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米国行政委員会の年次報告：中共当局は法輪功を迫害している（二）
—2008年中国の人権に関する年次報告の概要
（明慧日本）
中共当局は関係ネット上で法輪功迫害政策を公開している
2008年3月、雲南省の政府ネット上では、政府は必ず「法輪功を厳格に弾圧する、法輪功は反共産党、反社会主義の邪教と認定する」と書いている。この「通知」では政府関係者、政府で働く人員は法輪功の宣伝を見つけたら直ちに職場の上司や「610弁公室」に連絡するように書かれていた。
2008年4月、福建省貴田県政府筋のネット通知には、政府の基本政策は「法輪功を取り締まること」だと書かれている。
ある政府系の書類には、国家安全部の人員は必ず「三つのゼロ」の目標を実現する必要があると書かれている。三つのゼロとは陳情に上京する人の数がゼロ、集会と抗議をする人の数がゼロ、テレビ、ラジオに干渉する事件がゼロだと書かれている。
この同じ書類（政府書類）では、この三つのゼロを完成するにはさらに四つの任務を果たさないといけないと書かれている。第一、法輪功への警戒、支配、管理、厳格に法輪功修煉者を監視すること。第二、「転向」工作を強化し、これを法輪功への弾圧の前線と位置付ける。法輪功修煉者の中の「主要メンバー」に対して、あらゆる手段を使って「転向」させる。第三、法輪功に打撃を与え、懲罰する。法輪功の地下組織を脅迫する。第四、反邪教教育を強化し、反邪教への人民の識別能力を高める。
法輪功修煉者を監視する具体的な方法
「610弁公室」の仕事の主な任務は法輪功修煉者を厳格に監視すること。武陵政法委は一つの「三つの責任の手段」を採った。「これはこの地区に住む600人以上の法輪功修煉者たちを公安出張所、住民委員会（町内会）、及び親族の厳格な監視の下におくという手段」だという。さらに、この政法委は安全工作員に命令し、地元の警察は必ず毎日3回法輪功修煉者の自宅を監視せよと言っている。
より多く法輪功の「主要メンバー」を監視するために、公安当局は「監視組」を設立して、24時間の監視を続けている。江西省のある県の報告書では、「敏感な日」には監視員を派遣し、法輪功修煉者を24時間尾行させ、いつでも「610弁公室」へ報告するようにと書かれている。「610弁公室」は情報収集の範囲を拡大して「敵」の動きを把握するようにと書かれている。
全国の「610弁公室」は法律の外で、「再教育転化」機関（非正式の監禁所、刑務所）を作り、監禁期間終了後も当局が釈放したくない法輪功修煉者を引き続き監禁し迫害している。「教育転向」は事実上、「意識形態の再構築のプロセス」で、この過程では修煉者たちに対して、精神的、肉体的に圧力をかけて、ずっと法輪功への信仰を放棄させると言っている。2002年、湖南省の地方政府関係者と「610弁公室」は法輪功修煉者をターゲットにした「再教育転向班」を設立し、使った手段は単独に隔離して迫害することであった。2000年、プリツカー賞（The Pritzker Architecture Prize）（アメリカのホテルチェーンハイアットホテルアンドリゾーツのオーナーであるプリツカー一族が運営するハイアット財団から建築家に対して授与される賞）受賞者のジョンソン（Ian Johnson）さんは山東省のイ坊市転向班に関する報道で、「法輪功修煉者に対する虐殺はこのような非公式な刑務所で起きている」と記している。
中共政府筋の消息も「610弁公室」が法輪功への迫害を担っているという報道を多く出している。湖南省常徳市武陵区の政府関係者の話によると、2002年〜2006年の間に31件の法輪功に関する案件を解決したという。その中では33回の拘束、19回の労働改造判決、29回の刑事拘束と20回の逮捕、12回の秘密集会拠点を破壊したという。
雲南省昆明市関都区第9回人民代表大会に届けた報告では、2005年に26人の法輪功修煉者を拘束し、その中の11人を正式に逮捕して、6人を労働教養所に護送したと書かれている。
「610弁公室」はゲシュタポ組織である
中国で、政府に陳情して迫害されている被害者（いわゆる異議者）の弁護を担当してきた著名弁護士の高智晟氏が、事件当事者と相談し、調査したことがあり、「610弁公室」の法輪功修煉者への迫害の様々な手口を暴露している。高智晟氏は「610弁公室」はゲシュタポと似た組織であるという。「610弁公室」は世界ですべての文明国では想像もできないほどの権力を持っている。高氏はさらに指摘した。「『610弁公室』は人々の想像をはるかに超えるほどの恐ろしい暴力を強制すると同時に、『610弁公室』と警察は連行された女性に、驚くほどの性的虐待を強要している。2007年9月、高弁護士はネットで米国会への公開書簡を掲載したのち失踪している。今も中国本土のどこかで秘密裏に監禁されている。
（続く）
2008年12月21日
（中国語：http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/12/20/191928.html）
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