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新唐人放送中断のユーテルサット社:騒然とする中で、株主総会が開催


文/ヨーロッパ大法弟子

(明慧日本)2008年11月6日午後、ユーテルサット社(以下、ユ社)の株主年次例会がパリのヌィイー(NEUILLY)で開催された。これは本年度ユ社最後の株主総会となり、世界各地から200人あまりの株主が集まった。これと同時に、会場前には、ヨーロッパ各地から駆けつけたおよそ100人の新唐人テレビ局の支援者が集まり、ユ社に一刻も早く新唐人のアジア向け放送を回復するよう求めた。

 午後6時過ぎ、会議を終えた株主達はメディアの取材を受けた。当日の会議で、ジュリアーノ・ビレッタ(Giuliano Berretta)総裁は、最初のテーマ・「新唐人放送中断」について書面で発表した。これはユ社上層部が、新唐人放送中断事件はすでに株主達に対して回避不可能な緊張の表れである、とある株主は話した。

 ユ社は中国大陸に新唐人の電波を流し、中国人民のためによい事をした。しかし今年6月16日より、ユ社は中国共産党の歓心を買うため、技術的な故障を口実にして、新唐人の中国向け信号を中断した。さらにユ社は国境無き記者団が7月10日に公表した上記の非難に対して、今なお公に対応していないと、ある株主は総会でユ社ジュリアーノ・ビレッタ総裁に質問した。

 もう1人の株主も、ユ社総裁と200人の株主に対し、ドイツ外務省も独自のルートで国境なき記者団の資料の真実と信頼性を確認していると証言した。

 数人の株主によると、株主総会では、ユ社総裁の新唐人を巡る問題への反応はおかしく、答えになっておらず、何度も株主によるこれらの質問を阻止しようとした。このことで一部の株主は疑問を抱いたと表明した。株主がユ社株主総会で新唐人事件に関する質問を行ったのは今回で三度目だという。

 2008年11月11日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/11/9/189468.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/11/10/102183.html