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甘粛省:金吉林さんが7年の拘禁中、妻はがんで死亡

(明慧日本)2008年12月22日午前、甘粛省蘭州市ユ中県金家崖村の法輪功修煉者・金吉林さんの妻ががんで亡くなった。金さんの母親も病気で寝たきりになっており、幼い2人の子供は頼りにする人がいなくなり、ただ泣いてばかりで、その姿を見て、誰もが悲しんで涙を流した。

2000年9月、ユ中県の公安局は修煉者・金吉林さんの自宅を不法に家宅捜索し、路上で金さんを労働教養所に連行し、1年間にわたって迫害した。2002年5月にまた蘭州の警察に連行され、10年の刑を科せられ、多くの刑務所を転々として迫害された。金さんの父親も警察に追い詰められ、長年放浪している。

金さんが長期に拘禁されているため、妻は長い間自力で幼い2人の子供を育てていた。家庭の経済は厳しく、長年の過労で2008年11月末、妻は胸の激痛で倒れ、病院で「胃がん末期で、左頚部のリンパ腺に転移している」と診断された。経済状態が非常に厳しいので、治療もせず直接家に帰った。

妻が病気の間、家族は教養所に金さんを釈放するよう要求した。しかし、蘭州刑務所の警官は金さんの家へ「家庭訪問」するという口実で、妻が苦しんでいる様子をカメラで撮影し、それを金さんに見せ、「保証書」を書けば釈放すると言い、金さんに信仰を諦めるよう脅迫した。

妻が亡くなった後、息子は再び蘭州刑務所を訪ね、父が家に帰って、母の葬式を行うようにと懇願した。しかし、蘭州刑務所九隊の張海軍は刑務所を代表し、金さんが「服役中の態度が良くない」という言い訳で子供の切なる願いを拒絶した。父親からの面会の要求も許可しなかった。

金さんが2003年11月、大砂坪刑務所に連行され、着いた途端に「法輪大法は素晴らしい」と叫んだので、手錠、足かせを掛けられ、7日間拘禁された。拘禁室では手錠、足かせを掛けられたままで、食事の時、箸も貰えず、手で取るしかなく、布団も与えられず、着衣のまま床で寝るしかなかった、それでも信仰を諦めない金さんを見て、2004年3月、定西刑務所に転送し、迫害をし続けた。金さんは定西刑務所で「法輪大法は素晴らしい」と叫び、真相を伝え、そして残酷な迫害を受け、スタンガンで長時間、強打され、身体は傷だらけになり、ぼろぼろになった。

2005年12月、金さんは蘭州刑務所に移送され、迫害を受け続けた。2007年9月から2008年11月まで、刑務所は家族との面会を許可しなかった。

家庭を崩壊させるほど共産党に酷く迫害されている金吉林さんを救援するよう、各界の正義ある人々に呼びかけている。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)


2008年12月31日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/12/25/192235.html