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遼寧省錦州刑務所:張立田さんを虐殺した真相を隠そうと企む(写真)

(明慧日本)法輪功修煉者・張立田さんは遼寧省錦州刑務所に不法に監禁されて、まだ1カ月あまりしか経ってないが、監禁区域区長に指図された4人の受刑者にめった打ちされて、2008年11月17日にこの世を去った。張立田さんの娘・張辛桐ちゃんは今年9歳の小学生である。

張立田さん
張立田さんの娘・張辛桐ちゃん(9歳)

 これは法輪功修煉者の辛敏鈴さんと崔志林さんが錦州刑務所で迫害されて亡くなった後、該当刑務所が犯した法輪功修煉者に対するもうひとつの殺害事件である。現在錦州刑務所の所長・辛廷権などは手を尽くして真相を隠し、責任から逃れようとしている。

 遼寧省朝陽市の法輪功修煉者・張立田さんは今年36歳、本籍は山東省莱州市である。2008年4月に山東省の本籍にて遼寧省錦州市公安局の反×教分遣隊と太和支局により錦州へ連行され、第一留置場に監禁され、今年8月に不法に5年の懲役を判決された。不法な審判は留置場で行われた。10月には錦州刑務所二十監禁区域に移されて迫害された。11月18日、山東省莱州市にいた張立田さんの家族は現地の派出所からの電話をもらったが、張さんが17日に突然心臓病を発病して亡くなったと知らされた。張さんの家族は、張立田さんには心臓病がないという。

 張立田さんの家族は11月24日の午前、錦州市葬儀場に行き、張立田さんの遺体をみた。遺体は多くの傷跡があり、特に心臓部位の傷跡が特に目立っていた。張さんの家族はこれらの傷跡は外力によるものであり、張立田さんは傷つけられて死亡した可能性が極めて高く、心臓病を発病して亡くなった可能性はないと考えた。張さんの家族は弁護士に委託して、錦州市城郊検察院に死体検査申請を提出した。刑務所の警官・張宝志などは張さんの家族を脅したりすかしたりして、様々な嫌がらせと恐喝を行い、提訴を阻止しようと企んだ。事情を知っている人によると、11月26日、張宝志など刑務所の警官はすでに遺体を火葬場から錦州刑務所へ運んで行き、張立田さんの家族がまだ着いてないのに、自分達が死体検査を行ってから、処理し火葬場にこれらのことを秘密にするように要求したという。しかし錦州刑務所にはただ簡易死体安置所しかなく、冷凍設備がない。おそらく錦州刑務所は陰で手を回し、真相を隠そうと企んでいると思われる。

 聞くところによると、錦州市城郊検察院の裁判官はたとえ死体検査をするにしても、錦州市現地の法医学者にやってもらわなければならず、かつ彼らが任命し派遣すると言ったという。張さんの家族は、公正と公平のために、自分たちがよその法医学者を招くことを要求したが、錦州市城郊検察院は未だに同意していない。

 1カ月前、張立田さんのおばさんが錦州刑務所に行き、張さんに面会したが、そのとき、張さんの身体状況はよく、しかも張立田さんは11月5日に父親に送った手紙の中で、サイズ43号の綿入り靴が必要だと書いていた。その手紙の錦州での消印は「2008年11月5日」だった。もし本当に心臓病が発病したとしたら、錦州刑務所は緊急措置を採ったのか? もし緊急措置を採ったとしたら、どうしてすぐ張さんの家族に知らせなかったのか? もし間に合わず、緊急措置をとれなかったとしても、どうして死亡後、すぐ家族に知らせなかったのか?1日経ってからやっと通知したのはなぜか?

 目撃者が点々と漏らした情報によると、2008年10月張立田さんは錦州刑務所二十監禁区域に連行されて行った。監禁された後、何回も立つ罰を受け、何回も受刑者に殴られた。11月16日、張立田さんは断食で虐待に抗議した。その翌日(11月17日)、張立田さんは監禁区域区長・張宝志に指図された劉裴岩、李勇などの4人の受刑者にめった打ちされて、死亡した。現場では数人の受刑者が見ていた。現在錦州刑務所は手を尽くして、真相を隠そうとしており、急病突発による死亡として、張さんの家族と外界を騙そうとしている。最近、錦州刑務所はまたいわゆる「出血熱流行病の予防教育」を行い、注意力をそらし、世の人々を騙そうとしている。事情を知っている多くの受刑者らは非常に憤慨している。目撃者はまた、11月21日の明け方、張立田さんをめった打ちして殺した4人の受刑者は看守により監房から連れ出されたが、行方不明になっているという。

 法輪功修煉者・張立田さんは1998年から法輪功修煉を始めた。以前の気性が激しい悪習がなくなり、何をするにしても我慢することができ、寛容の態度で人に接することができた。そのとき、張立田さんは朝陽市精密製鋼所で働いていたが、大法を修煉してから、「真・善・忍」の基準にしたがって、厳しく自分を要求し、こつこつと仕事をしていた。彼の仕事は運転手だったが、仕事の期間中作業場所を離れたことがなく、どこかに仕事があるとそこに行った。まただれから頼まれた仕事でも文句なく行なった。

 邪党が大法を迫害して以来、張立田さんは何回も現地公安に生活を邪魔され、迫害された。2000年2月、張立田さんは大法を揺るぎ無く修めたことを理由に、朝陽市双塔区光明派出所に不法に捕まえられ、朝陽市留置場に送られて監禁された。半月後、2000元をゆすられてから、やっと釈放された。当年7月、張立田さんは拘禁されている間、強いられて保証書を書いたことが正しくないと思い、朝陽市公安局政治防衛課に行き、自分が書いた保証書を無効にすると声明した。警官は彼を拷問し、両腕をつるし上げてから、頭を下向きにして壁につるしあげた。張立田さんの妻は政治防衛課に行った際に、夫が虐待されている姿を見て、理詰めで大いに論争して、やっと張さんは釈放されることになった。

 2001年の春、張立田さん夫婦は幼い娘を連れて外出し、ぶらぶらしていたところ、戸籍の所在地・凌鳳派出所の警官がパトロール・カーを運転して止めてきた。当時張立田さんは娘を抱いていたが、警官はどっと押し寄せてきて、彼を強制連行しようとした。娘はびっくりしてわあわあと大いに泣いた(何回も迫害されたため、子供は警官に逢うと泣く)。張立田さん夫婦は大声で警官を非難し、子供を下ろすことを要求した。警官は散らばっていった。張立田さんは子供を下ろす瞬間、素早く歩いて逃れた。それから、張立田さんは路頭に迷う生活をし始め、仕方なく人力車を踏んで、家族を養うしかなかった。2001年7月朝陽市精密製鋼所は不法に張立田さんを解雇した。

 2001年の夏、張立田さんがちょうど人力車の仕事を待っていたとき、体つきが太っている男性が南塔に行きたいと言ってきた。人力車に乗ったその男性は携帯で電話をかけていた。南塔に着いたら、数人の私服の警官がやってきて、張立田さんを強制連行した。そのときになって、張立田さんはやっとその太っている男性が警官と同じグループであることに気付いた。これらの警官は凌鳳派出所のものだった。張立田さんは朝陽市十家河套留置所に監禁された。張さんは断食で抗議したが、警官に野蛮に強制的に食物を注入された。19日後、張さんは生命の危篤状態に陥ったため、釈放された。しかし凌鳳派出所の警官は随時張さんを捕まえて行くと脅かした。彼らはまた常に張さんの妻を脅かした。やはり間もなくして、張さんは野菜を買いに出かけたところ、凌鳳派出所に不法に逮捕された。今回警官らは張さんを直接朝陽市西大営子労働教養所に送って、2年の労働教養を言い渡した。

 労働教養所で、張立田さんは非人道的な虐待を受けた。看守大隊長・ウ振涛に殴られ、副大隊長の李福還は張立田さんを長時間小号(非常に狭い独房)に監禁して迫害した。2004年の初めごろ、張立田さんは釈放された。2004年9月20日の夕方、警官の斉宗民は張立田さんの携帯を盗んで行ったが、認めなかった。2005年6月18日、斉ともう1人の警官は、また張立田さんの自宅に飛びこみ、むやみにひとしきりものをひっくり返した。また張さんを脅かし、労働教養させると言いふらしたため、張さんは生活上、精神上きわめて大きな不安をもたらした。張立田さんは仕方なく故郷の山東省莱州市沙河鎮朱馬村に戻って行った。

 数年間安定した生活を過ごした後の2008年4月、中共邪党のオリンピック開催の前に、朱さんは朱馬村でまた莱州市610弁公室の頭目・劉京兵などの警官に不法に強制連行された。張さんは持っていた900元の現金を警官に奪われた。警官はまた張立田さんの父親の家も捜査し、たった1台のオートバイを奪い去ろうとしたが、家族の排斥の下で、未遂に終わった。劉京兵などの警官は張立田さんを遼寧省錦州市公安局のいわゆる反×教支隊(支隊長は王輝)と錦州市太和公安支局に渡した。張立田さんは錦州第一留置場に監禁された。その後、錦州市太和公安支局と邪党の太和区検察院は不法に張立田さんにぬれぎぬを着せ、不法に逮捕した。

 2008年7月ごろ、邪党の太和区検察院は張さんの家族に通知もせず、張さんを秘密に開廷し、判決を下した。開廷場所は留置場で、審判長は梁賀祥。8月7日太和裁判所は判決書を下し、不法に張立田さんに5年の懲役を下した。間もなくして、張立田さんの家族は友人のところでこの情報を得た。張さんの72才の父親ははるばる遠路をいとわず、錦州に来て、張さんに二審の弁護士を招いてくれた。弁護士が介入すると、錦州市中級裁判所の裁判官・劉波などは開廷審理をせず、もとの判決を維持した。2008年10月張立田さんは錦州刑務所に連行された。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2008年12月6日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/11/29/190687.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/12/1/102664.html