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3年の判決を下された宋愛昌さんが上告(写真)

(明慧日本)2007年6月22日、河北省石家庄の法輪功修煉者・宋愛昌さんは、警官にオリンピックの治安を口実に家を差し押さえられて、連行された。石家庄市留置場に拘禁された宋愛昌さんは、自白を強要され拷問を受け、1年5カ月になった現在も監禁されている。警官らは、拘禁中の宋さんに罪をかぶせるため、いろいろな手を使って、証拠を探しまわった。橋西区裁判所での第1審は3回も開廷された。2008年9月22日、オリンピックが終わった直後、宋さんは3年の不法判決を下された。そして宋さんは中級人民法院に上告した。第2審から1カ月を過ぎたのに、現在も結果はでていない。

宋愛昌さん

 宋愛昌さん(52歳男性)は、中電集団第13研究所の一級技師である。設備所と物質所の所長だった。小さいときから体質が弱く、肺結核や、慢性胃炎、神経衰弱などの病気があった。1996年から法輪功を修煉し始め、身体の健康を取り戻し、人格も向上した。1998年、南地方が洪水のとき、宋さんは1800元を寄付した。2000人の職員の中で、寄付金が一番多かった。2007年6月22日の昼、宋さんは市公安局、橋西公安分局、科苑派出所の警官らに自宅から連行された。家も差し押さえられ、科苑派出所で自白を強要され拷問を受けた。警官・李興峰、王暁東は、宋さんの足裏をベルトが折れるまで強打したので宋さんは数日間歩けなかった。8月25日、警察は宋さんを起訴する資料を橋西区検察院に送った。2007年9月24日、石家庄橋西区裁判所は審理を始め、10月26日午前、同裁判所で開廷され、代理弁護士が無罪弁護をしたが、裁判官は宋さんの無罪を知りながら法律に従って無罪判にせず、起訴資料を検察院に戻した。

 2008年9月22日、宋さんは3年の判決を下された。3回目の開廷で弁護士の根拠ある強い弁護で、宋さん本人と家族は宋さんの無罪を固く信じ、無罪釈放を強く求めた。現在、石家庄の中級人民法院に控訴している。委託されている弁護士は、当人との面会、資料調べを通じて、その判決は法律に適合しておらず、判決手順も不法で、証拠もないと主張した。また、9カ月間も期限超過をして拘留し、自白を強要し拷問するなど一連の厳しい問題が存在しているという。弁護士は石家庄の中級人民法院に宋さんの判決を見直し、無罪釈放するよう強く求めている。或いは元の裁判所に戻して、もう一度開廷し、間違った判決を見直すように意見を出した。それと同時に弁護士は、宋さんに対する不法審理は厳重な違法故行為であると石家庄の中級人民法院や関係ある部門に手紙を出し、家族も事実状況の手紙を出した。   

 (注):法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照

 2008年11月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/11/11/189566.html