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ある夢が私に与えた啓示


文/天正

(明慧日本)私は今年29歳になります。1995年に大法を修煉し始めました。1999年に大学に入学してから学法もやめてしまって、学校の中で毎日の勉強の他、あまり社会との接触がありませんでした。同修たちが皆、衆生を救い済度することに非常に忙しくなっているこの数年間、私はただ法輪大法はすばらしいというちっぽけな正念しか持っていませんでした。その他のことはすべて仕事をするようになった後に生じた名利、情によって覆い尽くされてしまいました(法に対する理解が浅かったため修煉の環境を失ってしまいました)。

 2003年のある日、ある母の同僚(母は修煉者)は、私に一枚の真相ディスク見せてくれました。その真相ディスクの中で、ある外国人が「法輪大法はすばらしい」と書いた横断幕を両腕で掲げ、天安門広場で「法輪大法はすばらしいと世界中が知っている」とつたない中国語で叫んでいました。

 これは、私にとってあまりにもショックでした。私は涙を流し、すべての記憶がまるで再び呼び起こされたかのように、私は突然、自分は大法弟子として何をすべきかを悟りました。ある外国人すら天安門広場前で「法輪大法はすばらしい」と叫んだにもかかわらず私は何をしたのでしょうか。私は常人の中の優秀な人になるため日々努力し、名利のために争っていました。思えば、大法弟子が圧力の中で法を実証することの偉大さと比べると、私は何と恥ずかしいのでしょう。

 師父が私のこのちっぽけな正念を見つけてくださったかのように、夢の中で啓示を与えてくださいました。夢の中で大きな網が見え、少しずつ小さくなっていくのが見えました。起きてからどういう意味か分かりませんでした。なぜなら、私はそのとき、「洪吟」すら覚えていませんでした。後にやっと悟ったのは、師父はこのことを通して、「洪吟」の中でもあったように、法の網が収めているということです。早く時間を大切にしなければなりません。

 しばらくして、もう一つの夢を見ました。この夢は今日になっても非常にリアルに覚えています。夢の中で私は師父に会いました。これは私にとって初めて師父に会うことになります。その時の情景は、法が人間界を正す真っ最中でした。すべてが終わり、私は円満成就できませんでした。師父と一緒に帰ることができませんでした。私は師父の前に立って、師父は非常に高くて、私は師父を仰ぎ見てから、師父の手を強くにぎって泣き叫び、「師父、どうかもう一度チャンスをください。今度こそちゃんと修煉します」と訴えました。師父はゆっくりと「もうありません。これ以上もうありません」と話されました。この一言は、今でも非常にリアルに覚えています。師父が話された時の表情は言い表す言葉が見つかりません。私は本当に悲しくなりました。表現できないほど悲しく、つらくなりました。常人の辛さの一万倍以上の辛さを感じました・・・。

 その後、私は目覚めました。なんと夢でした。つまり私にはまだチャンスがあるということです。師父に感謝します。私は感動して涙を流しました。私は決意しました。師父、私は修煉します。常人の中のすべてはもう必要ありません。何も恐れません。私はしっかり修煉し、師父と一緒に戻りたい、と誓いました。

 その夢を見てから、私は再び修煉に戻りました。それ以降の修煉の中で、本当にいろいろな難関に遭い、さまざまな苦難の中で、難しく厳しく、難を一つひとつ、やっとの思いで乗り越えてきました。非常に大変でしたが、師父の慈悲なるご加護のもとでなんとかここまでやってきました。

 私が当時見た夢は、師父が、私の当時の次元において私に早く修煉に戻るように、もう一度修煉を始めるようにと啓示を与えてくださったのだと思います。その後、私は学法を通して、自分は法を正す時期の大法弟子として、個人の修煉は第一義ではなく、衆生を救い済度することが最も重要だと悟りました。去年、私はある町で点々とした生活を送っていたとき、師父の按配のもとである同修に出会いました。その後、学法のチームに参加するようになり、より良い仕事の環境も得られました。今、私は努力して三つのことを行っています。まだ努力が足りないと感じています。まだ安逸心など、たくさんの取り除くべき執着があります。しかし私は、弟子の力が強ければ師父には回天の力があると、まさに「洪吟」にあったことを信じています。ですから私達は正念を強くし、三つのことをしっかり行い、すべては師父のコントロールの中におさめられています。

 同修たちよ、精進しましょう。決して師父の私たちに対する慈悲なる済度を無にしないでください。この夢の物語を書くべきだと思いました。いまだに精進していない同修たちは早く目覚めましょう。この瞬く間に過ぎ去っていく瞬間の中で、私たちに、人間界に来る前に立てた誓いをより良く実行できるよう、より多くの衆生を済度できるようにしましょう。

 以上は個人の認識にすぎないので、正しくないところはご指摘お願いします。

 2008年12月14日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/9/24/186367.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/9/28/101007.html