■日本明慧 http://jp.minghui.org/2008/12/21/mh230158.html 



法を実証する中で昇華する(上)(三)

文/中国大陸大法弟子

(明慧日本)

  四、内に向けて探し、根本的に旧勢力の按排を否定する

  釈放されてから、毎月職場の責任者や派出所の警官などは、いつも色々な口実をつけて訪れてきましたが、実は私を監視するためでした。最初は彼らに真相を伝えるいいチャンスだと思って、彼らが来るたびに、私は妻と真相を伝え、大法の素晴らしさや大法弟子は皆良い人である事を分からせようとしました。私が師父の写真を供えているのを見ても、彼らは何も言いませんでしたが、やはりどこかに問題があると私は思いました。

  数カ月後、法の学習を通して、私たちは悟りましたが、彼らが既に真相が分かった以上、もう訪れてきてはいけないのです。ただ形だけで来ているに過ぎませんが、それもやはり妨害なのです。内に向けて探してみると、それは迫害であり、衆生に罪を犯させ、旧勢力の按排を認めることになったことを、私たちが十分に認識しなかったからです。そこで、その後、彼らが来ると、「私たちが皆よい人と分かったと思いますが、本当に私たちのために考えるのであれば、名誉回復し、迫害者の責任を追及してくれるべきでしょう」と言いました。そうすると、彼らはたいへん困った顔をして、「実は我々も来たくないのですが、仕事を完成させるためにただ形でやっているにすぎません」と返事してくれました。「じゃ、訪ねるたびに名誉回復を要求されている、私ができないと返事したら、後はもうドアを開けてくれなかったのだと上司にこのように言えばいいじゃないですか」と彼らに言うと、後では本当に殆ど来なくなりました。たまに仕事の関係で来たとしても、ちょっとノックしてドア越しに聞くだけだったのです。このように、師父のご加護の下で、私の家は地元と周辺地区の同修が集まり、交流する場所となりました。

  ある時、周辺地区の何人かの同修が強制連行され、2万元もする設備や消耗品、真相資料も差し押さえられました。当地の協調責任者が我々の地区の協調責任者を通して、そのことを伝えてくれました。「迫害を認めてはいけない。ただ近頃仕事ばかりして、どこか迫害を認めたところがあるかもしれない。だから、心を落ち着けて法を学び、内に向かって探さなければならない」と私は妻に言いました。

  翌日、私たちは1日中法を学んでから、こんなことが分かるようになりました。つまり、口先では邪悪を認めてはいけないと言っているのに、考えの中にはやはり邪悪を認めている部分があるのです。同修が強制連行されたということを聞くと、真っ先に頭に浮かんでくるのは、つい2、3日前に私たちの家に来たし、差し押さえられたものの中に私たちのところから持ち帰ったものがある。同修がそのことを邪悪に教えたらどうしよう!!というもので、先ず自分の安否を考え、無意識的に邪悪の迫害を黙認しているのです。また旧勢力の按排を否定すると同時に、邪悪は同修を迫害する資格がない、邪悪を解体するという強大な正念を発しなかったのです。その法理が分かり、そして、もっと頻繁に正念を発するようにしたら、数日後にそれらの要素が解体されたように感じました。

  2カ月後、当地の協調責任者の同修が尋ねた時に、「強制連行された同修が耐えられずに、あなたたちのことを全部言ってしまったということを聞いてから、すぐに知らせてくれましたが、どういうわけか分からないが、何も起こらなかった」と教えてくれました。それは「卻(かえって)心悪き人自ら敗れる」(『洪吟』「哀(かなしむ)別(なかれ)」)と言うことであり、我々が内に向けて探し、それらを認めないようにすると、消滅してしまったのだと思いました。

  2005年の9月か10月ころ、私の省では邪悪が狂ったように大法弟子を迫害し、強制連行された同修の中では、特に協調責任者がとても多かったのです。ある日、ある同修が「それは十数日前に全省で法会を開いた時に、場所を提供する同修が耐えられずに、自分の知っていることを全部言ってしまった。あなたのことを言ったらしい」と教えてくれ、その後何人かの同修も同じことを教えてくれ、また今すぐ家を出て、避けたほうがいいと助言してくれました。旧勢力の按排を認めてはいけないと分かっていますが、同修達に何度も言われると、やはり心が動じて、自分にどこか漏れがあるのではないかと考えたり誰彼がスパイではないかと疑ったりしてしまいました。

  そのせいか、数日後、私の家は公安局や安全局に監視されるようになり、私が交流に出かけた間に、家の前後はパトカーに取り囲まれました。このことに対して、もしその時家にいたら、もう抜け出せなくなるだろうという同修もいれば、監視、包囲、ドアを突き破って押し入る、邪悪はいつもこんな手を使うのだという同修もいました。この言い方は法に則っていないと思っていましたが、自分に問題が起こった以上、先ず内に向けて探さなければいけないと思いました。

  それから、私は心を静めて多く法を学び、多く正念を発するようにしました。すると、色々な執着も見つかり、正念もますます強くなってきたと感じました。後で、私の家が監視されたため、多くの同修が恐れて、資料を作る設備を運び出していると聞くと、邪悪の本当の目的も更に分かるようになりました。そこで、全市の協調責任者を集めて、交流するようにと私は提案しました。しかし、みんなが集まったとき、1人の協調責任者から「あなたが責任を負うため、全体の安全を守るため、あなたは交流会に出ないほうがいいと言う同修がいます」と言われました。「あなたはどう思いますか」と私は聞き返すと、「自分で決めてください」とその同修が言いました。「じゃ、私は参加します」と私は答えました。

  交流会で、私は先ず自分が最近法の学習を通して悟った法理、内に向けて探すようにしてから見つけた執着について自分の感想を述べ、それから自分の家を監視することによって、法を実証し、衆生を救い済度する全体の環境を破壊しようとする邪悪の目的について自分の考えを述べました。その後、たくさんの同修も内に向けて探して、我々全体の認識が昇華しました。その後、我々は正念を発して邪悪を解体し、明慧ネットで邪悪を暴露し、またそのことを利用して、当地の民衆に真相を伝えました。そのため、よその空間の邪悪が取り除かれ、この世での表現としては、公安局や安全局が私の家宅に対する監視を取りやめ、家宅の周りにあるパトカーも少なくなりました。

  私は家に帰ると決めた時、それは理知的でないのではないか、自分を実証するためではないかとまた同修に注意されました。私は師父の説法の「他の空間の邪悪と正の力量とのバランスは既に崩れており、正の力量は既に天秤を最低点まで押しました。邪悪にとって、既に抵抗することができなくなりました」(『各地での講法二』『2002年米国フィラデルフィア法会での説法』)を思い出しました。私たちはこの法理を実証し、虚像に心が動じてはならない。全体の環境を第一に考え、旧勢力の按排を認めてはいけないと私は思いました。

  私が家に帰ったその夜、「本当に不思議ですが、昨日までは階下にパトカーが止まっていましたが、今日は1台も現れていない」と妻が言いました。このように、20数日間監視され、取り囲まれましたが、全体の正念の場の元で、この妨害は解体されました。

 (続く)

 (明慧ネット第五回中国大陸大法弟子修煉体験交流会原稿)

  2008年12月21日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/11/24/190320.html

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