日本明慧
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修煉に精進し 衆生を救い済度する(二)


文/河北省の大法弟子 新生

(明慧日本)

 三、真相を伝え、衆生を救い済度する

 師父の絶え間ない啓示があり、それに絶えず法を勉強し、煉功したため、心性はゆっくりと向上でき、少しずつ自分でも一部の邪な邪魔に対していかに対処すればよいか分かるようになりました。江氏集団が法輪功を迫害して間もないある日、私たちが法を勉強しているとき、突然家に警官の集団が飛び入ってきて至る所むやみに走り回り、その後帰りました。当時、家には大法書籍がいたるところに置かれていて、カバーもありませんでした。しかしその時、私たちに怖がる心はありませんでした。師父は「恐れる心がなくなれば、つまり、あなたに恐れを感じさせる要素も存在しなくなる、ということです」(『精進要旨二』「最後の執着を取り除こう」)と説かれています。

 ある日、外出して資料を配布したときのことです。資料を配布し終わり、村を出たばかりの際、幾人かが私たちを追いながら「彼女らを止めて!」と叫びました。私は「誰も私たちを邪魔することはできない、私たちは師父の按配された道を曲がる事無く歩む」と思いました。私たちに何も恐れる心はありませんでした。先方で畑仕事をしていた多くの人が頭を上げて私たちを見ていましたが、後ろでは叫ぶ人もいなくなりました。私が振り返ってみたら、彼らはまるでそこに固まっているようで、ちっとも動いていませんでした。彼らはまるでずっと黙々と私たちが村を出て行くのを見送っているようでした。こうして私たちはすべての資料を配布するまで、残りのいくつかの村を回りました。家に帰った後、足がきりきりと痛くなって、見てみたら、靴は血でびしょ濡れになっていました。資料を配布していた当時、もし足が痛み出して、耐えられなくなったら、数キロの路をどうやって歩いて帰れるでしょうか? そう思うと、非常に師父に感謝しました。こうして、数年間、私たちは互いに協力しながら真相を伝え、三退を勧め、資料を配布し、風雨の中でも関係なく師父について修煉の路を歩んできました。

 法を正す我々の修煉がスピードアップしていくに伴い、師父は私たちに三つのことをしっかり行うように要求されました。私に家庭資料点を作りたいという考えが浮かんできました。最初、夫は恐怖の心があって、それに同意しませんでした。私はひそかにコンピュータとプリンタを購入しました。結果、夫は何も言いませんでした。入力方法が分からず、マウスの使い方も知りませんでした。それから同修の助けの下で、少しずつ入力方法、CD-ROMのコピー、プリンタの使用方法などを学びました。子供も「ママはすごいね、これらは私も知らないのに、大法は無辺だね」と言ってくれました。夫もとても熱心になり、毎回小冊子を印刷すると、いつも彼が製本してくれました。当初、自分にあった恐れる心をいま振り返ってみると、確かに可笑しいのです。師父は私たちに「人心に動かされないように」と警告してくださいましたが、どうも肝心な時になると、それを悟れないようでした。

 最初、夫は私が煉功することを反対しませんでした。時々私たちの安全を心配していました。それから夫はスーパーに買い物に行く時、常人が大法の事を言っているのを聞くと、いつも彼らと弁論し、彼らに真相を伝えました。腹が立って仕方がない時は、真相スローガンを貼りにいきます。『九評』を家に置いて時間が少し長くなると、彼は「いつも家に置かないでください、それらが人を救えるようにさせないと。時間がなかったら、私があなたたちを手伝って配布します!」と言いました。彼が常に大法を実証することをやっていたので、師父は彼に悟らせました。それから彼は本を読むことが好きになり、毎日どんなに疲れても本を読み続けました。子供は「パパは私たちより精進しているよ」と言いました。新唐人テレビの字幕を見ると、夫は得意になって「これは師父が説かれた中のあの字です」といいました。子供は私が常日ごろから外出して資料を配布し、彼女に付き添って遊んであげる時間がないことに恨み言を言いました。夫は「ママが法を勉強してから、体が丈夫になり、家ではトラブルがなくなったよ。ママが行きたければ行かせてあげよう」と言いました。

 師父は私たちに「真相をはっきり伝え、世の人々を救い済度する」ように要求されました。周囲の多くの親族と友人が中共の嘘の宣伝に騙されて、常に私の前で大法がどうのこうのと、テレビで報道された不実な嘘を繰り返しているのをみて、私はいつも善意をもって、修煉してから自分自身に起きた変化を述べ、江氏邪悪集団の嘘を自らの経験で暴きました。多くの親族と友人が大法を信じるようになり、仮名で邪党組織から脱党しました。また一部の親族は深く中共に毒されていました。彼を反対側に押し出さないように、当時私は彼らと弁論し続けませんでした。後に私は繰り返して反省しました。自分は彼らに対し、他の衆生と同じ扱いをせず、内心の深いところで彼らは自分の親族であると思っていて、常に彼らはどうしてこうなのだろうと不満を訴えていた事を認識するようになりました。

 ある日、同級生の家で結婚式があり、私も招待されました。私は生まれつき、比較的清らかで、静かな性格で、いろんな活動に参加することが好きではなかったのですが、これは真相をはっきり伝え、世の人々を救い済度するよいチャンスだと思うと、自分の中でその場を衆生を救い済度する場所に変えました。資料を持って、ずっと正念を発していました。師父の慈悲なる加護の下で、効果はとても良かったのです。すぐ十数人に脱党させました。彼らはみな普段会うことができない友人でした。

 普段は同修と一緒に買い物に行き、互いに協力しながら真相を伝え、一人が正念を発し、もう一人が説得すると、とてもよい効果を修めました。場合によっては、真相をはっきり伝えるために、その人のところに行って、物を買います。私はわざとそちらに行って、野菜を買いました。とても自然に、彼に「三退」のことを聞いたことがあるかと聞きました。彼は「あなたはだれだれを知っていますか、彼は私たちの親戚です。われわれはとっくに脱退しました」といいました。このような事例は数え切れません。私たちは心の中で真相を知った世の人々のために喜びました。

 十年の正法期間を振り返って見ると、涙が再びこぼれます。悲惨な迫害を私たちは皆すでに克服し、険しい道のりを歩み終えました。法を正す最後の時期、私は常に師父の教えを思い出します。「修煉の中ですでに最も困難な状況から乗り越えてきましたが、最後の道をしっかり歩み、自分が歩んできた道を大切にすべきです!これは簡単なことではなく、皆さんは歩んできて、歴史上未曾有の魔難を乗り越えてきたのです。皆さんは必ず大切にすべきです。」(『二〇〇八年ニューヨーク法会での説法』)。だから、私たちは必ず正念をもって、正しい行動をし、時間を大切にして、より多くの衆生を救い済度し、先史の誓約をやり遂げ、師父について本当の家に帰らなければなりません。

 (完)

 2008年12月23日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/12/14/191536.html