日本明慧
■印刷版   

第1回世界華人ピアノコンクールが盛大に開催された(写真)

(明慧日本)新唐人テレビ局主催の第1回世界華人ピアノコンクールは3日の日程を終え、2008年11月2日に閉幕した。審査委員会と音楽界の人々は、参加した選手はみな優秀で、将来のスターが彼らの中から生まれると話した。審査委員会主席の馬常子氏は、「コンクールは誰が優勝するかが重要ではなく、すべての選手にとって一人一人が担う責任は重大で、コンクールを通して、最も古典のもの、最も良いもの、最も人に役に立つ無限の美しい音楽作品を広めて行きたい」と表した。

  大会の決勝戦は午前、午後の2回に分けられ、世界各地から選出された17人の選手が、ニューヨーク・マンハッタンの市政府ミュージックホールでハイレベルのすばらしい演奏を行った。選手たちが演奏したのは、大会が指定したバッハ(J. S. Bach)の十二平均率の前奏、またはショパン(F. Chopin)のバラードとソナタのいずれかである。

  馬常子氏は授賞式で、「このような世界レベルのコンクールを華人が主催したことは初めてであり、選手たちはこのインターフェースを通じて互いに交流し、お互いに音楽に対する理解や悟りを分かち合うことはとても貴重だ。大会は来年も引き続き行われるため、すべての選手と愛好者がまた参加することを心より歓迎する」と表した。
第1回世界華人ピアノコンクールの受賞者たち
新唐人テレビ局総裁・李琮氏は金賞獲得の優勝者・林易さんに賞金と賞状を授与した
第1回華人ピアノ金賞の獲得者・林易さんが決勝戦で演奏
第1回華人ピアノ銀賞の獲得者、ニューヨーク飛天芸術学院の蓮ナさんの決勝戦での演奏


 審査委員:選手はとても優秀

  大会の審査委員会会長・馬常子氏は、「決勝選手のレベルはとても高く、彼らの成績の差はそれほど大きくありません。受賞した選手のテクニックと曲に対する理解は更に完璧です」と表した。

  審査委員の許紹珊氏は、受賞者のテクニックと内包の解釈について、「かなり際立っており、音楽の表現上で個性的なものを表現できました。とても優秀です」と称賛した。

  審査委員会は、特別に銅賞獲得者追加を決定

  ニューヨークのジュリアード音楽院ピアノ教師のホワイト(Emily White)博士は、かつてさまざまなピアノのコンクールで審査委員をしたことがある。彼女は、決勝戦に入る選手全体のレベルは傑出していて、選んだ作品はとても精巧で豊かであり、大会の選定結果はレベルに相応しいという。彼女は、もし十分に優秀な中国系の学生がいれば、次回の新唐人ピアノ大会に参加するように提案する、と語った。
ニューヨークのジュリアード音楽院ピアノ教師のホワイト(Emily White)博士(右)とコンクール金賞獲得者で、ジュリアード音楽院学生の林易さん(左)


  古典音楽は心身を浄化 音楽界に普及、伝播する責任がある

  ホワイト博士は、「古典音楽は精神を充実させ、人類の智能に役立ち、すばらしい芸術は人々が必要としているエネルギーを宇宙から補充します。一枚の公演チケットはあなたに他から得ることができないものを得させます。このような文化と芸術の体験は最も価値があるのです」と述べた。

 「あまり古典音楽を理解することのできない人に知ってもらえるよう、音楽界はすばらしい公演を通して、広く紹介することが大切です」とホワイト氏は語った。

  古典音楽は人を正しく真っ直ぐな道に帰らせる

  ニューヨークの音楽治療師の杜佩儒氏は、選手たちの演奏がとても好きだという。「それぞれが自分の内面の姿を演奏しています。選手たちは、成熟していて落ち着いているものもいれば、美しいものもいます。東洋の選手は比較的やさしくて、きめ細かいです。音楽治療は人と音楽が対話を生みます。もし、常に古典音楽に接触していれば、その人は必ず成熟して安定した状態に昇華するでしょう。『音楽を学ぶ者は悪くなり得ない』と言われるゆえんです」と語った。

  ニュージャージーからきた舞踊教師の杜明ナ氏は、「現場で選手たちが奏でる時の指の運び方は、動く雲・流れる水のようで、疾風は驟雨になり、私の心もその中で抑揚します。彼らは音楽を通して聴衆と交流し合い、私は素晴らしい音楽の中に溶けこみ、非常に楽しめました。演奏者の指の運び方のなめらかさと強烈さは感動的です。選手の音楽は人を気持ちよく安らかにします」と述べた。

  観衆:新唐人は伝統を伝え、「明日のスター」を育てる

  ピアノコンクールの決勝戦は一般開放し、多くの観衆が、参加者の演奏は感動的で、共鳴すると同時に古典音楽の美しさを体験させてくれた、と話した。
ニューヨークのピアノ調律師の洪伝雄氏


  音楽の代々の名門出で、ニューヨークのピアノ調律師の洪伝雄氏は、「コンクールを見て、とてもすばらしかったです。新唐人のピアノコンクールは大成功で、選手たちのレベルはとても高いですね。大会は華人の選手を鍛えることと経験を蓄積するインターフェースを提供してくれました。名門ピアニストもこのように育成されてきたのです。古典音楽は人をリラックスさせ、落ち着いて楽しめます」と語った。洪伝雄氏は、来年もまた新唐人の世界バイオリンコンクールとピアノコンクールに協力する、と話した。

  2008年新唐人テレビ局が主催した9大シリーズのコンクールのうち、六番目の世界華人ピアノコンクールは好評のうちに終了した。大会の審査委員会は、このようなコンクールは今後毎年開催し、しかも規模はますます大きくなり、世界中からさらに多くの華人がこの新唐人テレビ局主催の世界的なコンクールに参加することを希望すると表した。

  2008年11月9日


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/11/3/189135.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/11/5/102015.html