家庭の魔難から逃れる(一) 文/遼寧省の大法弟子 芸縁
(明慧日本)修煉するまで私は虚栄心がとても強い人間で、世の中の素晴らしい生活に憧れ、幸せな家庭を求め望んでいました。しかし運命はどうしても希望通りに運ばないものです。夫は気が荒い人間で、私に対して話をするのも刺々しく冷酷で、2人は生まれつきの相克のようで、一緒にいるといつもどこかが間違っているようで、とにかく私たちが話をすると、私は気分が悪くなり、心の中は抑圧的な気分になりました。そのため、私たちの家庭生活はいつも黒い雲で覆われていました。その時いつも離婚しようと考えましたが、子供は小さいし、職場を離れている私は、このような言い争う中で過ごすしかありませんでした。
1995年喜びのうちに法を得て、一気に『轉法輪』を読み終えると、人生観がすっかり変わり、しかも姑まで修煉の道に導きました。その時から心身共に健康であることを初めて味わい、重苦しい気持ちから解放されて、夫の性格に対してもいくらか我慢することができました。それからの修煉は、家庭による魔難が次々にやって来ました。彼はかつて私の学法グループの家にまで来て、私を殴り、本を燃やして師父の肖像を引き裂いたことがあります。法を得て修煉していてたいへん物事をわきまえている7才の息子まで脅されてついに煉功する勇気がありませんでした。
「4・25」の時、食事中に彼は突然私に、「他の人はすべて北京に行っているのに、どうしてお前は行かないのか?」と聞くので、私は、私が知らないからと答えると、彼は大いに怒って、生野菜にソースをつけてぱっと私の顔に飛ばして、「お前は自分がまた北京に行って騒動を起こしたいのだろう?」と怒鳴りつけました。その時私の顔と服はソースだらけで、子供はこの情景を見て大声で泣き出し、私はお父さんはふざけているのだと慰めましたが、しかし自分もすでに涙があふれて、食事も最後まで摂れませんでした。
「7・20」から、大法弟子は至る所ですべて監視され、みんなが環境の恐怖と邪悪を感じ始めました。ある日の夜、母はどこに行って、どうして夜になっても点灯しないのかという派出所からの電話があり(母も修煉者)、私は、母は1人で点灯しないかもしれないし、隣近所へ世間話に行っているかも知れないと答えました。派出所の人はまた情勢が緊迫な話をしました。夫がそれを耳にして、私に、「お前が修煉し続ければ上に報告するぞ」と脅しましたが、私は彼を相手にしませんでした。夜ベッドに横たわっていた時、彼はまた言いがかりをつけ、「お前が今使っているもの、食べているものはすべて私のものだ。これからは1銭も出さない」と言い、私は、「それでもあなたはまだ私の夫ですか? 私を妻にしているのですか? 私は家庭の観念があまりに強くて、ちっともあなたの背後の邪悪要素をはっきりと見分けることができず、毎日黙々として耐えて来ました」と言い返したところ、彼は私に手を出しました。
私たちは殴り合いを始め、寝付いていた子供は私たちの喧嘩に驚いて目を覚まし、泣きながら私たちにやめるように求めました。子供がこんな小さい年で私たち2人のためにこのような苦痛に耐えなければならない様子を見ると、もう我慢できなくなって、つい号泣のあまりに声が出なくなりました。私はどうしてこのような運命に出遭い、どうして修煉の道で彼に出会ったのかと嘆き、このような日々を私たちの生活の中で何回も繰り返しました。その時から、私は心から彼を恨みました。恨む心、恐れる心、彼を煩わしく思う心、内心から彼を軽蔑して、これらの心を今まで持ち続けました。その前の数年間ずっとこのように苦しみの中で修煉してきて、彼に真相を伝えること、功を煉ること、法を学ぶことの勇気もありませんでした。
2001年天安門偽焼身自殺事件が放送されてから、私と姑は全家族から更に大きな圧力を受け、正月や祝祭日等集まる時、いつも全家族の攻撃の的になりました。するとその時私は慈悲心もなければ善念もなく、恨む心と闘争心を持って彼らに、「いかなる人も私に干渉することはできません。天が崩れても最後まで修煉し続けます!」と言い放ってその場を去りました。今思ってみると、表面上で意志が確固としているように見えますが、実際上少しも理智的ではありませんでした。その時自分に向けて探すことをせず、ひたすら他の人を責めました。つい少し前にも、私たちはまた何かの原因で対立が起きてしまい、私は今回ようやく鎮まってから、どうしていつもこのように彼を動かしているのか、彼の言い出す話はいつも私の心をえぐって骨身にこたえさせ、無明の恨みを生むのかをしっかりと考えた時、私は自分の状態があまりよくないことに気付きました。
(続く)
2009年2月11日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/2/9/194954.html)
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