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嫉妬心を取り除く


文/黒竜江省の大法弟子・明真

(明慧日本)私は1999年4月から幸運にも大法と出会い、数カ月して、共産悪党の法輪大法への迫害が始まりました。自分の学法が不足しており、環境の変化及び自分の恐怖心が強かったため、物事に対して法理に従って考えられず、人心を持って対応し、その当時は修煉をやめて法を離れていました。

 妹がよそに住んで5、6年すぎ、2007年7月に1歳の子を連れてハルピンに戻りました。ある日、妹の夫の家族が私の家族を招待しました。その時に大法弟子である彼の義理の姉と会い、たくさんの大法資料を貰って、やっと私は8年間も読んだことのない師父の経文を読むことができました。師父の経文を読んでやっと、自分が修煉の道で遥かに劣っていると目覚めました。

 妹は家に2カ月いました。当時子供は14カ月で私は力を尽くして子供の世話をしました。その時は大法に戻ったばかりで、修煉状態が割に良くてたくさんのことに対して内に向かって探すことができ、他人のために考え法理に従って自分の言動を正し、滅多に疲れを感じることなく、家族全員が私に対して文句を言いませんでした。そして、母、妹夫婦に三退を勧めて、脱党させました。

 今年9月、妹は再び2歳になった子供を連れて帰りました。私は今まで母と一緒に生活しておりお互い協力し合っていました。私は家事を積極的にして生活費もできるだけ多く出しました。母は私に満足していますが、今回妹が帰ってきて家族の中で事を起こしました。妹が帰ってくる前に私は、以前のように彼らの世話をしてあげようと決心しましたが、実際は想像通りに進みませんでした。

 妹は帰ってきたばかりで、私がしたことに対して文句を言い始め、時には悪口を口にすることもありました。子供が時々私のベッドの上で遅くまで遊び、私と夫は寝ることができませんでした。私はさんざん我慢して、表面上では彼女と口論しませんでした。ある日、妹は意外にも子どもをここに預けて自分1人で上海へ帰ると言い出しました。私にも中学生の子供がいて、毎日この子の世話だけでもたくさんの時間と手がかかります。母は承諾しましたが、私はすぐに耐えられなくなりました。母は体が弱くて、すべての家事を私1人でほとんどしているので、子供を預かれば私が世話をしなければならず、家事と、2歳のこどもと自分の中学校の息子の世話、自分の仕事、学法、煉功などもろもろの時間がかかります。私は直ちに拒絶しました。しかし、母は怒鳴って気が狂ったように私を罵りました。最も私が耐えられなかったことは、母が我が家の3人こそ負担になっていると言いました。私はとても悲しくて、それなら我々が出て借家で生活し、迷惑をかけないようにすると答えました。母は意外にも強硬して出させないと言いました。毎日母は、家事をしない妹の味方をして、私に対して冷たく、「妹が帰ってきたのは休養するためなので何もしない方が正しい」と言うのです。 

 その時、私は悲しみに暮れ、どこに問題があるか分かりませんでした。数日間私は力が抜けて、我慢しながらも家事をして、妹の世話をしていました。その後、一緒に修煉する同修にこのことを話しました。彼女は『精進要旨』の「境界」を読んでくれました。「悪い人は嫉妬心の行き着く末に、自分のため、怒りのために、自分のことを不公平だと言います。 善なる人は慈悲心が常にあって、憎むことなく、恨むことなく、苦をもって楽とするのです。 覚者は執着心がまったくなく、幻のために迷っている世人を静かに観ています」。そして、すべてが偶然ではないので、きっと自分にも気がつかない執着心があると話しました。

 家に帰ってから私は冷静に分析しました。自分は幼いころから強がりで、気に入らない人に対して、特に弱い立場の人に対して同情はするものの軽蔑もしていました。妹は小さいときから身体が弱くて、33歳になってやっと子供を産むことができ、子供の世話をするのも精一杯で無理をしています。私は体力、気力ともに優れて闘争心が強く、能力のない人が気に入らないのです。自分の観念で周りの事を判断し、利益に対して口にはしないものの心に不満があるのです。これで、修煉者の境界になりますか? ずばり言うとこれは嫉妬心が原因で、それは山のように私の空間場に立っており私の修煉を阻止しています。この世に来た衆生はみな大法のために来たので、幾千年を経て大法が伝わる今日を迎え、彼らをどうあっても私は軽蔑すべきではありません。私は大法が造られたこれらの生命を大事にしなければならないと思いました。

 私は『転法輪』の『嫉妬心」の部分を暗記しました。師父は「嫉妬心という問題はかなり重大です。なぜならそれは、皆さんが修煉して圓満成就できるかどうかという問題に直接かかわってくるからです。嫉妬心を無くさなければ、人の修煉した一切の心が脆弱(ぜいじゃく)なものになります」と言われました。この心を探し出したので、私は絶えず正念を発してそれを取り除こうとしました。同時に、自分の言動を修煉者のようにしなければならないと自分に注意し、絶えず自分の心を広くするようにしました。 

 それから、母と妹親子の世話をする時に怨恨の心がなくなり、家の雰囲気も大分改善し、みな穏やかに生活するようになりました。私に嫉妬心を取り除く機会を与え、私に修煉の道で大幅な進歩ができたことを師父に深く感謝いたします。同修が私に会って、私の雰囲気がとてもよくなって性格も以前の明るさに回復したと言ってくれました。この間、私は子供に『洪吟』中の詩を二つ覚えさせ、妹に真相をたくさん教えました。妹の子供は時々「法輪大法はすばらしい」、「真・善・忍はすばらしい」、「叔母さんが発正念をしているよ」などと言います。2カ月後、妹の気が変わり、子供を連れて上海へ帰りました。

 以上、妥当ではないところはご指摘ください。

 2009年1月21日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/12/28/192442.html