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無罪で三年の実刑を言い渡され、石家庄のシニアエンジニア・宋愛昌さんが上訴

(明慧日本)河北省石家庄シニアエンジニアである、法輪功修煉者・宋愛昌さんは2007年6月22日正午に仕事から帰宅し、自宅のマンションの下で脅迫され、連れ去られた。今に至っても戻っておらず、不法に1年4カ月あまり拘禁され、さらに10カ月延長された。中国共産党石家庄市当局は三回不法に開廷し、証拠不十分によって無罪釈放されるべき状態でありながら、不法に三年の実刑を言い渡された。宋愛昌さんは上訴し、この案件は現在第二審段階である。

 証拠が無く、事実がはっきりしていないがゆえに、弁護士はエンジニアの宋さんを弁護し、無罪釈放を主張した。10月22日、弁護士は石家庄市中等裁判所の裁判官と会った際、裁判官らはもともと宋愛昌さんの案件をうやむやのうちに終わらせようとしたことが分かった。しかも裁判官は、宋さんに対して「一週間以内に弁護側の言い分をはっきりしろ。そうしなければ、ないものとみなす」と言った。そこで弁護士は、裁判官に対して、「本件には証拠がないので、弁護側の言い分は無罪ということです。あなた方から、証拠がないと認めても問題ないと思います」と言った。これに対して裁判官はもう一度検討してから返事をすると答えた。

 石家庄市橋西区裁判所は、刑法第300条に基づいて「法律を違反したため実施する」として第二回目の開廷を行なった。二回目は調査院に却下され、証拠を補足した。2008年7月1日、また第一審の第三回目の開廷を行い、裁判所は法廷で物証に対していわゆる鑑定結果を読み上げようとしたが、プリンタが壊れて読めなかった。これによりさらに証拠不十分となった。第三回目の開廷審査では、宋愛昌さんが真相資料を作成した証拠は不成立となり、無罪で釈放すべきであると示した。わが国の法律に従って言えば、法輪功を信仰することは法に違反しておらず、まして犯罪行為でもない。法輪功の真相資料作成および配布は、信仰の自由と言論の自由の範疇に属するもので、憲法を守った合法的な行為である。

 宋愛昌さん(48歳男性)は、中国電子科技集団第十三研究所シニアエンジニアで、かつて設備部門と物資部部長などを担当した。小さい頃から身体が弱く病気だらけで、肺結核、慢性胃病と神経衰弱を患い、1996年に法輪功を修煉してから、健康な身体に戻っただけでなく、道徳理念も向上した。1998年に大洪水が発生したとき、宋愛昌さんは外国から帰ってきた際に会社がくれた1600元あまりのお金を全て被災地に寄付した。2007年6月22日正午、宋愛昌さんは市公安局、橋西公安局と科苑派出所が結託し、不法に拘束された。当時は家を物色され、科苑派出所で拷問され自供を迫られた。8月25日、公安所はいわゆる「書類」を石家庄市橋西区調査院起訴科に送った。10月26日午前、橋西区裁判所は不法に開廷した。代理弁護士は完全な無罪を弁護したが、裁判官は法に従って無罪判決を言い渡すことができないため、この案件を調査院に送り返し再調査することにした。

 宋愛昌さんの会社は開廷する前に宋愛昌さんの給料を停止し、ローンで買った新しい家も差し押さえた。

 2008年11月7日


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/11/4/189177.html