議員は、欧州議会自由民主連盟の調停者および人権委員会のメンバーとして、新唐人の中国向け放送再開を呼びかける動議を支持し、議員たちにこの動議に署名するように促した。欧州連合とその加盟国は強硬に、断固として、明確な態度で、新唐人の放送を再開させるべきである、と表した。

  欧州連合は中共の圧力を抑えるべき

  ドイツ最大の人権組織「国際人権協会(IFGM)」のManyn Ng理事は、「中共当局がメディアのコントロール、サーズ(SARS)の問題、法輪功に対する迫害、および最近発生した有毒粉ミルク事件等は、すべてこれほど深刻に発展すべきでなく、私はEUが今こそ立ち上がり、中共側の圧力を食い止めるよう心から望みます」と指摘した。

  欧州連合は調査を行うべき

  新唐人テレビ局のヨーロッパ代表の周氏は、記者会見の席で、「今日私は貴賓席にいて悲しみを覚えます。ふだん私はあなたたちの中に座り、議会の活動を報道しているからです。事実、私たちのテレビ局は中国人民にヨーロッパ議会の中で発生したことを伝える唯一のテレビ局だからです」と述べた。

  周氏は欧州連合とフランス政府に対し、ユーテルサット社に対して行動をとり、できるだけ早く新唐人の放送を再開させるように呼びかけた。これはヨーロッパ議会だけの問題ではなく、更に重要なのは、新唐人がずっと中国の重大な問題に関連するニュースを報道するからである。例えば最近の有毒粉ミルク事件や、オリンピック開催1週間前の、元中国国家食品品質検査総局食品生産監視・管理司長自殺事件の報道によって、食品の品質管理の大きなスキャンダルと密接な関係が発覚したためである。

 周氏は、ユーテルサット社に対して、新唐人の信号を中断するこにおける技術面の詳細説明を提出するように求めた。彼女は、欧州連合が背後の原因を調査すべきだと思っている。もし、ユーテルサット社が欧州連合から経済上の利益を得たのならば、欧州連合のお金はメディアの自由を弾圧し、中国人民の生命を危険な状態に陥らせる人の手に流れ込むべきではないという。

 調査によると、ユーテルサット社が中共の歓心を買い、技術の故障を口実にして、新唐人中国向けの放送を中断した事件は、ヨーロッパ議会で絶えず話題になっている。最近、5人のヨーロッパ議会議員(そのうち3人が今回の記者会見に出席)はヨーロッパ議会で一つの動議を起こし、欧州連合の加盟国が関心を持ち、できるだけ早く新唐人テレビ局の放送を再開することを促すように呼びかけた。

 2008年10月30日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/10/25/188520.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/10/29/101851.html