■日本明慧 http://jp.minghui.org/2008/11/19/mh200635.html 



米国務次官補:「法輪功迫害に反対する」

(明慧日本)米国務省の立法担当国務次官補マシュー・レイノルズ(Matthew A. Reynolds)氏は2008年11月5日、連邦議会議員ボブ・フィルナー(Bob Filner)氏に宛てた返信の中で、中国安徽省合肥市の法輪功修煉者・馬金花さんに関心を持っていることを表し、さらに中国共産党の法輪功迫害に対して反対するという米国政府の立場を述べた。

 フィルナー議員は今年9月、ライス国務長官に書簡を提出し、馬金花さんの釈放を求めていた。以下は、レイノルズ国務次官補がフィルナー議員に宛てた返信である。

 親愛なるボブ・フィルナー殿

 9月24日に書簡を頂きありがとうございます。同封されていたJoanna Wangさんの手紙も拝見致しました。王さんは手紙の中で、中国で拘禁されている法輪功修煉者の母、馬金花さんのことを非常に心配されておられます。私たちは、この件について北京の大使館に通達し、王さんの心情をお伝えしました。この件について、ご返事が遅れましたことをお詫び申し上げます。

 中国の法輪功政策に対して、私たちはワシントンと北京との間で、ずっと途切れることなく私たちが関心を持っていることを中国当局に示しています。今年5月、北京で開かれた米中人権対話の中で、国務省の民主主義・人権・労働担当国務次官補デビッド・クラマー(David J. Kramer)氏、および国際宗教の自由担当大使ジョン・ハンフォード(John V, Hanford III)氏は、(中共当局の)法輪功政策について中国共産党の官吏に関心を提起しました。米国政府はすでに多くの場で、(中共当局による)法輪功修煉者を含む宗教信奉者の拘禁、迫害に対して強く反対を示してきました。米国政府は中共政府が法輪功を不法組織とみなして邪教などと呼ぶことを強烈に反対しています。中国共産党の宗教の自由に対する侵害は深刻であるため、2006年11月、米国国務省は「国際宗教自由法」による「特に憂慮されるべき国家」(CPC)としました。1999年に最初の報告書が提出されて以来、中国は毎年のようにCPCに入っています。

 米国が毎年発表している、世界の宗教の自由と人権の現状を国別にまとめた年次報告書の中で、私たちの関心を記録に収めています。2008年度の世界各国の信教の自由に関する年次報告書は9月19日に発表され、しかも国務省のウェブサイト(www.state.gov)で検索することができます。

 私たちは引き続き外交ルートを通じて声明を公にし、中国共産党政府の法輪功弾圧に対して関心を示し続けます。

 私たちはこの情報をあなたと王さんにお送りすると共に、助けとなることを希望致します。もしこの件あるいはその他の件についてご協力が必要であれば、私たちにご連絡ください。

 マシュー・レイノルズ(署名)

 立法担当国務次官補

 事件の背景

 安徽省合肥市の法輪功修煉者・馬金花さん(56)は、今年9月8日にアメリカの親族を訪問する予定だった。9月4日、合肥市公安局の7人(そのうち1人は孫という警官)が馬金花さんの家に突入、不法に家財を没収し、馬金花さんを安徽大学の宿泊所に隔離し、一週間の審問を行った。その期間、家族は彼女がどこに拘禁されているのかを知ることができなかった。

 9月10日、公安はまた馬金花さんの息子を審問し、不法に20時間留置した。

 その後、馬金花さんは合肥市のある留置場に移送され、約2週間後の9月28日、不法に労働教養1年の刑罰を言い渡され、現在、安徽省合肥女子労働教養所に拘禁されたままである。

 2008年11月19日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/11/14/189699.html

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