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嫉妬心について


文/聊城大法弟子

(明慧日本)『嫉妬心を取り除く』と言う小冊子(2002年から2007年までに同修達が明慧ネットで発表した25篇の文章を収録)を読みました。皆良く書いておりとても感動し、啓発されました。

  『転法輪』の「嫉妬心」をもう何百回も読みましたが、ただ読んだだけで、心には入りませんでした。自分にはあまり嫉妬心はないと思い、気にしていませんでした。嫉妬心についての認識に誤った所がありました。私より強い人、地位の高い人に対して、不公平だと思う心が嫉妬心ですが、自分よりレベルの下の人に対して、そんなことはないと思っていました。同修は『また嫉妬心を取り除くことについて話す』と言う文章の中で、「嫉妬心は多方面で表われます。他の人が自分より強いのを見て、不公平だと表現するだけでなく、私達は普段表われた全ての悪い念は皆嫉妬心から来たのです」と書きました。

  最近改めて『転法輪』の「嫉妬心」を学び、そして同修の文章を読んでから、やっと、私の嫉妬心は妻(同修)との間に強く表れたことに気付きました。以前矛盾があったのは嫉妬心のせいだと気付きませんでした。自分より強い人に不公平に思うのが嫉妬心だと思っていました。妻は私より良いところはないので、嫉妬するはずはないと思っていました。妻は仕事をしていないし、農村の女性で、教養はないし、経済的には私に頼っているし、ぐずぐずしています。その一方、私は技術的に優れ、仕事熱心で、省でも部内でも有名です。私達は生活の中でいつも、矛盾がありました。酷く怒って、離婚しようと思ったことが何度もあります。今はそれが嫉妬心だと分かりました。喧嘩をすると、怒らずにはいられなくなって、自分の方に理があり、妻は何も分からないと思って、内に向けて探しませんでした。自分は正しいから、何も探すものはないと思っていました。煉功においても、家庭生活においても、色々気に食わないことがたくさんありました。

  例えば、煉功する時、妻は幾つかの動作が正しくないのに、私の正しい動作を直そうとし、2人は酷く口論しました。そこで、私は師父の功を教えるビデオを流しましたが、彼女はやはり聞かないで、自分の思う通りにしました。そして、誰が教えてくれたの、と強い口調で言いました。私は怒りながら、「彼らは誰に教わったの? 何で師父が教えられたのを見たり、聞いたりしないの? 誰を信じているの? もういい、あなたはあなたで、私は私、他の誰の話も聞かない」と言いました。すると妻は、同修に私は心性が低い、足を組むのはだめ、誰の話も聞かないと私の悪口を言いました。私は「私は他の気功を何年もしたし、体操も何年もした。渡った橋はあなたの歩いた道よりも多い。何を習っても、あなたより速い」と言いました。彼女が正しことを言っても、聞かなくなり、反感が起きました。

  家庭生活に於いてそそっかしい妻は、いつも、理屈の通らない言い訳をします。夜、ちょっといつもより早く電気を付けたら、浪費だと愚痴を言います。本当に何も良いところはないのです。それで、私はいつも怒っていました。そのとき、急に自分が若い時にいつも怒りっぽくて、訳もなく怒って、2日間ぐらい経ってから落ち着くようになったことを思い出しました。師父が嫉妬心の根源を教えてくださいました。「中国人はなぜ嫉妬心がそんなに強いのでしょうか? それには根源があります。中国人は昔、儒教の影響を深く受けていました。そのため性格はわりあい内向的で、」私はそう言うタイプです。妻は性格が外向的です。素直で、正直な人で、どんなことも気にしないタイプです。

  ただ妻の欠点ばかり見ていて、彼女の長所、美点を無視しました。妻はほとんど学校に通ったことはありません。字もあまり知りません。でも今は流暢に『転法輪』 が読めるようになったし、毎日十数回も正念を発するし、三退をたくさんさせたし、親戚の所を回って真相資料を配るし、長距離バスに乗って出かけ真相を伝えるし、三つのことを良くやっています。妻は50、60年代に飢えた経験があるので、生活はとても質素で、ちっとも浪費しません。私がお金を使うといつも愚痴をこぼしますが、人を助けるためなら、何の躊躇もなく、お金を出すのです。どうして美点を見ないで、欠点ばかり見たのでしょう。怒れば、酷く相手を罵り「無知! 何も分からない」など、いつも口に出しました。師父は『精進要旨』の「境界」の中で、「悪い人は嫉妬心の行き着く末に、自分のため、怒りのために、自分のことを不公平だと言います」とおっしゃいました。嫉妬して悪人になるのは大変なことです。

  夫婦共に修煉する同修は少なくないかもしれません。身内ですから、口調と話しかたに気を付けないので、相手の欠点を指摘する時は、受け入れにくいのです。もし他の同修が指摘するなら、そんなことはありません。それは「情」のせいです。これから、本当に気を付けなければなりません。他人より優れていると思い、他人の欠点ばかりを見て、欠点ばかりを口にするのを止めたほうがいいのです。

  この文章を書いている時に、妻は「あなたに書く資格があるのですか? 心性は高くないし、精進しないし、他の人は法を良く学ぶから体験を書いたのです」と言いました。私にも、自分が他人ほど良くないことは分かっています。嫉妬心はまだ完全に取り除かれていません。しかし今はその重要性を認識できました。認識がなければ、取り除くこともできません。師父は私達に沢山の人心を取り除くようにおっしゃった上、特に嫉妬心を強調なさいました。だから私達は本当に重視しなければならないのです。

  2009年2月17日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/2/14/195322.html