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一着の切り傷だらけのセーター(写真)

(明慧日本)1999年7月20日から中国共産党が法輪功を迫害し始めた後、何千何万人という法輪功修煉者とその家族は赤い恐怖の中にいる。湖南省チン州市の法輪功修煉者・李梅芳さんはかつて数回公安局、国安局の警官に連行されて、刑務所に収監されたことがあり、彼女の家の財産は何回も奪い取られて、家の中は空っぽになった。

 2003年のある日、李梅芳さんは迫害を受けている同じ故郷の同修に会いに行った。この同修はチン州市共産党市委宿舎に住んでおり、李梅芳さんは路上で3人の幹部みたいな人に同修の住むビルを尋ねた。その中の1人は当時チン州市共産党市委書記・李大倫で、彼はすぐに一言「法輪功は×教だ、誰かさんをめちゃくちゃにすればおとなしくなるよ」と言った。

 このような真相を知らない人を見て、李梅芳さんは、「学校でたくさん学んだあなたに道を聞いたのに、なぜ法輪功の悪口を言うの? 法輪大法は正法です! 「真、善、忍」に従ってよい人になることがどうして間違いなの?」と言った。李大倫は恨みと恥ずかしさで怒りだし、自分を指さしながら大声で騒ぎ、「お前は私が誰だか知っているのか? ここで私に法輪功を語るとは・・」と言った。私は「あなたが誰であろうと、大法をいわれのない罪に落とすことはできない、貴方は真相を知るべきです」と、李梅芳さんは落ち着いて話し終えると、李大倫は去って行った。

 李大倫は烈火のごとく怒り、警備員を呼んで李梅芳を逮捕するよう命令した。警備員は李梅芳さんを探し当て親切に「おねえさん、市委書記・李大倫に法輪功の話をしたらいけないよ、すぐに離れて! 家で孫の面倒をみながらおとなしくしていてください、さもないとまたこんな目に遭うよ」。そして李梅芳さんを市委の外に送ったが、李大倫はそれでは気が済まずに、またリン州市「610弁公室」に調査させ処分することを指示し、李梅芳さんは更なる難を増やす結果となった。

 リン州市「610弁公室」は蘇仙区「610弁公室」の警官らと、国保大隊警官・廖愛清たちに李梅芳さんの家に行くように命令した。李梅芳さんはこの危機を逃れ、家を離れたが落ち着くところがなくなった。家の双子の娘は天涯孤独となり、面倒を見てくれる人もいない。

 学校に通っている長女は、一時的にある法輪功修煉者の家に身を寄せている。李梅芳さんを探し当てるために、邪悪な「610弁公室」と公安局の警官はいつも彼女を撹乱し、脅迫して、追跡した。

 2003年の末のある夜8時ごろ、李梅芳さんの娘が小さいリュックを背負い、電気がついていない道路を歩いている時、突然暗闇から4人の若い男が出で来て彼女を取り囲み、彼女が背負っているリュックに手を伸ばして奪おうとした。彼女はリュックを抱えながら大声で「助けて!!」と叫んだ。リュックを奪い取れなかったので、1人の男が包丁を出して彼女の両手に向かって切りつけようとした。

 これを聞いた全おばさんが、駆けつけてきて彼女を抱いて、自分の身体で包丁をさえぎりながら、大きな声で「まだ学校に通っているこどもに金があるわけがない!!」というと、4人の悪人は一言も言わずに、包丁を振りまわしながらリュックを奪い、すぐにその場から立ち去った。路上で見ていた数人の人達は恐れて声も出せなかった。

 60歳の全おばさんは30回ぐらい身体を切りつけられ、娘の背中と手はひどく刺されて、血だらけになった。全おばさんは落ち着いて不安にかられた彼女に言った「大丈夫よ、『法輪法はすばらしい』と念じ、師父のご加護を願ってください」。彼女がそれを言うとすぐに血が止まった。娘は病院に送られて、19針を縫った。

切り傷だらけのセーター

 とても不思議なことに、全おばさんは1カ所の軽い傷を除いては、けがはなかった。しかし着ていた服(コート、肌着、二着のセーター)は全部傷だらけだった。写真に写っているこの切り傷だらけのセーターは彼女が取って置いた「一番良い状態」の1着で、他の3着は捨てざるをえなかった。

 2日目に、全おばさんは現場に落とした鍵を探しにいった。みんなは彼女を見て「あなたはまだ生きていたの? 死んだと思っていたよ」と言って驚いた。善悪が報われることは天理なのだ。共産党に追随して大法弟子をひどく迫害する役人、それらの警官はもうすでに天の報いを受けた人もいる。たとえば原蘇仙区国保大隊・廖愛清は、2004年の末に肺がんで死んだ。市委書記・李大倫は2006年5月23日に逮捕されたあと、巨額のお金を横領した罪と、賄賂を受け取った罪で死刑を言い渡され、執行猶予2年、彼の妻は10年の刑罰を言い渡された。残りのまだ報いを受けてない迫害者は、早く目醒めましょう!! ただちに迫害を停止させ、共産党の組織から脱退し、明るい未来を選択してください。


  2009年1月10日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/12/26/192316.html