日本明慧
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大法を堅信する心動かず、人心を正して肉親の情を除く


文/錦州大陸大法弟子

(明慧日本)2007年11月国慶節の前、息子の結婚式の前夜、息子は口ごもりながら「お父さん、お母さんに相談したい事があります。結婚式の日に、ある人(息子の嫁)の親戚や、友人、及び彼女の実家の人がたくさん来ますので、人に見られると良くないので、家の中にかけている師父の写真、法輪の写真と旧正月に玄関に貼っている大法の対聯を取り外して欲しい」と私達夫婦に言いました。

私たちはこの話を聞いて、「あなた達が出した条件や要求は、出来るだけ叶えてあげたいが、この要求だけは断固として承諾できない」とすぐに答えました。息子は私たちの態度が断固としているのを見て、どうすることもできず「私の要求ではありません。彼女の(息子の嫁)要求ですよ」と言った。私たちは「誰の要求であっても承諾することはできません」と答えた。息子は「少しの間だけはずすのもだめですか? めでたい日なので、彼女(息子の嫁)は短気なので、何か騒ぎ立てたらどうしょう・・」と、泣きながら言いました。そんな息子を見て、親心を動かされた妻も涙を流しました。

私は頭をあげて師父の写真を眺めながら、涙が落ちるのを我慢しました。正々堂々とした大法弟子であるならば、最も神聖な位置に師父を置くべきです。大法を第一にすべきです。ここ数年間、全国、全世界の大法弟子が尽くしてきたことは、みな世間で大法を実証するためです。そのとき自分がよく暗誦していた師父のある一段落の法を思い出しました。「親情に執着するは、必ずその為に累し、纏わり、魔がさし、其の情糸をつかんで一生を撹乱し、年歳過ぎて、悔やむとも晩し」(『精進要旨』「修煉者の忌」)。

これは私達夫婦2人が乗り越えなければならない関であって、更に師父と法を堅信する度合いの検証でもあるとわかりました。私は心の中で師父に言いました。「師父の慈悲な済度に感謝いたします」。師父! ご安心ください、弟子はきっと大法を第一にして、ちゃんとこの関を乗り越えます。それと同時に、大法弟子は法をきちんと守れた上で、ようやく家庭を守れるのだと深くわかりました。私は落ち着いて穏やかな態度で息子にこう言いました「あなたは彼女(息子の嫁)にこう言いなさい・・お父さん、お母さんは大法を修煉してすでに10数年になります。先生と法がなければ、この家はなかったと」・・私達はあなたに対する愛情、そして将来、彼女に対する愛情は常人がいう愛と異なっています。大法の師父の神聖な写真が私達の家に掛けてあることは、私たちにとって幸福と誇りであり、私達家族に対する最大の愛護でもあります。今後、あなた達も次第にわかります。数日前に、あなたのお母さんと一緒にガラスを拭いていたら、3千年に一度しか咲かない優曇婆羅花がうちの窓ガラスに整然と24輪も咲きました。これは仙界の花ですよ! その花が私達の家に咲いたのは、どれ程瑞祥な事でしょうか? これは神仏から賜った最大の恵みです。これは喜び事が重なったことではありませんか!」。息子はこの話を聞いて、もう何も言わなくなりました。彼も大法のすばらしさを十分に知っているからです。

結婚式当日、多くの親戚と友人、学友、同僚が訪れて来ました。彼らの中には村の書記、紀律検査委員の幹部、人民代表者、政府などの幹部もいれば、直接法輪功の迫害に参与した公安局、検察院の人もいました。彼らはみな家の中に掛けている師父の写真と法輪を仰ぎました。また彼らに、透き通った窓ガラスに綺麗に咲いた満開の24輪の優曇婆羅花を見せました。みんなは「不思議だ!!」と、言ってしきりに感心しました。みんなが嬉しくなりその場で三退した人もいました。また婚礼に参加した大法弟子もおり、穏やかな雰囲気と正念の場をもたらしました。真相を伝え、三退を勧める弟子もいれば、『回帰頌』を詠む弟子もいました、すべてが穏やかな雰囲気の中で進行していきました。

 婚礼は順調に終わり、息子と、息子の嫁は喜んでいました。


   2009年1月6日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/12/26/192292.html